共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

山吹の花言葉は『待ちわびる』

2016年04月17日 22時00分23秒 | 
先日、熊本で発生した『平成28年熊本地震』では、日を追う毎に犠牲者の数が増えていっています。一昨日起こった本震は阪神淡路大震災クラスのものということで、その規模の大きさが推察出来ます。普段殆ど揺れない地域とのことですので、その恐怖たるや並々ならぬものがあるでしょう。

現時点で41名もの方々が亡くなられたという報道がありました。最初の地震で無事だった方が、本震で家屋の倒壊等で犠牲になられたりもしているようです。今はただ、ひたすらに御冥福を御祈念申し上げるばかりです。

今も熊本県内では5万戸もの家屋で停電が続いているというニュースがありました。加えて今朝は強い雨も降ったようですので、停電もさることながら、土砂災害には呉々も気をつけて頂きたいと思います。

ところで関東地方では、今日は朝からとてつもなく激しい風雨に見舞われました。ほぼ真横に雨が叩きつける中で、時折日が射すという『大狐の嫁入り』とでも言うべき奇妙な日和になりました。

午後になって、ようやく風雨も収まったところで外出してみました。すると、近くのお宅の垣根に植えられた山吹が、御覧のような黄金色の花をたわわにつけていました。あの大嵐の中で、よく散らなかったものです。

《七重八重 花は咲けども 山吹の実のひとつだに 無きぞ悲しき》という、太田道灌の故事に有名な後拾遺和歌集の名歌にも詠われた山吹は、俳句では晩春の季語でもあります。その花言葉は『待ちわびる』。正に、先日からの天変地異の収束を待ちわびる我々の気持ちにぴったりです。

願わくば、九州での震災被害が一日も早く鎮まらんことを、切に待ちわびるばかりです。被災地の一日も早い復興を、心中より御祈念申し上げます。
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