だせなかったLove Letter:76

2014-07-21 | 自作小説:私小説
君は壊れそうな薔薇

美しく
攻撃的で
それでいて
とても優しい

僕は
どうやって
君を守ればいいのか

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君と暮らしていても
君に会える時間
とても短い

その時間の中で
君に愛を伝えようと
もがいている

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僕の一日の始まり
君の微笑み

忙しく
身支度をする君
邪魔をする僕

君がいないと
何も始まらない

僕の一日の終わり
君の微笑み

忙しく
身支度する君
邪魔をする僕

君がいないと
今日が終わらない

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危険な香り
初めて見たとき
感じた

夢中になってしまう

君の眼差し
冷たく振り向き
君の横顔を見つめる僕

東武線
増尾駅

何度
君に振られたことか

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外は雨
雨音がうるさい

雨音の音色が変わると
僕は外をみる
もしかして

虚しい行為

君は今何処に

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僕は君がいなくなったら
生きていけるのだろうか

僕は君から
エネルギーを貰ってる

君がいないと
ガス欠状態
不安定になる

君の笑顔を
想い出しながら
なんとか
勇気づける
長くは続かない

幻の君

想像しても
生身の君には叶わない

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デジタルはいい
何処かに書けば
何処かに残る

だから書く

君に嫉妬している
美しくなる君に

僕は君の美しさに
追いつけるのか

近づけば
近づくほど

君は美しい

僕は永遠に
君を追いかける

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可憐に散る花びら
君を想い
眺めている

歳月が経てば
美しいものも散る

僕の想いは
いつ散るのか

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僕が見ているのは
君であって
君じゃないのかも

僕もよく分からない

僕の中では
どんなに年月が経とうと
何も変わらない

君も変わらない

可愛く
美しい

喜びも
怒りも
悲しみも

何かも君そのもの

何も変わっていない
何も変わらない

僕の想いも
何も変わらない



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