ふれあいベジ食堂 大阪西成区ココルームのご報告

2023年04月22日 | 関連イベント

4月22日に、大阪市西成区のココルーム様で、2か月に一度の大阪でのふれあいベジ食堂が行われました。

協会と、ミートフリーマンデーオールジャパンの共催イベントとして定着してきており、今回は、おかげさまで終了予定の1時間前に75食が完売となりました。

今回のメニューは、ソイチキンのヴィーガンカレーで、クロレラマヨサラダとポテトスープ付きでした。

春になって温かくなっているというのもあり、イートインでココルームの庭で食べられる方々も大変多くなり、とても賑わっていました。

テイクアウトの方もとても多く、道行く人たちに声をかけながら興味を持ってもらい、「とても安い」、「美味しい」など地域の方々からお声を頂くことも多く、やりがいを感じています。

当日ボランティア参加されているスタッフと、場所を提供してくださっているココルームの代表含め、スタッフの方々との交流も深まってきていると感じます。

このような地域貢献のイベントを通じて、多くの方々に、ベジタリアンやヴィーガンなどについてや、それらのメリットなどについても知って頂けるということが、何よりの励みになると思います。

このようなイベントを開催できるのも、ココルームをはじめ、ボランティアの皆様や、ご協賛いただいております企業様含め、共催のミートフリーマンデーオールジャパン、そして、当日お越し下さっている皆様のおがげと感謝申し上げます。

【 食材支援】

サンクロレラジャパン様

あみ印食品工業様

【MFMAJ特別協賛企業】

(株)ニッコクトラスト様

グリーンカルチャー(株)様

クロレラ工業(株)様

サン・クロレラジャパン(株)様

東京ファインフーズ(株)様

(株)染野屋様

あみ印食品工業(株)様

(株)金のいぶき様

(株)テイスタブル様

 

報告:橋本晃一

認定NPO法人日本ベジタリアン協会:https://www.jpvs.org/

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ふれあいベジ食堂 大阪西成区ココルームのご報告

2023年02月23日 | 関連イベント

 

2月23日祝日の日に、大阪市西成区のココルーム様で、2か月に一度の大阪でのふれあいベジ食堂が行われました。

協会と、ミートフリーマンデーオールジャパンの共催イベントとして、毎回メニューを変えたりしながら、今では、ココルームのスタッフの皆様をはじめ、そこに来られる地域に方々にも定着し、愛される活動になっています。

 

そして、それによって、ベジタリアンやヴィーガンについて知って頂けたり、興味を持って頂けたり、また、「菜食でもこんなに美味しいんだ」という発見をされている方もいらっしゃることが、とてもうれしく思います。

 

今回は、普段より少し短い時間でしたが、45食が完売し、盛況でした。

 

今回のメニューは、ソイチキンのヴィーガンカレーで、クロレラマヨサラダとポテトスープ付きでした。

いつも来られる方々や、スタッフの方々もヴィーガン食を楽しみにされており、イートインはいつもどおりあまりおりませんでしたが、道行く人たちに販売している弁当がよく売れました。

 

ソイチキンカレーは絶品で、食べられた方々はとても喜んでおり、おかわりをされている方もいらっしゃいました。

 

ご協賛頂いているのは、 サンクロレラ・ジャパン株式会社様、株式会社ニッコクトラスト様、あみ印食品工業様です。

 

このようなイベントを開催できるのも、ご協賛いただいております企業様含め、共催のミートフリーマンデーオールジャパン、そして、当日ご参加下さっている皆様のおがげです。

感謝申し上げます。

 

報告:橋本晃一

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大阪講演会 第22回日本ベジタリアン学会大会の報告

2022年11月20日 | 講演会

11月20日に、大阪府社会福祉会館で、日本ベジタリアン学会と協会共催の大阪講演会が行われました。

講演会の前には、第22回日本ベジタリアン学会大会が行われ、以下の7題の研究発表があり、多様な研究テーマで内容も深く、

今回は、オンライン参加の方が多く、会場にも熱心に研究をされている方や研究発表に聴き入る方が来られ、とても有意義な議論や情報交換ができたと思います。

また、全体のプログラム終了後に、優れた研究発表を行われた研究者ならびに、1つのテーマで高度な研究を継続的に発表されている研究者に贈られる「学会プレゼンテーション賞」が、永井恵さんといけやれいこさんに授与されました。おめでとうございます。

 

【第22回日本ベジタリアン学会大会 研究発表】

  1. 各種茶及び洗口剤の口腔細菌に対する殺菌・抗菌効果

高井 明徳(大阪信愛学院短期大学)

 

  1. 遠隔指導が可能なマイクロスケール実験‐色の異なる野菜の廃棄部位からのデンプンの抽出

佐藤 陽子 1, 2、太田 尚孝 2 (1 鎌倉女子大学教育学部、2 東京理科大学大学院理学研究科)

 

  1. 人と動物の福祉の共通点についてーベジタリアン・ヴィーガンを通じてー

橋本 晃一(大阪市立大学大学院 生活科学研究科 博士後期課程)

 

  1. ローヴィーガンの歴史と理念―実践記録を中心として―

いけや れいこ(認定NPO法人日本ベジタリアン協会)

 

  1. ベジタリアンが慢性腎臓病に与える影響

永井 恵(筑波大学附属病院日立社会連携教育研究センター)

 

  1. 植物由来のビタミン B12 供給源 ~のり~ 論争の現状

仲本桂子(東京衛生アドベンチスト病院)

 

  1. 外来患者に認められたビタミン B12 不足について

宮城智央(沖縄第一病院)

 

 

15時30分からは、協会共催の大阪講演会が行われ、講演に先立ち、協会の垣本充代表よりご挨拶があり、福永 健治先生の「ベジタリアンの脂質およびタンパク質栄養」の講演が始まりました。

 

福永先生は、水産学研究科博士で、栄養化学(脂質代謝、タンパク質の生体調節機能)、水産化学(脂質化学)がご専門で、現在は、関西大学 化学生命工学部 生命生物工学科 食品化学研究室の教授でいらっしゃいます。

