(前回からのつづき)
石徹白の白山中居神社を訪ねています。
白山中居神社に「磐境(いわさか)」がありました。
社を建立して神様をお祭りするようになる以前の古代において、神様が天から降りてこられて、鎮座していらっしゃる石やその聖域を磐境とか岩倉、磐座と呼んだようです。
白山の神様がここに降りてこられたのでしょうか。
心證寺がある愛知県一宮市近辺でも、真清田神社や国府宮神社、その名も岩倉の新溝神社などに岩倉があるそうです。
白山中居神社をあとにして、石徹白の大杉に向かいました。
片側は崖、もう片側は川、路面はわき水でびしゃびしゃ、落石ごろごろ、車がすれ違えない細い林道を20分ほど進んでいくと白山登山口にたどり着きました。
ここから白山の登山道が始まります。白山までは14時間だそうです。
石徹白の大杉までは、石段になっています。
気持ちのいいブナの自然林を登っていきます。
尾根にたどり着くと、大きな杉が何本も現れました。これまでと明らかに植生が違います。
人の手で植えられたものだと思います。
歩くこと10分。石徹白の大杉にたどり着きました。
樹齢1800年。幹周り14m。幹は途中で折れてしまっていますが、堂々たる巨木でした。
続きます。