洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくりハリー・ポッター(25)"I'd give anything for one of these." ~anythingを使った表現~

2019年09月29日 | 英語表現
みなさん、こんにちは!
今回は、ゆっくり(すぎる!)ハリーポッター、第22弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、anything を使った表現をご紹介します。

それではさっそく引用から♪ 


プレゼントとして送られたマントを手に取った時、RonとHarryはそこに手紙が添えられていることに気がつきます。その手紙には、

Your father left this in my possession before he died. It is time it was returned to you. Use it well. A Very Merry Christmas to you.

とだけ書かれていて、差出人の名前はありませんでした。(There was no signature.)

じっと手紙を見つめるHarryにRonがそのマントを眺めながら言った言葉の中に今回のおススメ表現(青字の部分)が出てきます。


Harry stared at the note. Ron was admiring the Cloak.

'I'd give anything for one of these,' he said. 'Anything. What's the matter?'

'Nothing,' said Harry. He felt very strange. Who had sent the Cloak? Had it really once belonged to his father?

..............

I'd give anything for one of these. の one of theseはcloakのことを指しています。
前半の I'd give anything(=I would give anything)は、直訳調の意味は「どんなものでも与えるだろう」です。
”何のために”与えるのかは、forの後に書かれています。まとめると、I'd give anything for one of these. でRonは【こんなマントがもらえるなら僕だったら(代わりに)どんなものでもあげてもいい】ということを言ってます。
それくらいこの特別なマントは価値があるものだとRonが思っていることが伝わる文章です。


このanything を使った表現、ある一匹の野良猫との出会いで人生が変わったストリートミュージシャンの方が書いたお話、A Street Cat Named Bob by JAMES BOWEN にも出てきていましたので紹介します。

BOBと名付けたその野良猫が自分(ミュージシャンの著書)の所にやってくるまでにどんな人生(ネコ生?🐈)を送っていたのか、そして、どうして自分の住むマンションのところに来たのか知りたいということが書かれている文章です。(青字の部分が今回のおススメ表現が使われている部分です)

I'd have given anything to know his story, discover what had led him to the hallway of my block of flats that evening. But that was something I never was going to know. It would only be guesswork.


過去の話を振り返って書かれていますので、過去仮定法が使われていますが、彼(猫)が彼(ミュージシャン)の暮らすマンションの廊下のところにある日の晩やってくるまでにどんな生活をしていたのかをどのくらい知りたいと思っているのかがよくわかる文章です。

続きのBut that was something I never was going to know. It would only be guesswork.は【それを知ることはもちろん叶わないことで、想像する以外に方法はないけれど】というようなことが書かれています。

ハリーポッターから脱線しますが、A Street Cat Named Bob もとてもいいお話なので近々テキストに加える予定です










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