ポツダム宣言受諾に思いを寄せる猛暑。TVに新しいドキュメント番組。龍陵会戦 NHKスペシャル
ある芥川小作家、一兵卒の記憶
記憶、記録として語られる言葉。
軍隊という絶対的階級社会、死はある瞬間人をものにする、戦場では死を悼む時間は短く、忘れ去られるのが早い、鈍くなっていく感覚。
切り付けられ刺された体の記憶、傷。
激しい戦闘の中で外見が幽鬼のようになっただけではなく精神も。
日付と場所だけの死という公的記録、そこに 個人はない。
命令に従っただけ。
下級兵士は人間であることを主張できない、 死は不運であり災難であり 、
戦場で見たものがすべて、全貌は資料でしかわからない。
あの経験は何を奪ったか それによってもなお変わらなかった部分 それを知ろうとすることは自分を知ること。
書き続ける作家、自分を知る旅を続ける者達。
それを知ろうとしている私、想像しようと考える。
誰かが書かなければ消えてしまう記憶、記録、個人。
過去に思いを寄せることは私を想うこと。消えないように。
私も語る責務を負っている。私にもできる。
あるおじいさんが泣く。
記憶というよりこびりついている・・・だから戦争なんて絶対にやるものではない、と。
あの戦争に囚われ続けている人々。死ぬ瞬間まで涙を胸に。心を殺されたまま生涯を過ごした人たちがいる。
作家はその人々を、自分を 未復員兵 と呼んだ。
戦場という地獄から帰ってこれないのだ。
この世界に帰ってこれないということに共感できるものは語るべきなのだ。
JOHNY
ある芥川小作家、一兵卒の記憶
記憶、記録として語られる言葉。
軍隊という絶対的階級社会、死はある瞬間人をものにする、戦場では死を悼む時間は短く、忘れ去られるのが早い、鈍くなっていく感覚。
切り付けられ刺された体の記憶、傷。
激しい戦闘の中で外見が幽鬼のようになっただけではなく精神も。
日付と場所だけの死という公的記録、そこに 個人はない。
命令に従っただけ。
下級兵士は人間であることを主張できない、 死は不運であり災難であり 、
戦場で見たものがすべて、全貌は資料でしかわからない。
あの経験は何を奪ったか それによってもなお変わらなかった部分 それを知ろうとすることは自分を知ること。
書き続ける作家、自分を知る旅を続ける者達。
それを知ろうとしている私、想像しようと考える。
誰かが書かなければ消えてしまう記憶、記録、個人。
過去に思いを寄せることは私を想うこと。消えないように。
私も語る責務を負っている。私にもできる。
あるおじいさんが泣く。
記憶というよりこびりついている・・・だから戦争なんて絶対にやるものではない、と。
あの戦争に囚われ続けている人々。死ぬ瞬間まで涙を胸に。心を殺されたまま生涯を過ごした人たちがいる。
作家はその人々を、自分を 未復員兵 と呼んだ。
戦場という地獄から帰ってこれないのだ。
この世界に帰ってこれないということに共感できるものは語るべきなのだ。
JOHNY