JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

7月7日の新聞と

2005-08-08 16:19:25 | Book
 一年一ヶ月とすこし前の新聞が目の前に。
いまだ部屋にあるということは、何か読みたい記事があってのこと。
どれどれ、国松長官狙撃犯逮捕、これではないな、三谷さんのコラム ありふれた生活 野沢尚 さんが死んだという追悼コラム、これもちがうとおもう。
コラム ようこそ 重田園江さん はいはい、これでした。
 私たちの生活は統計に囲まれている。統計の背景にはどんな思想がかくれているのかを様々な例から考察した本 『フーコーの穴統計学と統治の現在』を書いた彼女。コノヒトの記事が気になったのでとってあったのだ、この新聞。
 小さなコラムで、そのひととなりがすべてわかるわけではないけれど。欠片ぐらいは感じられる。

「かつて福祉国家をつくろうとする人たちは、みんなが平等に幸福になれる世の中を本気で考えていた。今は人が自分より得するのは許せない、という価値観がつくられ、広まっている・・・社会連帯という理想は残したい」

 平等に幸福でというところは残して、でも福祉国家はムリと。この論調が一般的のようにもおもいます。ここで気をつけなければいけないのは、できない=福祉が悪のような解釈に陥らないことでしょう。行政至上主義の管理国家化につながるから福祉国家がまずいということと、個々達成されていくべき福祉がまずいということはイコールではない。これを重田さんは社会連帯という理想を残すということに希望として残すと。
 おんなじ様なことを誰かにきいたような気が・・・。
上野千鶴子氏。ケアの話の中で何かを質問した際に、社会的連帯 ということで考えてみること、と。
 私の質問は、おそらく、
ケアに関することは近代立憲主義という形の中では、人権思想で当然に権利として主張できる事柄 これらの視点はどこに?
この発想で行くと福祉国家になる。福祉国家の危険を避けるために 社会的連帯なのでしょう。
 
つづく

                JOHNY

ウオルターリップマンと

2005-08-08 08:45:39 | Book
 さて今日も暑いです。
仕事には行きたくないですが行きましょう。日焼けしに行くとおもえば。

 夕刻はいつもどおり本読み。
鈴木忠雄訳 J・ラスキン『ウオルターリップマン』
 暑い夏、涼しげな?名前の本。ですが500ページ越え、暑苦しい本となっています。
 哲学者の装いもあるリップマンですが、
ジャーナリズムの中では『世論』を書いた20世紀のビック記者、時々のアメリカ大統領も彼の言葉を待った、といわれる人。
 伝記として読むとおもしろい本

             JOHNY