杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

安倍晋三の真の敵は?

2006-08-02 17:49:41 | Weblog

福田出馬せずで安倍内定、緊張感の無い総裁選とマスコミは言っているがそんなはずは無い。
このまま総裁になっても安倍政権は立ち行かない。内なる敵への挑戦が必要だ。



 いまだ立候補を表明されていないし、従って施政方針も述べられてはいない。そして、そのことはこれからのことではあるが、一つだけ言っておきたいことがある。

 安倍氏がこのまま首相になったにしても、戦わなければいけない大きな敵が国内に存在しているということであり、その敵に宣戦布告をして首相になる必要があるということである。
そして、その大きな敵とは、一つは、防衛外交を害する所謂「媚中派」「親中派」といわれる抵抗勢力であり、今ひとつは国内の構造改革を阻む抵抗勢力である。この二つの勢力の力をそいでしまわない限り、日本の再構築はおぼつかないし、新政権の施政は立ち行かない。

 そのためには是非とも、以下のことを国民に呼びかけ、その支持を得た上で首相になるべきである。

1.日本が明治維新以来の国防の危機にある。世界は19世紀末の帝国主義的時代に逆戻りしている。従って、戦後60年の延長では国は守れない。日米同盟を基盤に新たな考え方を導入せざるを得ない。半島・大陸に進出せずに如何に日本を守るかを訴える。
そのためには普遍的理念であり、武力にも匹敵する自由・人権・民主主義を特にアジアで呼びかける。

2.日本の財政は破綻しておりこの建て直しが必要である。戦後60年の結果平等をめざした日本全国へのばら撒き施政は間違いなく破綻したのであり、再建などという生易しい話ではなく、一から国を作り直すぐらいの意気込みが無ければ、「美しい国」にはなれない。単に消費税だけを語れば済むという話ではない、年金・医療に限らず財政の破綻は官僚機構も含め日本国の全ての分野に及んでいるのだから。

 まとめて簡単に言えば、国民に訴えることは「日本が明治維新に匹敵する国防と財政の危機に在る」ことであり、「そのために自分は立つのだ、そして国の二つの危機をないがしろにする抵抗勢力と戦うのだ」ということを是非とも表明してもらいたい。国民は必ずこのことを理解すると信ずる。

 尚、靖国問題は中国の内政干渉であり、主権国家である日本が中国の発言により左右されるべき問題ではないこと明らかであるが、アーミーテージ氏が述べたごとく「他国が行くなと言うならますます行かねばならない」ということだ。ただし、諸外国の誤解を招くことは国益を損なうので、参拝のたびに世界に向けて首相談話を出し続け、日本の在外公館でもその内容を発表するなど、日本の文化・参拝の意図を充分に説明することで対応可能なことである。(完)