上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

水辺にて

2013-11-26 20:22:38 | 雑影
昨日の風雨が木々の葉を一度に散らしたようで、あちこちに枯葉の吹き溜まりが出来ていました。
ハナミズキの真っ赤な葉や、欅の茶色い葉が一夜にして随分減って、枝が寂しげに生ってしまいました。

さて。
サケの産卵を見に行ったときのこと。


ふと空を見上げると・・・




胡麻を撒いたようなカワウの大群が上流へと飛んでいった(芥川龍之介、『羅生門』風)。

川原を見ると、ホッチャレを狙ってのことか・・・



カラスが水際に舞い降りた。

こちらは・・・



一瞬ミサゴが降りてきているのかと思ったのだけれど(前にここに下りていたのを撮影したことがある)、どうやらこちらは・・・



トビのようだね。

カラス君とトビ君は食生活かなり似ているから、こちらもサケの骸を狙ってきたのかな?
いつもはカラスに囲まれることの多いトビくんだけれど、この日は一人でのんびり。

そういや、前にカラスが銜えたザリガニを奪い取ろうとしていたこともあったっけ・・・

この時季の川原にはたくさんの恩恵があるから、けんかしなくてもいいのかねぇ。

川原に下りてみると・・・





コチドリの小群が舞い降りていた。


分かり難いけれど、この写真の中に3羽か4羽のコチドリが写っている。
コチドリも冬を感じさせる鳥ですね。



今度上流からカワウが帰ってきた。
カワウ君はホッチャレは・・・さすがに食べないよね。

明日は冷え込みが強くなりそうなので、起きるのが大変ですね。
皆さんもご注意ください。
・・・フロントガラスが凍ると面倒なんですよねぇ・・・

お帰り マガモ。

2013-11-25 20:26:24 | 雑影
久々に朝からどんよりした天気になり、帰ってくるころにはすこーし降りだして着ました。
今晩は本降りになるようですが、ここのところ乾燥していたのでちょうど良かったですね。

さて。
きのうのこと。
ムスメさんを連れて別府沼公園へ。
ここは一年中カルガモやカイツブリが餌を食んでいる。

大分水位を落とした沼にたくさんのカルガモ。
その中に一羽だけ・・・



首が青いカモが。
今年初めてのマガモさん。
まさかここで会おうとは・・・



胸を張ったマガモさん。
オスは一羽だけど、
こちらは・・・



♀は二羽?
それともカルガモの♀、とか?
メスはわかりにくいよねぇ、特徴が少ないから・・・


メスはマガモだかカルガモだかほかのカモだか・・・全然わからないんだよねぇ。



餌を食むマガモ。

まさか、首が青いのもマガモじゃなくてアヒル、とか・・・・

ツグミさんも利根川で確認したのですが、まだ写真に撮らせてくれません・・・
なかなか今年の冬鳥さんは身が堅いようで・・・

循環 Ⅱ

2013-11-24 19:12:12 | 利根川の自然
昨日に続いて穏やかな一日になりました。
ムスメさんを連れて行った別府沼公園で、今季初めてのマガモさんに出会えました。
今年は鴨の仲間になかなか会えていないので、これからたくさん会えるといいですね。
ま、それはまた今度として、昨日の続き。

サケの遡上の様子。

子孫を残すという使命を果たすため、僕が2m横についても気づかないサケたち。



画面中央左に、サケの顔が見えるはずなのだけれど・・・

もう少し寄ってみる・・・



うーん。
PLフィルターがほしいなぁ・・・
もう少し、流れが弱いところだったら写るのかなぁ・・・
でも、産卵は流れのあるところ(酸素が必要だから)だしね・・・

顔を撮影するのはあきらめ、産卵の様子を。

まるでシャチのアシカ狩りのような勢いで突っ込んでくる。





こちらではまだ争いが継続している。



皆が皆、子孫を残すために必死。
この子孫を残したい、という本能はどうして植えつけられているのだろう。
仏教で言う悟りとは、命の循環(輪廻)から外れることだと聞いたことがあるけれど、本能を断ち切ることは大変だろう。

