心なき身にも・・・・

今年は秋が本当に短くて、急に真冬になってしまったような一日でした。
１０月の始めはまだ暑かったのに・・・・

昨日はみなかみはおろか、草津や四万温泉辺りまで雪が降ったようです。
そういえば、前橋は珍しいことに、今朝初氷と初霜が観測されたとか。
普通は初霜のほうが早いのに・・・

さて、先日の利根川べりにて。

電線に７・８羽の小さな鳥が。



これは・・・スズメかシジュウカラかな・・・



この尾の長さと模様はエナガかな？
ここでこんなにたくさんのエナガさんに出会ったのは初めてかな？

その後、水面のほうへ歩みを進めると・・・



杭の右側辺りに小さな鳥。
飛んでいる姿が特徴的だったので追ってみると・・・



この嘴はシギの仲間だね。



イソシギ、でいいのかな？
シギってわかりにくい（シギだけじゃないけれど）。

シギといえば、西行法師。

こころなき　実にもあはれは　知られけり　鴫立つ沢の　秋の夕暮れ

三夕の歌の一つで、秋のうら寂しさをよくあらわしていて僕は好きだ。

・・・ここは利根川で沢ではないし、夕暮れでもないけれど・・・


因みに三夕の歌の残りは・・・

寂しさは　そのいろとしも　なかりけり　槙立つ山の　秋の夕暮れ

と

見渡せば　花ももみぢも　なかりけり　浦の苫屋の　秋の夕暮れ

藤原定家の三首目もいいですよね。
上州にも埼玉にも海ないですけれど。

あっという間に冬になってしまったので、この秋ではなくなってしまいましたね・・・