だせなかったLove Letter:79

2015-07-21 | 自作小説:私小説
高嶺の花

流れゆく
列車の中
探していた
一輪の花

健気に佇み
それでいて
力強く

儚げに佇み
それでいて
誇り高く

近づけそうでも
手が届きそうでも

ただ見つめていたい

それが
高嶺の花

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窓際
さり気なく
たたずむ君

道に迷っている僕

窓際
さり気なく
振り向く君

眺めている僕

窓際
さり気なく
微笑む君

紫木蓮

僕は静かに
君を抱きしめる

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君はあまりにも
美しすぎて

僕は
いつも遠目に
眺めている

さりげない仕草に
魅了され
しなやかな仕草に
夢中になる

君はあまりにも
美しすぎて

僕は
いつもただ
眺めている

優雅で可憐な姿

僕は
いつまでも
眺めている

恋に終わりはない

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これは詩ではない

30年以上
恋ができる
そんな女(ひと)と出逢えて
僕は幸せだ

来年はどうなるか
わからない

僕は君に恋するために
僕らしくありたい

そして
君もいつまでも
君らしく

僕が恋できる
君であって欲しい

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