◎ 眠れない夜の為に

囁くような、懐かしいような、何処かへ彷徨い込んだような、そんな夜に、君を想う。

バンシー、美しき妖精

2010-05-17 18:42:57 | 日記
ふと、昔読んだ物語が思い出された。
あちらこちらの破れたような家屋に月光が射し込む、そんな風情を、バンシー荒れと云うそうだ。つまり持ち主や家族が妖精たちと行ってしまった跡、そんな意味合い。
初夏の夜は、とても短く、寝るのがもったいないような、そんな感じがする時がある。何かをしたくて焦れているのに、一向にはかどらない。窓を開け放ち夜気を誘い込み、気分転換をすると、何かに甘い息を吹きかけられたような、そんな気がする時がある。

2010年初頭に

2010-01-13 16:59:02 | 日記
時間が流れるのが速すぎる、まだ何もしていない、出来ていない。なんだか焦っていて寝ていても胸が痛くなってくる。何か冒険をしよう、そう思う。
こんなHPを作っている。
冒険ネット http://bouken.net/

暑き夜のジレンマ

2009-06-26 23:38:32 | 日記
歌は私の悲しい玩具、と、啄木は云う。何だかふと、彼の少年兵のような横顔がよぎる。二十六歳で夭折した貧窮と戦う生活詩人。ああ、毎日が飢えと金策と病気の連続の中、妻に母に子供に命の糧を運ぶ、ようやく二十歳を過ぎたばかりの彼は、あまりにも濃密で多彩で多忙な瞬間を過ごしていたのだろう。寝苦しい夜に、彼を想う。そして僕の遥か昔の面持ちを紐解いて、近いこともあったかしらんと考えてみるのだ。君よ、僕たちは何を悩み、何をしているのだろう。あの少年のような彼が、50年分の歳月を、半分の時間で、壮烈に駆け抜けたと云うのに、僕らは何倍もの時間を掛けて、緩慢にたゆとうている。そんなジレンマが、不意に襲った。

始まりは・・

2009-06-22 20:41:39 | 日記
ああ、赤面するような告白を綿々と書き綴っていたあの夜達。大きな砂糖瓶に届けられぬ手紙を溜め込んでは、悶々と朝を待っていた。
遠くで電車の音が聞こえ始め、新聞の投げ込まれる音を聞くと、途端に眠気が襲う。だけど学校では、あの娘が待っていてくれるはず、そう言い聞かせて、学生服に着替え、じっとしていた。
母親が朝食の準備をしている。僕は、気配を消して、呼ばれるのを待つ。

随分昔、女性シンガーが歌っていて・・

2009-06-22 12:31:01 | 日記
新聞記事、誰かの噂や、危険な胸騒ぎ。色んな事が飛び込んで来て、眠れない夜を覚えた・。遥か、随分昔、このフレーズがラジオから流れてきた。聞き覚えのある人、連絡して頂けると嬉しい。joypack@mail.goo.ne.jp