講演では、ベジタリアンの食事は、タンパク質、鉄、亜鉛、カルシウム、ビタミン B12、ビタミン D、n-3系高度不飽和脂肪酸 など、いくつかの必須栄養素が不足していると指摘されることがあるが、食事を適切に計画すれば、幼児・子供、成人、妊娠・授乳中の女性、高齢者、運動選手など、あらゆる年代や生活スタイルに適応可能であることが解説されました。

また、ベジタリアン食は、飽和脂肪酸やコレステロール含量が少なく、食物繊維、カリウム、マグネシウム、葉酸、カロテノイド、ポリフェノールなどを多く摂取可能で、ベジタリアンは非ベジタリアンに比べ、様々な生活習慣病罹患率が低いことなども解説され、適切なベジタリアン食、ヴィーガン食は、私たちの健康にとって、とても有益であるという、心強いメッセージがありました。

ただし、食品の栄養含有量などの比較などから、ベジタリアン、ヴィーガンに不足しがちな栄養素については、しっかりとした知識を持って、気を付けておくべきであるということも解説されていました。

今回も、会場とオンラインのハイブリッド開催でしたが、普段参加できない方などもご参加頂けて、多様な学術的研究テーマについて、意見や議論を交わすことができました。

これも、常日頃より熱心に研究に励んでおられる、日本ベジタリアン学会、また、熱心に活動をされている日本ベジタリアン協会の方々や、その関係者様のご協力あっての事です。

深く感謝するとともに、今回の進行の反省点等を次回開催時に活かしていきたいと思っております。

 

【報告:橋本晃一】

認定NPO法人日本ベジタリアン協会:https://www.jpvs.org/

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8月28日 MFMAJ共催 岐阜ふれあいベジ食堂(古民家えんがわ)

2022年08月28日 | 関連イベント

8月28日の日曜日に、MFMAJ共催で、岐阜県では初となる、ふれあいベジ食堂が、古民家えんがわで行われました。

古民家えんがわは、各務原市にある「みんなで子育てを楽しもう」をモットーに、シングルマザー等を支援されています。

この日は、食に関心のある方々が、親子で賑わい、55食が完売となり、盛況でした。

そして、釜と薪で親子でご飯を炊いたり、子供たちがプールではしゃいだりする平和で楽しい光景が見られました。

 

今回のメニューは、夏野菜ヴィーガン&グルテンフリーカレー、クロレラコールスロー、ジャガイモのスープでした

食材支援は、あみ印食品工業様から、ヴィーガン&グルテンフリーカレールー5kg、野菜ブイヨン10包、サンクロレラジャパン様から、クロレラパウダー5包、ニッコクトラスト様から、大豆ミート1kg、そして、Ve庵様からは、お土産用のヴィーガン&グルテンフリークッキー50袋をご提供頂きました。感謝申し上げます。

そして、サンクロレラジャパン様からは、和田さんが、現地にお越し下さり、調理等を手伝って下さいました。

お越し下さった方の中には、植物性の食事にご興味があるかたもいらっしゃったり、また、オーガニックなどの食材にご興味がある方もおられ、今回は、植物性の食事を食べて頂ける、良い機会だったと思います。

 

MFMAJ特別協賛企業様は、以下の企業様です。

このような活動ができているのも、多くの食材や人的支援があってのことですので、感謝致しております。

(株)ニッコクトラスト様、グリーンカルチャー(株)様、サン・クロレラジャパン(株)様、クロレラ工業(株)様、東京ファインフーズ(株)様、(株)染野屋様、あみ印食品工業(株)様、(株)金のいぶき様。

(執筆:橋本晃一)

認定NPO法人日本ベジタリアン協会:https://www.jpvs.org/

 

 

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MFMAJ共催 ふれあいベジ食堂(大阪市西成区:ココルーム)の報告

2022年02月28日 | 関連イベント

2月27日(日)に、大阪市西成区にあります、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)で、ミートフリーマンデーオールジャパン(MFMAJ)との共催で、ふれあいベジ食堂を開催しました。

ふれあいベジ食堂は、2018年2月に東京都新宿区ではじまり、お子さんから高齢者まで、だれでも気軽に利用でき、地域の方々と世代や国籍を超えて支援できる憩いの場を目指し、スタートしました。大阪は、昨年10月に始まり、今回で3回目を迎えました。

ヴィーガン料理として、前回、前々回と、カレー、サラダ、スープを提供しましたが、今回は、唐揚げ、サラダ、スープでした。

前回も、こども支援をされている団体様がお越し下さいましたが、今回も、こども支援の施設から、予約が入り、地域に定着しつつあることが感じられました。

この日は、11時から15時30分までの間に、142食を提供し、完売となりましたが、テイクアウトがメインで、商店街の道行く人たちへの声掛けが、たくさんの販売につながりました。

そして、多くの方々に喜んで頂けましたこと、ありがたく思っております。

今回も、調理や洗い物、声掛けや食事運びなど、皆で役割を分担し、スムーズに運営することができました。

また、ココルームのスタッフの方々も、とても温かく、色々なところでご協力いただくことができました。

ふれあいベジ食堂は、東京と大阪で、2か月に1度のペースで開催しておりますが、今後も継続し、支援を行っていくとともに、幣協会も社会問題の改善により一層取り組んで参りたいと思っております。

ふれあいベジ食堂を開催するにあたり、お貸しくださっている、ココルーム様をはじめ、場所を食材提供や人員等のご協力を頂きました、サン・クロレラ株式会社様、株式会社ニッコクトラスト様、あみ印食品工業株式会社様ならびに、ミートフリーマンデーオールジャパンの方々に、深く感謝申し上げます。

(報告:橋本晃一)

認定NPO法人日本ベジタリアン協会 http://www.jpvs.org/

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11月21日 協会共催 特別講演 第21回日本ベジタリアン学会大会の

2021年11月21日 | 講演会

 

第21回日本ベジタリアン学会大会と、日本ベジタリアン協会共催の土田満先生の特別講演が、11月21日にNLC新大阪ビルで行われ、懇親会が、イマココキッチン メリーモモで行われました。

会場とオンラインのハイブリッド開催という事でしたが、皆様のおかげでスムーズに進めることができ、また、会場やオンライン参加者様からたくさんの質問があり、活発な議論ができたこと、感謝致します。

 

