マリオネット

2006-09-20 | 自作の詩
マリオネット

大きな建物
たくさんの人々
おそろいの服装の中にいる

小さな箱に乗り
眠気をこらえ
ここへ来た
習慣と呼ぶのがふさわしい

長い道を通り
檻の中へ入る
見慣れた顔が、そこにある

入れ替わり、立ち代わり
無気力な命令を繰り返す道化師たち
区切られた時間の強制を拒まずに
ほろ酔い気分で流れてゆく

そして、流れ着く場所が
生ぬるい体内

日常とは、ごく普通の羅列に他ならない

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