kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

いつでしょう?

2013-05-21 07:31:33 | 日記
止まらない円安・株高、1万3000円固めとか1万4000円固めとか一切なく東京
市場は先週1万5000円に到達しました。昨日の数字を見る限り円、ドル表記が
なければどっちがNYでどっちが東京の値段か分からない水準になりました。
市場関係者の中にはこれでやっと正常な状態に戻って来たという見方がある
ようです。

東京市場がNY市場の数字を下回った状態で推移していたのは今回も含めて
過去3回だけだそうです。日本企業はここ数年間数々の試練に立たされ多くの
企業が体質改善に励み利益が出やすくなったところで円安が急速に進みリー
マンショック前の利益を越えるところまで回復した企業も出ています。そう考え
るとこの上昇に違和感を持ちませんが問題は上昇ピッチの速さです。

2010年以降東京市場は外部要因で散々振り回されてきました。NY市場の下げ
が右肩上がりの範囲内での動きだったのに対して日本株は1万円を突破しても
数か月後には8000円台半ばまで下げてしまうことを過去数年繰り返していました。
完全にボックス相場状態でした。

しかし最大の懸念材料だった欧州財政危機が鎮静化しマネーの流れが正常化
すると世界の景気敏感株の代表である日本株のパーフォーマンスは今年断トツ
の1位であるように世界の注目市場へと大変身を遂げました。ジャパンパッシン
グだとか6重苦だとか日本株不振の代名詞だった言葉が市場から消えました。
それに代わりアベノミクスや異次元緩和、最近ではグレートローテーションなど
の言葉がマスコミに氾濫しています。

企業決算発表もピークを過ぎ刺激材料が乏しくなった先週15日は日経平均の
大幅上昇の一方新興市場が急落してその影響から1部市場も中小型株中心に
1000銘柄超が下落し、すわ今度は本格的な調整局面到来かと思われましたが
週末日経平均はあっさり年初来高値を更新しました。大幅上昇で1万5000円乗
せでの達成感と下げる要因が山積していたのに週末の東京市場は調整売りな
らぬ押し目買いが優勢でした。

先週からの流れは決算発表で市場予想に届かなかった銘柄がいったん下げた
後の急激な上昇です。川重、IHIの重機銘柄などが代表です。原発関連で日本
製綱所なんか大幅減益にも拘わらず決算発表後4割超上昇しました。また電気
銘柄でも家電3社や日本ケミコン、クラリオンなどの低位株も賑わっています。
1番手銘柄から2番手、3番手銘柄への広がりで日本株の底上げ相場がまだ続
いているようです。

どこかで調整局面はあるのでしょうが、いつなんでしょうか。「今でしょう」と2月
以降度々当欄でもふれましたが、ことごとく外れました。この相場の調整局面は
果たしていつなのでしょう。
コメント
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