第21回日本ベジタリアン学会大会は、大会長の土田満先生の挨拶にはじまり、一般講演は、5題の研究発表がありました。題目と発表者様は以下の通りです。

 

  1. 不適切なベジタリアン食が原因と考えられる非常にまれながら生じる2016年から2021年に日本にて発表された症例報告に関する検討
    宮城智央 (琉球大学、沖縄第一病院)
  2. 未来食「食といのちのバランスシート」に基づく献立の栄養充足について
    郷田 優気1・服部 尚子1・大谷 ゆみこ2・伊藤信子2・垣本 充3 

1(株)フウ未来生活研究所/つぶつぶ料理教室・2(一社)ジャパンズビーガンつぶつぶ・3三育学院大学)

  1. 遠隔での実施が可能なマイクロスケール実験―指示薬の学習題材としての熱源不要型ブラックゴジベリージュースー作り―
    佐藤 陽子1, 2、太田 尚孝2

1鎌倉女子大学教育学部、2東京理科大学大学院理学研究科)

  1. 信仰と食に関する考察
    松原広幸(認定NPO法人日本ベジタリアン協会)

 

  1. 菜食と幸福の科学的研究ー英国ヴィーガン協会などの研究の見解についてー
    橋本晃一(大阪市立大学大学院生活科学研究科・博士後期課程、認定NPO法人日本ベジタリアン協会)

 

ヴィーガンの栄養学や、ビタミンB12の充足に関する研究、科学学習によるジュースづくり、そして、信仰とベジタリアン、ヴィーガンと幸福についての研究発表があり、内容や分野は多岐にわたりました。

 

 優れた研究発表を行われた研究者ならびに、1つのテーマで高度な研究を継続的に発表されている研究者に贈られる「学会プレゼンテーション賞」は、「信仰と食に関する研究」の松原広幸さん、VB12を充足する未来食「食といのちのバランスシート」の郷田優気さん、服部尚子さんに授与されました。

 一般講演終了後、特別講演では、土田満先生の「ベジタリアンの栄養学-最近の動向について-」の講演がありました。

 土田先生は、愛知みずほ大学大学院教授、研究科長、学部長、医学博士で、東京医科歯科大学大学院医学研究科(博士課程)修了、東京医科歯科大学助手(疫学)、講師(予防医学)を経て現職。この間、米国コーネル大学、米国ロマリンダ大学公衆衛生大学院の客員研究員:日本ベジタリアン学会(副会長)、日本ベジタリアン協会(評議員)。

 著書に、「Vege-dining ベジ・ダイニング」MORRIS COMPANY、「国内産野菜をイタリア式調理法で-みんなの料理-」MORRIS COMPANY、「21世紀のライフスタイルVEGETARIAN-ism(ベジタリアニズム)」フードジャーナル社などがあります。

 土田先生の講演内容は、以下です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.世界のベジタリアン人口

 最近、欧米を中心としてヴィーガンを含むベジタリアンが増加している。世界のベジタリアン人口を推定する報告はいくつかみられるが、いずれも欧米における最近の顕著な増加を認めている。ベジタリアンの年平均増加率について、アメリカ(中南米を含む)では3.9%、ヨーロッパ2.6%、アジアは0.5%で、中南米を含むアメリカやヨーロッパでの増加が顕著であるという報告、また、アメリカでは2014年に1%だったベジタリアンが2017年には6%に増加したという報告もみられる。

2.ベジタリアン人口増加の背景と今後

 世界的なベジタリアン人口の増加は、2000年代初頭に成人になったミレニアル世代が関係していることや、植物性食品が中心の食生活であるが、時には肉や魚も摂取するフレキシタリアンの増加によることが報告されている。フレキシタリアンはアメリカでは4人に1人、イギリスでは3人に1人という数も推定されている。背景には、以前からの①健康志向、②動物愛護、③環境への意識の向上等とともに、最近の食を巡るウエブサイト等の情報の容易な入手等がこれらの動きを加速させる要因になっている。地球温暖化の主要な要因である温室効果ガス排出量については、食料と関わる行程における排出量が全体の3割を占め、動物性の肉摂取量と関係することより、ベジタリアン、特にヴィーガンにおいて小さいことが見積られている。また、コロナ禍により、畜産の衛生面に不安を覚えたことや、環境や健康への急激な関心の高まりが追い風になっていることもいわれている。今後、食のテクノロジーの進歩も加わり、ベジタリアンの広まりは、一時的なものではなく、長期的なトレンドになり得るとの推察もなされている。

3.日本におけるベジタリアンの動向

 一方、日本では欧米の様な顕著な増加はみられないが、少しずつ増加している。微増の原因には、和食が長寿の源であるという高い認識や食育思想、ヴィーガンに対する理解不足、菜食を取り巻く社会環境の整備が十分に進んでいない等、日本特有の状況が考えられる。しかしながら、3人に1人が植物性食中心のライフスタイルの興味を持ち、半数以上がベジファーストや野菜中心の食事を実践しているという報告もみられる様になってきている。この様な関心の広がりから、ベジタリアン、ヴィーガンに対応したレストラン数は現在2330店以上あり、2009年の17倍に増えているが、ベジタリアン専門レストラン数やスーパーでもベジタリアン専用コーナーを見かける欧米とは異なり、内容や認知度については今後に期待される面も多い。

4.ベジタリアンの健康に関する研究

 ベジタリアンの健康に関する最近の研究は、そのほとんどが、欧米人を対象としたものである。日本人を対象とした最近の研究は極めて少ない。概観すると、虚血性心疾患や2型糖尿病、ガン等の発症リスク等はベジタリアンにおいて、ベジタリアンでない人より低く、その効果はヴィーガンにおいて顕著である。その他、長生きや腸内環境におけるベジタリアンの効果も報告されている。一方、2019年に発表されたイギリスの約6万人の男女を対象として実施された前向きコホート研究(EPIC Oxford)では、脳卒中や大腿骨骨折については、逆の結果を報告する研究もみられる。

 日本人は欧米人とは遺伝や生活環境が異なることを考慮すると、日本におけるベジタリアンの増加や発展には、日本人を対象としたベジタリアン研究によるエビデンスが必要であり、研究を一層進展させる仕組み作りが望まれる。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 ハイブリッド開催のおかげで、全国各地から参加者がありました。熱心な方々からのご質問もたくさんあり、また、スムーズな進行にご協力頂き、無事プログラムを終えることができたこと、感謝致します。

