だせなかったLove Letter:28

2010-08-16 | 自作小説:私小説
子供だった。本当に子供だった。
あなたは僕の前の席。
あなたと言葉を交わしたとき、
そのときから、僕は男に変わったのかもしれない。
一目惚れ。
僕はあなたに恋をした。
でも、そのときは気付かなかった。
無理も無い、子供だったのだから。
僕は、そのとき、小学5年生だった。

バロムワン。
レインボーマン。
ウルトラマン。
仮面ライダー。

そんなものが、この世にいることを信じていた。
そんな僕に、恋、理解できるはずがない。

僕は、あなたから、5年の歳月をかけて、
恋について、
教えてもらったのかもしれない。

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