6月15日午後4時ごろ、グラちゃんこと、ル・グランブルーが息を引き取りました。
13歳でした。
JHPに来てから、2ヶ月。馴染みの薄い会員さんもいらっしゃると思いますが、私たちはグラちゃんが競走馬を引退した、彼女が3歳の時からの長い長い付き合いでした。
ここ2年は、事情があって私たちの手元を離れていましたが、2ヶ月前に自分たちの所に戻ってきました。でも、そのときはやせ細っていて、体の状態は良くなかったです。
この2ヶ月でずいぶんとふっくらしてきて、ボサボサだった冬毛もキレイに抜け落ち、お友達と一緒に毎日のんびりと放牧され、ずいぶんと体調も良くなってきました。
放牧場で走ってる姿を見て、元気になったなぁと思い、少しずつ運動も始めました。
この日も、いつもどおり朝から放牧され、午後、集牧をしようとした矢先の出来事でした。
突然うなったと思ったら、崩れるようにその場に倒れ、息が静かになり、そのまま眠るように逝ってしまいました。
私たちも突然のことで、最初はただ驚くしかなかったのですが、グラちゃんは静かに息を引き取りました。
グラちゃんは本当にいい子でした。
どんな環境にいてもじっと耐え、その中でもいつもマイペースな子でした。
これまで、多くのお客さんたちが、グラちゃんにお世話になりましたね。
JHPに来てくれて、グラちゃんが競走馬を引退した当時から一緒にいたグリさんと一緒に放牧させてあげたときの、グリさんの嬉しそうな表情を見て、グリさんもグラちゃんを覚えていたんだという嬉しさと、また一緒になってよかったね、という嬉しさがこみ上げてきました。
グラちゃんとグリさんはとっても仲が良かったので、グラちゃんの名前は、絵本「ぐりとぐら」からつけたんですよ。
苦しまずに逝ってくれたことは幸せなのかもしれません。
最後に旧友のグリさんやワカちゃんに会えた事もよかったのかもしれません。
毎日放牧されてのんびりとできてよかった。
今はそう思うようにします。
グラちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。
13年間ご苦労様でした。
そして、今まで本当に本当にありがとう。
グラちゃんが亡くなった直後、素晴らしい夕焼けになりました。
これからも忘れないからね。
合掌。
ル・グランブルー
競走馬名 ホクトノバラ
父ナスルエルアラブ、母メイショウマイヒメ(母父トウショウボーイ)
競走戦績:2戦2着1回、4着1回
1995年3月29日生。