 

(報告:橋本晃一)

認定NPO法人日本ベジタリアン協会 http://www.jpvs.org/

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Festa2021・総会報告

2021年06月27日 | フェスタ

6月27日に、ホテルメルパルク大阪で、総会とFesta2021が行われました。

今回は、COVID-19の影響で、第6回日本ベジタリアンアワード受賞式と懇親会は中止とさせて頂きました。来年の第7回に、今年の第6回授賞式も併せて行う予定をしております。

このような状況ですが、会場は50名が満席になり、講演終了後も、皆さまがロビー各所で交流をされており、とても賑わいました。

12時から総会を行い、垣本代表の挨拶では、協会のあゆみや、昨年8月4日に認定NPO法人になったこと、また、農水省ベジ・ヴィーガンJAS認証機関になるということなどの説明がありました。

総会終了後、講演会の前に、昨年の第5回日本ベジタリアンアワードでアーティスト賞を受賞された、ベジタリアートミュージック代表の牛島正人さんのアコースティック演奏があり、場が和みました。ベジタリアートミュージックは、全員ベジタリアンで、牛島さんのボイストレーニングを受けられた方で構成されており、さまざまな社会問題にかかわっておられる方が多くおられます。牛島さんは、癒しの音楽を通じて、平和を伝えておられます。

13時から、大阪講演会「曹洞宗住職とHappyCowアンバサダーによる「禅問答」」として、曹洞宗禅徳寺住職で、大阪信愛短期大学学長でもある、高井明徳先生と、HappyCow日本アンバサダーで、多言語通訳/翻訳家の東野映子さんと、「禅」や「精進」、「典座」そして、ベジタリアンに関する対談が行われました。

高井先生は、曹洞宗の大本山である福井県の永平寺で修行されたご経験のお話を通じて、禅や精進、そして、食事の作法や考え方などについて解説されました。禅、精進そして、菜食・ベジタリアンは、歴史的にも密接なつながりがあるということを、改めて認識することができたのではないかと思います。

東野さんは、ツアーガイドもされており、京都のお寺などに外国人をお連れするというご経験から、仏教の歴史を深く学ばれ、禅や精進についても関心を持つようになったそうです。もともとベジタリアンでもあり、また、世界的なベジタリアン・ヴィーガン対応店検索サイトHappyCowの日本アンバサダーでもあるということから、ベジタリアンと仏教の深いつながりについて解説されました。特に、仏教や禅は「マインドサイエンス」であり、欧米でも注目されているということをお話しされ、精神を落ち着けることと平和、そして、菜食・ベジタリアンがつながっているということがとてもよくわかるお話でした。

お二人のお話が終わった後、参加された方々から、多くの質問があり、皆さまとても熱心に学ばれていたと思います。

今年は、日本ベジタリアンアワードの授賞式は中止でしたが、近日中にYoutubeに受賞発表と、国際大賞を受賞された、HappyCow代表のエリック・ブレントさんのスピーチの動画をアップする予定です。受賞者様は、国際大賞をはじめ以下の10件になりました。おめでとうございます。

受賞者様は、日本ベジタリアンアワードHP(https://www.jvawd.org/custom22.html)に掲載されております。

 

このようなイベントを開催できましたのも、幣協会に常日頃よりご支援・ご協力いただいております、企業様や団体様、また、多くのベジタリアン・ヴィーガンに関わる方々のお陰だと思っております。

深くお礼申し上げると共に、これからもベジタリアン・ヴィーガンの普及啓発に努めて参りたいと思っております。

註:総会については次号ベジタリアンジャーナルで報告いたします。

(報告:橋本晃一)

認定NPO法人日本ベジタリアン協会

ホームページ:http://www.jpvs.org/

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11月22日 日本ベジタリアン学会共催 大阪講演会の報告

2020年11月22日 | 講演会

 

11月22日に、大阪市西区にあります、カーニープレイスで、日本ベジタリアン学会共催の大阪講演会が行われました。

コロナ禍により、会場からオンライン発信を行い、特別講演の前には、第20回の日本ベジタリアン学会大会の研究発表が行われ、大学教授、医師など学識経験者や、大学院生、環境市民活動家などの研究発表があり、とても充実していました。

第20回日本べジタリアン学会大会は、大会長を務める阿部一博先生のあいさつにはじまり、

特別講演は、中田敦彦氏のYouTube大学で取り上げられ、前後編合わせて視聴数100万回を突破した、『完全菜食があなたと地球を救うヴィーガン』の著者である、大谷ゆみこ先生と、幣協会の垣本充代表にご講演頂きました。

大谷先生は、第2回日本ベジタリアンアワード大賞受賞者で、日本ベジタリアン学会認定マイスターでもあり、1982年から、日本式ヴィーガン食である雑穀菜食料理を創作されました。

全国に100か所料理教室があり、レシピ本など多数執筆されており、講演では、日本人は仏教が伝来し、天皇が殺生を禁じる以前から、魚介類は食べるが肉は食べなかったことや、肉食が増えてくることで、病気も増えてきたことなどが解説されました。そして、そのような問題の改善策として、本来の日本人にあった食生活を取り戻すため、雑穀ヴィーガン食つぶつぶを普及されており、レシピは数千種類にのぼります。

垣本代表は、研究者・学者として、多くの書籍や論文を執筆されており、研究を通じてベジタリアンの医学・栄養学に出会い、環境問題などの改善も含め、ベジタリアニズムの啓発をされています。

講演では、『完全菜食があなたと地球を救うヴィーガン』の執筆に至る裏話や、ご自身が執筆された書籍に関する苦労話などがあり、興味深い内容でした。

中田YouTube大学で『完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン』が取り上げられるに至るまでには、スウェーデンの環境活動家グレタさんや、世界的ベストセラー『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ教授らを取り上げていたことが関係しているというお話もありました。両名ともにヴィーガンで、ハラリ教授は、工場式畜産と環境負荷や動物倫理の問題を啓発されています。

