向こうの山の雪が口を開け始めた。まもなくなだれ落ちるだろう。
ブナ の 根あきも始まった。春はもうすぐ訪れる。
峠のシンボルツリー的な ブナ の枝先も春を待っている。
根元に傾いているＹ字型の黒い幹は オオヤマザクラ のようだ。
花の頃 再訪してみたい。
道路脇の雪壁は１５０ｃｍ。その向こうに ヤマナラシ の独立樹。
もっともっと向こうの遠い空に 一刷毛の巻雲。
今年の冬は暖冬だ。枝先の花芽はもうふくらんでいる。
時折 小雨の降る中 今日のカンジキ体験は東小岩小学校の ５・６年生の皆さんでした。
雨でザラメ状になった雪は握っても固まらず雪合戦には不向きだ。
でも 向こうに立てたスコップを的に投げて飽きることは無いようだった。
高低差１０ｍ程の斜面をすべり台にして降りるこの場所は一番の人気ポイント。
危険の無いよう目配り気配り。ガイドの最も緊張するポイントでもある。 
幕末の名工 石川雲蝶 の作品がいっぱい の寺院内部は撮影禁止だ。
屋外で 自由に写せる 雲蝶 の作品は 昨日紹介した 石彫の地蔵尊 と開山堂の向拝の木彫だけだ。
その部分から 琴を弾く花の髪飾りの天女。
柱頭を飾る 獅子。
市内 大浦の西福寺山門の前に立つ 地蔵尊 は幕末の名工 石川雲蝶 の作という。
ご尊顔を拝しただけで 名工の並々ならぬ技量を感じさせられる。
桜の枝下にお立ちだからか カメラを向けているうちに 花吹雪のように雪が舞ってきた。