タイでの洪水が日本の震災後のサプライチェーンの寸断とダブたり
4月や7月でも米企業の四半期決算発表終盤以降は株価が軟調に推
移するケースが頭をよぎります。またバルチック海運指数の上昇を
支えに年初来安値圏に放置されていた海運株や上海市場が高いこと
でコマツが値を飛ばしたり商品市況の反発を受けて商社株のリバウ
ンドが続いています。海運や商社株まで上昇したことで出遅れ株の
水準訂正もそろそろ一巡したのかなと考えたりしています。
ここ数ケ月株式の指標面では割安感があっても世界的なリスク回避
志向の高まりの前では株価の右下がりトレンドから抜け出すことが
出来ないままここまできました。欧州の首脳が主要金融機関への公
的資金の注入、ギリシャの計画的債務削減を打ち出すなど前向きな
動きも出てきました。全面解決にはまだまだ乗り越えなければなら
ない問題は山積していますが、市場の動きをみるとひとまず最悪の
事態への懸念は薄れたという判断でしょう。
一方公的資金を銀行に注入するということは財政赤字の悪化要因で
すから国債の格下げにつながります。財政赤字の削減が急務な欧州
では両立ことの難しさがついて回りますす。また米国企業と違って
日本企業にとっては対ドルで77円台、対ユーロで106円台に高
止まりしている円相場は間違いなく業績下方圧力です。どのくらい
の数字が出てくるのか、それに市場はどう反応するのか。これから
個別企業の決算発表で泣き笑いが出そうです。最近の市場では欧米
並みに同じ減益でも市場予想よりも少なければ株価は上昇する確率
は高く反対に増益でも市場予想に届かなければ失望売りが出る状況
です。
ネガティブな材料により敏感に反応するのは8月以降の下落で心理
面の問題でしょう。リスク回避も行き過ぎれば「羹に懲りて膾を吹
く」的な悪循環になります。このブログで書きながら景気敏感株の
商社株の下げたところを拾えなかったのも心の片隅でネガティブな
心理が働いたからでしょう。今後の反省材料としたいと思います。
4月や7月でも米企業の四半期決算発表終盤以降は株価が軟調に推
移するケースが頭をよぎります。またバルチック海運指数の上昇を
支えに年初来安値圏に放置されていた海運株や上海市場が高いこと
でコマツが値を飛ばしたり商品市況の反発を受けて商社株のリバウ
ンドが続いています。海運や商社株まで上昇したことで出遅れ株の
水準訂正もそろそろ一巡したのかなと考えたりしています。
ここ数ケ月株式の指標面では割安感があっても世界的なリスク回避
志向の高まりの前では株価の右下がりトレンドから抜け出すことが
出来ないままここまできました。欧州の首脳が主要金融機関への公
的資金の注入、ギリシャの計画的債務削減を打ち出すなど前向きな
動きも出てきました。全面解決にはまだまだ乗り越えなければなら
ない問題は山積していますが、市場の動きをみるとひとまず最悪の
事態への懸念は薄れたという判断でしょう。
一方公的資金を銀行に注入するということは財政赤字の悪化要因で
すから国債の格下げにつながります。財政赤字の削減が急務な欧州
では両立ことの難しさがついて回りますす。また米国企業と違って
日本企業にとっては対ドルで77円台、対ユーロで106円台に高
止まりしている円相場は間違いなく業績下方圧力です。どのくらい
の数字が出てくるのか、それに市場はどう反応するのか。これから
個別企業の決算発表で泣き笑いが出そうです。最近の市場では欧米
並みに同じ減益でも市場予想よりも少なければ株価は上昇する確率
は高く反対に増益でも市場予想に届かなければ失望売りが出る状況
です。
ネガティブな材料により敏感に反応するのは8月以降の下落で心理
面の問題でしょう。リスク回避も行き過ぎれば「羹に懲りて膾を吹
く」的な悪循環になります。このブログで書きながら景気敏感株の
商社株の下げたところを拾えなかったのも心の片隅でネガティブな
心理が働いたからでしょう。今後の反省材料としたいと思います。