コロナ禍により、オンラインでも発信されましたが、会場にお越し下さった方々が、講演終了後に質問されるなど、熱心さが伝わってきました。

特別講演の前には、日本ベジタリアン学会大会の研究発表があり、発表内容は以下です。

 

 1.2020 年に発行された書籍『肉食の哲学』についての批評

宮城智央 (琉球大学医学部)

  1. ベジタリアニズムと人と動物の福祉-気候変動やパンデミックの要因-

橋本晃一(認定 NPO 法人日本ベジタリアン協会、大阪市立大学大学院生活科学研究科 博 士後期課程)

 

  1. ベジタリアンとヴィーガンは同じ-オルコットハウスから英国ヴィーガン協会設立まで-

橋本晃一(認定 NPO 法人日本ベジタリアン協会、大阪市立大学大学院生活科学研究科 博 士後期課程)

  1. 学生が実施するリンゴ果実の官能検査のデータ処理の事例

阿部一博 1・3・塩崎修志 2(1 帝塚山学院大学人間科学部・2大阪府立大学大学院生命環境科学、 3 現在:泉佐野泉南医師会看護専門学校)

  1. 菜食による温室効果ガス削減に取り組むプラントベースレストランとそこから考察する「食 とエネルギーの地域内循環」について

佐々木ヤスユキ(認定NPO 法人日本ベジタリアン協会、NPO 法人いけだエコスタッフ)

  1. キッチンサイエンスによる教育実践―炭酸水と水を用いた押麦の浮沈現象の対比が可能な粥 作り―

佐藤 陽子 1・2・3、太田 尚孝 1 (1 東京理科大学大学院理学研究科、2 武蔵野大学附属千 代田高等学院、3武蔵野大学教育学研究所)

  1. 緑茶・紅茶・塩水の含嗽液としての殺菌効果

高井 明徳(大阪信愛学院短期大学)

そして、優秀な若手研究者に贈られる「プレゼンテーション賞」は、菜食による温室効果ガス削減に取り組むプラントベースレストランとそこから考察する「食 とエネルギーの地域内循環」について発表された佐々木ヤスユキさんに贈られました。

今回のプログラムはすべて、オンラインでも発信され、普段参加が難しい方や遠方の方などもご参加頂き、また、会場に来られた方も熱心に発表や講演を聞いておられ、とても充実した1日になったと思います。

はじめてのオンライン発信ということもあり、不十分な部分もあったかと思いますが、今回の経験を活かし、今後につなげて参りたいと思っております。

ご参加くださった皆様をはじめ、学会協会関係者様に深くお礼申し上げます。

 

(報告:橋本晃一)

認定NPO法人日本ベジタリアン協会

ホームページ:http://www.jpvs.org/

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第5回日本ベジタリアンアワード授賞式およびFESTA2020の報告

2020年06月21日 | 日本ベジタリアンアワード

6月21日に、大阪国際会議場で、第5回日本ベジタリアンアワード受賞式、フェスタ2020、日本ベジタリアン学会認定アドヴァイザー講座が行われました。

授賞式、フェスタ講演会は、定員150名のところを60名仕様に替えて式典を行いましたが、満席で盛況でした。

第5回日本ベジタリアンアワード授賞式の様子は、日経新聞と食糧新聞の記者が来られて、記事に掲載されました。

今回は、COVID-19の影響で会場が使用可能の報告を受けたのは6月2日で、慌ただしく準備にかかりましたが、多くのボランティアに支えられ、シンプルでしたが、気品ある式典に出来ました。

ブッフェ形式の懇親会はできませんでしたが、受賞式のインターミッションを長くとり、ベジタリアートミュージックの演奏の間、皆様は名刺交換などをされ、和やかに交流されており、充実した素晴らしい一日となりました。

午前中から、日本ベジタリアン学会認定アドヴァイザー講座が開講され、獣医師や翻訳・通訳家、ミュージシャンなど、さまざまな分野で活躍されている方々にご受講頂き、質疑応答の時間も充実した内容の議論が展開されました。

総会をはさんで、13時からは、昨年の第4回日本ベジタリアンアワードで大賞を受賞され、ご自身もベジタリアンである、作家の落合恵子様による「いのちの感受性」の講演が行われました。

落合様は、子供の本や安心安全な玩具、有機食材の八百屋やオーガニックレストランを展開されているクレヨンハウスを主宰されており、ポール・マッカートニーが提唱するミートフリーマンデーにも取り組んでおられます。

「私にとってのベジタリアン・ヴィーガンは平和に向けての一歩」という言葉が印象的で、「誰かの犠牲の上に成り立つ生活は違う」といったお話をされており、ベジタリアン・ヴィーガンの思想・哲学の根底にある考え方に共感されているのだと感じました。

落合様は、一貫して、平和に重点を置いてお話しされ、特にいま問題となっている人種差別問題をはじめ、戦争や政治などについて、また、新型コロナウイルスに対して、免疫の重要性をお話しされていました。

そして、平和を見つめ、一人一人の力が大切であると語っており、とても共感しました。

講演終了後は、第5回日本ベジタリアンアワード授賞式が行われました。

開会に先立ち、開会祝歌としてベジタリアートミュージックの皆様によるオリジナル曲「Earth〜いのちのまつり」の歌唱が披露され、会場が幻想的な雰囲気に包まれました。

日本ベジタリアンアワード委員会の垣本充委員長の開会のあいさつは、新型コロナの影響の中にも拘らず、ご来場くださった方々へのお礼にはじまり、日本ベジタリアンアワードの主旨や、歴代大賞受賞者の紹介などがなされました。

授賞式は、高井明徳委員の司会により進められ、ナレーションは、ベジタリアートミュージックの岩田望希様が担当されました。

大賞発表前のインターミッションには、ベジタリアートミュージックの皆様のパフォーマンスがあり、全国から集まったノミネーターの方々や関係者様の交流が行われ、賑わいました。

受賞者様は、大賞の不二製油グループ本社株式会社様をはじめ、以下の10件になりました。おめでとうございます。

新制作協会会員の鶴山好一画伯作の副賞が、大賞には「ニューヨークの街角」、功労賞には、「メガロポリスNY」が、それぞれ贈られました。

また、第4回日本ベジタリアンアワード大賞受賞の落合恵子様をはじめ、小口恭子様、加藤裕子様、サン・クロレラジャパン姫野泰徳様、織戸啓様、宮城智央様、中川雅博様など歴代受賞者と西尾俊治委員が、受賞者に花束を贈るプレゼンターをお勤め頂きました。

