6月16日に大阪国際会議場で、第4回日本ベジタリアンアワード授賞式、FESTA2019、そして懇親会が行われました。
12時から第1回日本ベジタリアンアワード大賞受賞者の鶴田静先生の「文化としてのべジタリアニズム」の講演があり、約50名が参加され、講演後の質疑応答では、多くの方が熱心に質問をされていました。
鶴田先生は、ロンドン在住の1976年にベジタリアンになり、菜食文化研究家としてベジタリアニズムに関するさまざまな書籍を執筆・翻訳されておられます。
講演は、動物に対して、人に対して、環境に対して、ベジタリアンが問題視している世界の問題を解説しながら、ベジタリアンとしてどのように向き合って行くのかという事を問いかけるような内容でした。古代から現代に至るまでの、べジタリアンの紹介や、ヒッピーやカウンターカルチャーと言われる、近代的なベジタリアンのムーブメントの解説を通して、世界平和の実現に向かっていく事の重要性をお話しされており、とても勉強になりました。
15時から挙行された「日本べジタリンアワード授賞式」には、全国から120名を超える方々が集い、五大紙の編集者や雑誌社の方なども出席されました。授賞式は、高井明徳委員の司会により進められ、牛島正人様のオリジナル曲「グローリー」の熱唱で開会、垣本充委員長の挨拶、そして、優雅な生演奏をバックに岩田望希実行委員による穏やかな受賞者紹介があり、落合恵子様に大賞を、大阪府立大学名誉教授の阿部一博様に農学賞、エドワード・レビンソン様にフォトグラファー賞など、大賞を含め11件の賞が授与されました。
受賞者の皆様には、スピーチの時間があり、皆様とても力の入ったスピーチをされ、さまざまな分野でのベジタリアンの活動に、とても尽力されてこられた事が伝わってきました。
受賞者様は次の通りです。おめでとうございます。
大賞:落合恵子様、農学賞:阿部一博様、ナチュラル・ハイジーン賞:松田麻美子様、料理家賞:いけやれいこ様、ジャーナリスト賞:加藤裕子様、フォトグラファー賞:エドワード・レビンソン様、動物愛護賞:小口恭子様、地域活動賞:織戸啓様、オーベルジュ賞:ラ プティ トゥ ポルト様、企業賞:未来食ショップつぶつぶ 鳥越路代様、企業賞:(株)サン・クロレラ様。
17時からは懇親会が行われ、88名が参加されました。例年通り、リーガロイヤルシェフによる、すべてヴィーガン仕様のビュッフェ料理が並びました。
垣本委員長の挨拶にはじまり、懇親会に多大なるご支援を頂いている、不二製油グループ本社㈱のPBFS事業部門 大豆・機能性素材グループ シニアマネージャー 芦田茂様からの乾杯の挨拶がありました。
懇親会の途中で、日本ベジタリアンアワードにもノミネートされ、授賞式でも曲を披露されたべジタリアートミュージックのパフォーマンスがあり、懇親会に参加された方々は、食事や交流を行いながら、パフォーマンスを楽しんでおられました。
全国からベジタリアンが一斉に集い、多様な分野で活躍されている方々と交流ができて感激しました。
本当に素晴らしい一日となりました。
おわりに、遠路大阪にお越し下さった全国のベジタリアンの皆様、ボラティアで日本ベジタリアンアワードを支えて頂いた実行委員の方々に、心よりお礼申し上げます。
(報告:日本ベジタリアンアワード委員会事務局長 橋本晃一)
NPO法人日本ベジタリアン協会
ホームページ:http://www.jpvs.org/