竹の本質はその垂直性にあります。竹を横に切断することは
中々出来ません。
それに反して竹を縦に割ることはいともた易く、何故ならば、
それは竹の持つ垂直性の力に宇宙と大地を循環させる
エネルギーの存在を発見し、「竹割り」操法をあみだしたのです。
人間をバーティカルにとらえると、頭の天辺から足の甲にゆき
あたります。
足の甲の中心をゆるめると頭頂もゆるみ、頭頂をゆるめると足の甲
もゆるむ。同じ動きになり、感覚がフラクタルになります。
人体をこのようにバーティカルにとらえる竹割りの身体系を重視する
方法は、東洋医学4000年の歴史にはない見方です。
私は「竹割」操法を展開する過程で縄文土器に注目しました。
縄文土器の「縁」はメビウス状になっていて、ねじれた無限大の形
をしています。
それは無限である自然と人間の命を表現したもので、現代の人間の
合理精神では作れないものだと言います。
神技とも言われています。
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