第5回日本ベジタリアンアワード受賞者様一覧

大 賞 不二製油グループ本社株式会社

功労賞 李 健福

企業賞 オタフクソース株式会社

レストラン賞 パプリカ食堂

ヴィーガン賞 一般社団法人ジャパンズビーガンつぶつぶ 伊藤信子

学術賞 嵐 雅子

教育賞 佐藤陽子

アーティスト賞 牛島正人

国際賞 東野映子

環境賞 佐々木ヤスユキ

(敬称略)

 

受賞された皆様のスピーチは、常日頃よりベジタリアン・ヴィーガンとして活動を行っているご努力や想いが伝わってくるものでした。

昨今、SDGsや環境問題、そして、健康や動物福祉などについての問題意識から、国内外の多くの方々が、ベジタリアンやヴィーガンに目を向けるようになってきており、受賞者様のスピーチからも、そういった世界の流れを感じさせる内容が伝わってきました。

日本ベジタリアンアワードは、今回で5回目を迎えました。

多くの方々から、今年の受賞者は粒ぞろいだとのお声を頂くなど、第5回を迎えてこのイベントも社会的評価が固まってきたように思います。

このようなイベントを開催できましたのも、今回対象を受賞されました不二製油グループ本社株式会社様をはじめ、幣協会に常日頃よりご支援ご協力いただいております、企業様や団体様、また、多くのベジタリアン・ヴィーガンに関わる方々のお陰だと思っております。

深くお礼申し上げると共に、これからもベジタリアン・ヴィーガンの普及啓発に努めて参りたいと思っております。

註:総会については次号ベジタリアンジャーナルで報告いたします。

(報告:橋本晃一)

NPO法人日本ベジタリアン協会

ホームページ:http://www.jpvs.org/

 
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2/1,2日 第27回ワンワ-ルドフェステイバル出展の報告

2020年02月02日 | 関連イベント

 2月1日、2日、世界につながる国際協力のお祭りワンワ-ルドフェステイバルが、大阪市内のカンテレ扇町スクエア、北区民センタ-、扇町公園で開催され、本協会は、初めてブ-ス出展させていただきました。

今年は、第27回目、例年2日間で来場者3万人程度の西日本最大のこのビッグイベントは初日から盛況でした。

2年前の前々回から、「持続可能な開発目標(SDGs)」に向けたNGO/NPOの具合的な取り組みという視点から活動の状況が取り上げられるということで、とても充実した内容のイベントでした。 

途上国や子供支援、森林保全や環境保護団体、フェアトレードや人権問題に携わる団体が出展されており、ステージでは、SDGsに向けた取り組みについて、多くの団体や高校生らによる発表がありました。

初出展の協会のブ-スでも、高校生がベジタリアン協会ということにインパクトを感じたなどの理由で、4校程度取材のようなものがあったり、飲食関係、他団体、メンバ-にベジタリアンがいる団体の方など数多くの方々にご来場いただきました。

来場者の方には、丁寧に説明させていただいたり、質問に応じる、その他各種の情報提供や関連資料の配布等で対応させていただきました。

出展させていただいた感触は想像以上のもので、大変よかったです。

他団体との交流やボランテイア、実行委員の方々にも満足のいくやりとりができました。

長年出展させていただきたいと思っていたこのイベントに、今年初出展が実現して、本当に良かったと思います。

来年度もぜひ参加させていただけたらと思っております。

 

(報告:関目 実)

NPO法人日本ベジタリアン協会

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11月24日 日本ベジタリアン学会共催 東京講演会(つぶつぶセミナーホール)の報告

2019年11月24日 | 講演会

11月24日に、東京都新宿区にあります、つぶつぶセミナーホールで、日本ベジタリアン学会共催の東京講演会が行われ、さまざまな分野の大学教授、医師など学識経験者や、企業の方なども含め、東北から沖縄まで多くの方々が参加されました。

「サルナート:世界の仏教の揺り籠と日本との繋がり」と題して、インド大使館ヴィヴェーカナンダ文化センター長で、元バナーラス・ヒンドゥ大学教授のシッダールト・シン博士による講演が行われ、仏陀が法の輪を回すという最も重要な教えを説いた場所であるサルナートについてと、日本に伝わっている仏教との関係についてのお話がありました。

皆様熱心に聞き入っておられ、講演終了後は受講者から、仏教と日本の繋がりや、仏教と菜食・ベジタリアニズムとの繋がりなどについての深い内容の質問があり、講演参加者の学びの意欲の高さを感じました。

講演前には同会場で、第19回日本ベジタリアン学会大会の一般講演が行われ、8題の発表が行われました。

発表内容は以下です。

1.宮城智央 (琉球大学医学部)

2019年8月にオックスフォード大学から発表された論文「前向き研究EPIC-Oxfordの結果による18年間追跡された肉を食べる人、魚を食べる人、ベジタリアンにおける虚血性心疾患と脳卒中の危険性」についての文献とメディア報道への多角的考察

 

2.宮城智央 (琉球大学医学部)

ベジタリアンのためのビタミンB12栄養源についての文献的検討

 

3. 酒巻梨々花1,2・福田ひとみ1・阿部一博1(1帝塚山学院大学人間科学部・2現在:大阪狭山市)

若年層の和食摂食状況と来日中の方々による日本食の嗜好性に関する調査

 

4.中川雅博(総監技術コンサルティング)・垣本充(三育学院大学)

2019年のモンゴル国ウランバートルにおけるベジタリアン文化の定着

 

5. 橋本晃一1,4・高井明徳2・垣本充1,3(1NPO法人日本ベジタリアン協会・2大阪信愛学院短期大学・3三育学院大学・4大阪市立大学大学院)

動物性食品摂取に基づくベジタリアン調査(第2報)

 

6. 橋本晃一(NPO法人日本ベジタリアン協会、大阪市立大学大学院)

ガンジーのベジタリアニズムと英国ヴィーガン協会設立まで

 

