上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
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綴ってみます。

源平合戦の英雄を訪ねる 熊谷次郎直実篇

2010-05-31 20:18:24 | 武州の道
こんばんは。
埼玉県は源平合戦の時代のヒーローが数多く出ています。
中でも深谷市は、旧岡部の岡部六弥太、旧川本、坂東一の武士、畠山重忠が出ています。そして、隣の「あついぞ!くまがや」熊谷市では、熊谷次郎直実が出ています。
中でも、熊谷次郎直実は『平家物語』の中の「一二の懸け」「敦盛の最期」では主人公並みの活躍を見せています。そして、実は少しだけ群馬県と関係があります。
その直実の銅像が熊谷駅の北口に建っています。
前回上尾から歩いた時は疲れきっていたせいか、まったく覚えていません。
そこで、彼に会いに行くことにしました。
深谷の自宅から片道14キロほどです。
旧中仙道から17号を2時間かけて、とことこ歩いていきます。
途中こんなものが。


熊谷盲学校の学生さんがマッサージの実習をするための施設のようです。それにしても熊谷は大通りはとっても都会です。


因みに点字でマッサージ、と書いてあります。

ようやく熊谷駅に到着。お目当ての直実像です。



直実は一の谷の合戦で平家の公達、敦盛を討ち取ります。その際、あまりに幼い敦盛を逃がしてやろうとしますが、結局泣く泣く討ち取ります。この場面は平家物語屈指の名場面と言っていいでしょう。
このとき、敦盛が小枝と言う名前の笛を持っていた、と言うのも涙を誘います。
この、直実が乗っていた馬は権田栗毛と言います。旧倉渕村の権田に産出した栗毛の馬です。もちろん、銅像が載っているほど大きい馬は当時日本にはいなかったと思いますが。
権田村と言えば、幕末の名臣、小栗上野介忠順の終焉の地でもありますね。

因みに、深谷市には笛を吹く武者、と言う銅像があります。装束や外見から敦盛ではないと思いますが、何か関係があるのでしょうか・・・