少しだけ流れを遡ってみた。
もう少し上流で産卵を終えたのであろうサケたちが弱まった流れの中に沈んでいた。



こちらでも。


命の輪を繋ぐという大きな使命を終えたサケたちに安らかな眠りを。




物言わぬ骸となったサケの目がなんだか満足そうに見えた・・・

自分の遺伝子を繋いだサケの体は、カラスやトビ、その他の動物たちの体の一部となって、また新たな命の循環の一部となるのだろう・・・

そういえば、アイヌ民族ではこの産卵を終えたサケのことを「ホッチャレ」とよび、これを集めて食料としたと聞いたことがあります。
採卵、放流をしない時代、資源としてのサケを減らさない方法で、遺伝子と物質、二つの命の環が出来るわけですね。
さすがに、この辺り、クマは出ないようですが、カラスさんがたくさん集まっていました。
サケの孵化には1~2週間と群馬県のHPにありました。
出来れば、稚魚も見てみたいものです。

循環 Ⅰ

2013-11-23 16:24:37 | 利根川の自然
今日は勤労感謝の日。
土曜日で休日が一日勿体無いなぁ、とも思いますが、「勤労」出来ていることに感謝しないとねぇ・・・
そもそも、感謝されるほど、働いているかどうかも疑問符がつきますしね、ワタクシの場合。

さて。
そんな勤労感謝の日。
朝方は冷たい風が吹いたものの、日中は穏やかな一日に。
午後から、オクサマ、ムスメさんがお出かけしたので、久々に利根川へ。

そろそろ、サケの遡上の様子を見ておきたいなぁ、と思ったのだけれど・・・
前に見に行った場所は、台風の増水で砂が堆積。
車で入ろうとしてスタックしかけたから、怖くていけない。

瀬になっているところを探すかねぇ・・・
と思っていると、河岸から3mほどのところで、きらきらと陽光を反射する場所が何箇所も。
場所によっては白い波を引いている。
これは、もしや。



・・・これ、今日の飛行機雲だ・・・

こっち。





ちょうど、岸からすぐそばで産卵をしているようで、肉眼でもくっきり。



30尾くらいのサケたちが、ペアになって穴を掘ったり、ほかの♂を追い払ったり。
♀の取り合いをしたり・・・と命の輪を繋ぐための懸命。



遥々、河口から遡ってきて、背びれやその他、体のあちこちがぼろぼろ。
こういうのを見ると、ぐっと来てしまう。



体に赤い婚姻色が出ているのは、ブナと呼ばれるオスだろうか。

メスや産卵場所の争いで、あちこちで飛沫を上げていた。



尾びれが寝ていないところを見ると産卵床づくりの穴掘りではなく、ほかの♂との争いだろうか?

時折、大きな水柱が立つ。




こんな光景が利根川のあちらこちらで繰り広げられていることだろう。
願わくば、彼らが命の輪をしっかりと循環させられることを。

ここはまだ中流域なので魚影も濃く、卵がほかの魚に食べられないといいですが・・・
それもまた、自然の営みでしょうか。

ただ、あまりにも岸から近いところに産卵しているので、冬の減水で干上がってしまうことだけはないといいなぁとおもいます。

折角、利根大関を越えてきた彼らですので、一匹でも多くの卵が孵化し、元気に利根大関を越えて海に戻ってほしいものです。

秋の思ひ出 キノコ

2013-11-22 20:04:40 | 武州の道
先日、利根川ベリを歩いていたときのこと。
遠くのほうに・・・



ネコ発見。
雉を狩ることも出来そうな立派な体躯のネコ。

僕に気づくと逃げ出した。

あるぅ日、くさむらで、ネコさんにであぁった。

(中略)

ネコさんのいうことにゃ(略)



すたこらさっさのさ~

すたこらさっさ、さのさ。



そういえば、むかし実家で飼っていたネコは狩りの名手で、ネズミはもちろん、アオダイショウやらヤマカガシ、カラスまで狩ってきたなぁ・・・


所変わって・・・・



ちょっと前の田んぼの中。
今はもう、荒起こししてる所もある。
麦を巻くからねぇ、深谷辺りは。

その田んぼの中の小河川。

随分前に記事にしたけれど、土手にキノコが生えていた。



前よりも多い、かな。
土から直接生えているから、菌糸が土中で広がるタイプなのかな?



キノコ>虫>鳥で名前がわかりにくい・・・

さすがに秋、とはいえない気温になってきました。
秋が完全に終わる前にサケの遡上を見ておきたいけれど、まだ上ってきているでしょうか・・・