7. 松原広幸(NPO法人日本ベジタリアン協会)

信仰的ベジタリアンからみた食のバリアフリーに関する考察

8. 佐藤 陽子1,2,3・太田 尚孝1 (1東京理科大学大学院科学教育研究科・2武蔵野大学附属千代田高等学院・3武蔵野大学教育学研究所)  

キッチンサイエンスによる新しい水の対流学習用教材の開発 ―ビーガン対応型マサラチャイの作成実験―

 

そして、優秀な若手研究者に贈られる「プレゼンテーション賞」は、「若年層の和食摂食状況と来日中の方々による日本食の嗜好性に関する調査」を発表された酒巻梨々花さんに贈られることになりました。

すべての講演終了後には、1階のレストランスペースでブッフェ形式の日本型ヴィーガン食である、雑穀菜食つぶつぶ料理による懇親会が行われ、大盛況でした。

雑穀ご飯はもちろんのこと、雑穀ハンバーグや天ぷら、サラダなど、どれも植物性で出来ているとは思えない美味しさで、「菜食で今まで食べた中で一番美味しい」と言っておられる方もいらっしゃいました。

 

講演の場所や懇親会の料理を提供いただき、講演会にもご参加下さいましたつぶつぶ関係者の皆様方をはじめ、特別講演を行っていただいたシン博士や通訳としてご参加いただいたヘマ様、日本ベジタリアン協会・日本ベジタリアン学会の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

(報告:橋本晃一)

NPO法人日本ベジタリアン協会

ホームページ:http://www.jpvs.org/

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ベジ・ヴィーガン議員連盟発足・民間団体として本協会が最初に提言

2019年11月06日 | 日本ベジタリアンアワード

【ベジ議連会長事務局長など役員と出席民間団体役員】

 

ベジタリアン/ヴィーガン関連制度推進のための議員連盟設立総会に際しての提言

国際基準をベースにした

ベジタリアン・ヴィーガン食品認証の早急な実現


昨年12月4日、松原仁議員より衆議院に提出された「インバウンドに対応したベジタリアン/ヴィーガン対策に関する質問主意書」に記載されている「食の面でのインバウンド対応と関連して、消費する側の利便性と安全を確保するため、ベジタリアン/ヴィーガンやハラル等についての「認証制度」を整備しつつ、コンタミやアレルギー事故、認識の混乱、認証の乱立などを防ぐ必要もあると考える」は、大変重要な問題提起です。

英国では食品メーカーなどが作成した曖昧で不正確なベジタリアン・ヴィーガン食品認証の氾濫が社会問題化し、2006年に英国食品基準局が、英国ベジタリアン協会や英国ヴィーガン協会にアドバイスを求め、ガイドラインを作成しました。このガイドラインは2011年にEU議会でベジタリアン・ヴィーガンEU規制という合法的な位置づけが承認されました。これがベジタリアン・ヴィーガン食品表示の国際基準とされるものです。日本ベジタリアン協会は、2006年から日本ベジタリアン学会所属の医学、理学、農学などの博士号を有する専門家による委員会を組織して、国際基準をベースにしたベジタリアン・ヴィーガン食品表示(JPVS推奨)、すなわち、このガイドラインに英国ベジタリアン協会、ヴィーガン協会の認証を基にして審査を行っています。また、国土交通省の依頼により広島県など中国地方5県のベジタリアン・レストランガイド(英語版)の監修など、外食関係のレストラン表示についても関係しています。

ところが近年、レストランや食品で曖昧な表示が見受けられます。特にベジタリアン・ヴィーガン食品認証でその審査基準を公表せず、製造工程におけるコンタミ検査やGMO混入検査などを行っていないと思われる、曖昧な認証マークを付けた商品が市場に出回り始め、外国人旅行者が考える国際基準とは異なった商品を購入することが生じています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを来年に控えて外国人旅行者が急増する現在、このようなベジタリアン・ヴィーガン食品認証マークを付けた商品の氾濫は、日本の国際的な信用を無くしかねません。

英国で社会問題化したような曖昧で不正確なベジタリアン・ヴィーガン食品表示によって外国人旅行者が戸惑うことのないように、消費者の視点から国際基準を遵守した表示を推進する非営利活動法人の日本ベジタリアン協会と、日本学術会議協力学術研究団体で国際的な視点から学問研究を行う日本ベジタリアン学会は、この問題を大変重要と考え、国際基準をベースにしたべジタリアン・ヴィーガン食品認証の政府によるガイドライン作りの早急な実現を望みます。

 

令和元年11月6日 

 

日本ベジタリアン協会代表 歯学博士 垣本 充

日本ベジタリアン学会会長 理学博士 高井明徳

 

【Vegan Tokyo ナディア代表より5000通を超える表示推進嘆願書提出】

 

【べジ議連主要役職者】

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協会後援 11月3日九州ヴィーガンフェスvol.3(福岡市・舞鶴公園)の報告

2019年11月03日 | 日本ベジタリアンアワード

九州ヴィーガンフェスvol.3へお越しのご来場者様 協賛企業、出店者様、ご協力頂きましたスタッフの方など 全関係者様へ、開催させて頂きましたことを感謝申し上げます。

朝は一雨ありましたが、その後は暑くもなく寒くもないといった過ごしやすいお天氣となりました。 ご来場者様は5000人超で、広場を前回より少し広くしたのでお客様が寛げるスペースが広くなり、交流の場には 前回よりもたくさんの方が集まって頂いていたと思います。今後の課題もたくさんありましたが空氣感が最高に良かったと思います。

動物性食品不使用、オーガニックや自然農、自然と調和するためのワークショップや癒しグッズやエコグッズ。芝生でくつろぐみなさんの姿を見ていると、まるで「美しき緑の星」の冒頭のシーンのようなこれからの地球の世界観を思わせる光景に、感動しました。お客様ももちろんですが、出店者様もすごく良かったとおっしゃって頂いて、イベントを開催して本当に良かったと思いました。

ヴィーガンライフスタイルが何か制限して苦しいや辛いことでないことを感じて頂けると、イベントの趣旨が伝わったと思います。ヴィーガンライフスタイルは縄文時代に立ち返ることでもあり、新しいライフスタイルでもあるということです。そして、それはとても幸せなことで、愛と調和に溢れた自然な世界です。

トークライブのMikarinさんのお話やヴォイスワーク、クリスタルボウルやディジュリデュ演奏などの振動が地球と宇宙を共振させて人の心を開くことができたと思います。 ヴィーガンライフスタイルは、音楽やアート、料理教室やmeetupなど人が心を躍らせるような感動やふれあいと共に広げていけたらと思います。

これからヴィーガンフードを取り入れたい方は、毎月第1か2土曜日に坂上先生のマクロビお料理教室を開催していますので、ぜひご参加ください。 また、meetupやランチ会などもたくさん企画していきますので、たくさんの方にご参加して頂ければと思います。 FBのイベントページより告知しますので、FBページをフォローしてください!!

