温故知新 The Japanese Renaissance

トージロー建築工匠の地域循環型構法・木組みの家。

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オガクズ

2007年02月04日 | ∟モノ
木材を加工して出る廃材の話です。

うちの事業所では、万能機などから排出されるオガクズは集塵機で袋に収集して隣町の牛舎に無料で引き取ってもらいます。
牛舎の方の話によると、そのオガクズは牛小屋の寝床に敷くそうで、定期的に入れ替える必要があるそうです。
しかし、建築側から考えると廃棄物であるオガクズですが、牛舎の方にとってはオガクズを調達するのもなかなか困難なようで、不足分は隣県の新潟県からわざわざトラックで運んでくるということです。

オガクズひとつにとっても資源循環させる調整システムが確立していれば、わざわざ遠方から取り寄せなくても、オガクズを産業廃棄物としてお金を払って処理している事業所はたくさんあると思うのですが、そこが世の中の矛盾というところでしょうか。

近年はオガクズを接着剤などで圧縮して板にするリサイクル材なども開発されていますが、そのリサイクル材をCO2などの面でいかに環境負荷を抑えて再リサイクルできるかは課題です。
そう考えると、「オガクズ→堆肥→農業生産」というサイクルのはシンプルながら環境に有効な資源循環ではないでしょうか。


森林伐採≠環境破壊

2007年01月01日 | 総合
建築関係の内容を独立させて一発目はそもそもなぜこの地域循環型というテーマなのか簡単に記したいと思います。

そもそも、日本人のほとんどは漠然と木を伐採することは環境破壊につながると思っているでしょう。
しかし、環境破壊につながる伐採は東南アジア地域や南アメリカをはじめとする熱帯雨林の木材が主で、それらは「過剰な資源利用」によって減少・荒廃しています。
ところが一方、日本の国土の約67%を占める森林は、植林された杉を中心として建築材国内需要のほとんどを賄うだけの産出量がありながらあまり利用されることなく、世界とは逆の形、つまり「資源の蓄積」によって森林の荒廃を招いています。
単純に考えて、なぜ近くの山にある単価の安い木材を使わないで、わざわざはるかかなたの森林から重油をまきながらタンカーで運んできた木材を使っているのでしょうか?
そんな矛盾などから、このブログでは地域循環型のテーマを掲げています。