GW明けの東京市場は海外市場での株安、円高の影響で大きく下落(424円安)
して一日を終えました。米国がくしゃみをすると日本は風邪をひくと言われました
がそんな言葉を彷彿とする東京市場の下げっぷりでした。NY市場は下げたとい
っても高値から見れば小幅下落でした。その点ではNY市場と東京市場の勢いの
差は歴然としています。東京市場はモメタム銘柄(フェイスブックやツイッター、テ
スラモーター)が上場しているナスダック市場の近い値動きのようです。大引け
かけてストンと下げたのは今週末のミニSQがらみの思惑もあったのかもしれま
せん。
そして気になる5月相場の今後はどんな展開が待っているのでしょう。「温故知新」
の諺にならって2010年から2013年までの過去4年間のGW前の4月末と5月末の
株価を調べてみました。4年間すべて5月末の株価は4月末を下回っていました。
しかも2010年と2012年は1割を超える下落率でした。1%前後の下落率だった
2011年と2013年とは大きな差がました。
2011年は3月11日に発生した東日本大震災後の大暴落がありました。そして大暴
落した日本株の割安感から外国人投資家の大幅な買い越しで東京市場が急反
発してその後の4月5月は揉みあう時期でした。震災により下げが前倒しされたこ
ともありGW明けの下げが小幅だったのかもしれません。
また2013年のGW明けは4月の日銀の異次元緩和の上昇第幕真っ盛りで5月23日
にザラバ高値1万5942円を付けてその後の急落を演じた月でした。5月末の株価は
小幅安でしたがその後5営業日で900円程下げてやっと6月7日のザラバ安値1万
2548円まで下げ反発しました。4月と5月の月末時点を比べると小幅下落ですが
23日午前中に高値を付け午後から急落して1100円余りの大幅な下げだった訳です
からSell in Mayの典型的な相場でした。
勿論下げ相場でも上がる銘柄は少数ですがあったでしょう。また自律反発で途中
値上がりする日もありましたから買いで利益を取ることは可能だったでしょう。しか
し一歩間違えば塩漬け株をたくさん作ることになります。相当腕に自信のある投資
家ならうまく泳ぎ切ることも出来たでしょうが一般の投資家ではそれは至難の業で
す。
注意しなければいけないことは今年に入っての東京市場は揉みあいから下げ
まるとかなり大きな値幅調整があることです。長期休み明けから最初の取引で
大幅下落のあったのは今年の大発会も同じでした。1月はその後も上げ下げを
繰り返しながら月間では大幅な下げでした。1万4000円そこそこの水準なら資金
に余裕があり買い下がり可能な投資家なら銘柄を厳選しての買いもありでしょう
が、やはりここはじっくり腰を据えて状況をよく見届ける方が賢明かもしれません。
昨年は6月のメジャーSQに安値を付けそこから反発しました。過去も6月の初め
と7月末を比べると上昇しているケースが多いようです。さて今年はどんな展開が
待っているでしょうか。
して一日を終えました。米国がくしゃみをすると日本は風邪をひくと言われました
がそんな言葉を彷彿とする東京市場の下げっぷりでした。NY市場は下げたとい
っても高値から見れば小幅下落でした。その点ではNY市場と東京市場の勢いの
差は歴然としています。東京市場はモメタム銘柄(フェイスブックやツイッター、テ
スラモーター)が上場しているナスダック市場の近い値動きのようです。大引け
かけてストンと下げたのは今週末のミニSQがらみの思惑もあったのかもしれま
せん。
そして気になる5月相場の今後はどんな展開が待っているのでしょう。「温故知新」
の諺にならって2010年から2013年までの過去4年間のGW前の4月末と5月末の
株価を調べてみました。4年間すべて5月末の株価は4月末を下回っていました。
しかも2010年と2012年は1割を超える下落率でした。1%前後の下落率だった
2011年と2013年とは大きな差がました。
2011年は3月11日に発生した東日本大震災後の大暴落がありました。そして大暴
落した日本株の割安感から外国人投資家の大幅な買い越しで東京市場が急反
発してその後の4月5月は揉みあう時期でした。震災により下げが前倒しされたこ
ともありGW明けの下げが小幅だったのかもしれません。
また2013年のGW明けは4月の日銀の異次元緩和の上昇第幕真っ盛りで5月23日
にザラバ高値1万5942円を付けてその後の急落を演じた月でした。5月末の株価は
小幅安でしたがその後5営業日で900円程下げてやっと6月7日のザラバ安値1万
2548円まで下げ反発しました。4月と5月の月末時点を比べると小幅下落ですが
23日午前中に高値を付け午後から急落して1100円余りの大幅な下げだった訳です
からSell in Mayの典型的な相場でした。
勿論下げ相場でも上がる銘柄は少数ですがあったでしょう。また自律反発で途中
値上がりする日もありましたから買いで利益を取ることは可能だったでしょう。しか
し一歩間違えば塩漬け株をたくさん作ることになります。相当腕に自信のある投資
家ならうまく泳ぎ切ることも出来たでしょうが一般の投資家ではそれは至難の業で
す。
注意しなければいけないことは今年に入っての東京市場は揉みあいから下げ
まるとかなり大きな値幅調整があることです。長期休み明けから最初の取引で
大幅下落のあったのは今年の大発会も同じでした。1月はその後も上げ下げを
繰り返しながら月間では大幅な下げでした。1万4000円そこそこの水準なら資金
に余裕があり買い下がり可能な投資家なら銘柄を厳選しての買いもありでしょう
が、やはりここはじっくり腰を据えて状況をよく見届ける方が賢明かもしれません。
昨年は6月のメジャーSQに安値を付けそこから反発しました。過去も6月の初め
と7月末を比べると上昇しているケースが多いようです。さて今年はどんな展開が
待っているでしょうか。