 

次回は5月2日と3日の2daysの予定です。 2倍の出店者様とスタッフが必要ですので、ボランティアスタッフもたくさんご応募ください!! また、協賛もたくさん頂けると嬉しいです。どうぞ、よろしくお願い致します。 SNSへのたくさんのご投稿、ご協力頂きました皆様もありがとうございます。 一体感が生まれ、皆さんで盛り上げて頂いた感動がありました!! 実行委員一同、感謝申し上げます。 また、ハッピーなヴィーガンライフを盛り上げていきましょう!!

 

九州ヴィーガンフェスURL:https://www.facebook.com/veganmusic2018/

(報告:村畑啓子)

NPO法人日本ベジタリアン協会

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大阪市環境局主催 ECO縁日2019の報告

2019年11月03日 | 関連イベント

 

 11月3日(土、祝)大阪鶴見緑地公園で、大阪市環境局主催のECO縁日2019が開催されました。本協会は、昨年に引き続きこのイベントにブ-ス出展させていただきました。

また、同日開催の環境講座プレゼン会で、協会活動や菜食と環境問題のお話もさせていただきました。

出展ブースは、「3Rエリア」、「生物多様性、自然体験エリア」、「地球温暖化、環境と生活エリア」、「環境と防災エリア」、「環境と車エリア」、「なにわECOスクエア」、「マルシェエリア」、「その他」に分かれており、「水素で走る未来のクルマ実験教室」や、「親子で楽しむSDGsババ抜きゲーム」など、親子で体験できる環境学習ブースなどが多数出展されており、とても賑わいました。マルシェエリアには、ベジ・ヴィーガンや、無農薬・オーガニック、フードマイレージなどに関心があるブースが出店しており、環境問題からのベジ・ヴィーガンの広がりを感じました。

 イベントは、ステ-ジの場所が噴水のある中央の部分に変更されたり、国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の広がりが注目されている事などで、準備の段階から活気づいていました。

 協会ブースは屋外ではなく、プレゼン会との関係で、屋内のなにわエコスクエア内で出展させていただきました。

スタンプラリ-企画のGOALの隣に協会ブースが位置していたこともあり、エコスクエアには親子連れの方の来場が多かったですが、その中には興味を持ってパネルを見てくれる子供さんもいて、非常に頼もしい気持ちになりました。その他スタッフの方や興味のある方などに、資料やベジタリアンジャ-ナルを配布させていただきました。そうしたことで、以前エコスクエアで出展させていただいた時よりも、感触が良かったです。

 他団体からはプラスチック問題の取り組みやリユ-スびんの活用など、以前にもまして環境意識の高まりを感じました。そして、今回も多数のボランテイアの方々が活躍されていました。

このイベントを長年にわたって開催してくださっている大阪市環境局はじめ、関係するすべての団体、ボランテイアの方々に感謝いたします。 

 

(報告:関目 実)

NPO法人日本ベジタリアン協会

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協会後援 10月20日 ベジタリアートフェスタ(大阪市・中崎町ホール)の報告

2019年10月20日 | 日本ベジタリアンアワード

10月20日(日)、協会後援・出展、ベジタリアートミュージックフード主催の「ベジタリアートフェスタ」が、大阪市北区にある、中崎町ホールで行われ、500名を超える方々にご来場いただき、ぎわいました。

天気も良く、とても暖かく気持ちの良い一日で、来られた方の中には、外でお話ししながら食事を楽しんでいる方もおられました。

 

出展ブースは、協賛も頂いているアマゾンカムカム様をはじめ、ORINAS様、ユニソルケア様、辯天堂様、ベジらぶボール様、ベジタリアートミュージックのさと子の部屋、協会へご支援いただいている、サン・クロレラ様、パプリカ食堂様や豆禅様もあり、どのブースも多くの方が訪れていました。また、JPVS推奨マークを貼付頂いている、オタフクソース様は、協賛としてヴィーガンソースを60個届けて下さり、ご来場された方々に抽選で景品として差し上げました。当たった方は、とても喜んでおられました。

佐橋利恵さんのとしえごはんのベジカツサンドは、300食用意されており、無料で食べることができましたが、完食でした。

 

イベントでは、出展ブース以外に、自然農法推進活動家の坂の上 零氏、台湾一と称される洪銀龍氏による、台湾素食の実演・試食や、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティ代表の工藤柊氏の講演があり、たくさんの質問が出るなど、とても熱心な方々が来られているのだなと思いました。

 

そして、ベジタリアートフェスタという事ですので、牛島正人率いる全員ベジタリアンで構成されている、ベジタリアートミュージックのアーティストの方々の演奏があり、多くの方がその音楽に聞き入っておられました。

ベジタリアートミュージックは、「音は波動であり、高い波動エネルギーは目の前の人々を健康にし、世界を変えられる」という理念のもと、癒しの波動をベースにした心に染み入るような音楽で、感動で涙を流す方もいるほどです。このイベントでも、諸沢和良、イワタミキ、岩田匡史、高橋亜紀、高橋徹郎、イザベラ聡子、真鍋佳奈、佐橋としえ、祈音、アースリズムといった、個性あふれるアーティストが勢ぞろいでした。

 大阪でこのようなイベントができ、

協賛・出展頂けた方々や、ご来場下さった方々に心より感謝致します。

(報告:橋本晃一)

NPO法人日本ベジタリアン協会

ホームページ:http://www.jpvs.org/

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