kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

円高にも負けない企業を探す

2010-09-16 13:37:58 | 日記
目先円相場が95円前後で小康状態になっても内外の経済状況からして
1、2ヶ月で輸出各社の想定レート90円まで戻ることはないでしょう。
ということは80円台前半のレートでも増益基調の崩れない企業を探す
しか方法はなさそうです。

例えば精密株と一口に言ってもその業務内容はずいぶん違います。
キャノンはデジカメと事務機が主力ですしリコーは事務機が大黒柱
オリンパスは内視鏡が稼ぎ頭またニコンはデジカメと半導体露光装置
を主力にしています。コニカミノルタはコピー機などの事務機と
液晶部材が主力です。

この中で経済成長著しい中国などの新興国で競争力があり好調なのは
一眼デジカメのキャノンが筆頭です。次がニコンでしょうか。
事務機は今のところ日本各社の競争力は強いのですが欧米が中心で
ありこの円高と欧米の景気減速で目先大きくは伸びません。

また半導体関連や液晶はこのところ中国の薄型テレビなどの在庫増
米国での販売の伸び悩みなどで先行き黄色信号ということでしょうか。
内視鏡のオリンパスは世界ダントツのシェアで競争力は強いのですが
デジカメ部門が足を引っ張っています。

このように精密株といっても稼ぎ頭や主力販売地域が違うので円高の
影響も一様ではありません。これからはこの円高下でも業績の明暗が
はっきり分かれてくるので株価も選別されるでしょう。

今日も新高値を付けた旭ダイヤは電着ダイヤモンドワイヤの売上増加
に伴う利益率上昇が上げの背景です。またダイハツ工業はインドネシ
アの売り上げ急増で4~6月期の利益が通期見通しの8割を稼いでいます。
株価も他の自動車株が低迷している中で今月に高値をつけています。

要するに円高でも業績を伸ばせる企業または業績に比べて実態以上に
売られてしまった企業これらを選別して買うことがこれからの作戦
になると思います。10月から11月にかけて個別企業の上期の業績並
びの通期の見通しがはっきりします。個別に企業業績での銘柄選別
がはっきりするでしょう。
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