かつらごのにっき帳

見たこと、感じたこと、言いたいことなどを、気の向くままに綴っています。
開始年月日:平成28(2016)年1月17日

吾輩は猫である

2017年10月03日 | 読書

読書の秋。昨日は終日雨。仕方なしに本棚を眺めていると、たくさん処分したこともあって隙間が増えてきている。端っこに、新潮文庫の漱石の・「吾輩は猫である」(昭和40年6月30日発行)があった。懐かしく読んでやろうと思い立ったが、当時の文庫本は、字が小さく、文字間隔も狭く、読まずに半ば投げ出した。

しかし、用事がなかったことから、しばらくしてページを繰ってみた。結構面白いが、やはり読み辛く疲れる。世情を猫の目を通して延々と書かれている。後はどんな展開になるのだろうか。ただただ漱石の観察力、奥深く巧みで知性溢れれる表現力等々、凄さに感嘆した。明治の文壇に影響を与えたのも当然かと思う。凡人の自分には、漱石を語れない。語ることは失礼である。

一方では、ルース・ベネディクトの「菊と刀」も並行して読みはじめた。こちらも前に進まない。

もともと乏しい集中力、大成出来ないのも当然である。自己嫌悪と悩みの日々が続きそうである。

・・・



最新の画像もっと見る