共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

末社

2012年08月13日 20時30分45秒 | 日記
寒川神社の、道一本挟んだ隣にある末社の宮山神社です。

ここはかつて琴平社(ことひらしゃ)や八劍社(やつるぎしゃ)、雷社(いかずちしゃ)等いろんなところに祀られていた六柱の神様を、後でこちらに合祀(ごうし)した御社で、寒川神社と同じ9月20日に例祭が行われます。

それにしても、この辺りの神様は出雲系の神様が多いような気がします。ここの御祭神の一柱・八劍社の御祭神は、高天原から出雲に降り立った須佐之男命(すさのおのみこと)で、琴平社の御祭神・大物主命(おおものぬしのみこと)は須佐之男命の婿養子で出雲大社の御祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと)の和魂(にきみたま)として同じ神様とされ、雷社・建御雷男之命(たけみかずちおのみこと)は、古事記の中の《出雲の国譲り》に出てくる神様なのです。

特に須佐之男命については我が地元の厚木神社の御祭神でもあり、他の近隣のいくつかの神社でも御祭神になっているのです。もしかするとこの辺りの人達は、出雲系の人々と何かしら浅からぬ縁で綱がっていたのかも知れませんね。
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正面から撮りたかったけれど…

2012年08月13日 19時38分47秒 | 日記
寒川神社の御祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の二柱で、この二柱を総称して《寒川大明神》と奉称しています。相模國を中心として、広く関東地方を御開拓なさった神様です。

相模國を始め、関八州の総鎮護の神として、古来からの信仰が殊の外厚く、今から1500年前の雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の御代には、既に奉幣があったことが記されているのだそうです(因みに雄略天皇は最古の歌集《萬葉集》の記念すべき第1首を詠んだ御方です)。

平安時代、醍醐天皇の御代に制定された延喜式では相模國唯一の大社と定められ、その後も源頼朝、小田原北条氏、武田信玄、徳川将軍家等からの厚い信仰を受け、今日もなおその偉容を誇っています。

神門をくぐると、いつもは拝殿の前に置いてある御賽銭箱が、門をくぐったすぐのところに置いてありました。

というのも、実は明後日15日にこの境内で《相模薪能》が上演されることになっていて、拝殿の前に能舞台を、神門側に即席客席をド~ンと作っている真っ最中で、拝殿まで近寄れなくなってしまっていたためです。

それでも廻廊のところにちょっとだけ空きスペースがあったので、鉄骨を運んでいるニイチャン達に軽く睨まれながら、なんとか拝殿だけでも撮ってみました。平成9年(1998年)に御本殿以下、幣殿、拝殿、翼殿、廻廊が総木曾檜造りに銅板葺の新社殿に生まれ変わりました。壮麗な社殿と凛とした空気は、さすが相模國一ノ宮に相応しい風格です。

来月には例祭も行われるそうです。詳細はHPをご参照下さい。

寒川神社HP
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神門

2012年08月13日 18時20分33秒 | 日記
鳥居をくぐり、鬱蒼と樹木の生い茂る参道を進むと、程なくして森を抜けたところに手水舎があり、そこで手と口を清めると、いよいよ神域に入ってきます。

写真は手水舎の近くにある神門です。ここをくぐると御社殿が見えて来ます。
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正面口

2012年08月13日 18時11分04秒 | 日記
宮山駅から500mほど歩くと、この鳥居が見えて来ます。

手前の御神池に架かる太鼓橋と共に近年新しいものに取り替えられ、白御影石の橋と白木の鳥居が、絶妙なコントラストを醸し出しています。
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相模國一之宮・玄関口

2012年08月13日 17時52分22秒 | 日記
今日からお盆休みに入りました。と言っても、家族がいたりするといろいろと予定を立てたりされるのでしょうが、ヒマな独り者としては何とも手持ち無沙汰なのであります。

そこで、ふと思い立ってふらっと出かけてみました。前々からやってみたかったのですが、いい機会なので、神奈川県、昔の相模國の延喜式に基づく一ノ宮から四ノ宮までと鎮護八幡宮の5社を回ってみることにしたのです。

初日はやはり相模國一ノ宮、寒川神社に参詣です。写真は参詣の玄関口となるJR相模線の宮山駅です。パッと見た感じ、どこのド田舎かと思われるかも知れませんが、れっきとした首都圏・神奈川県の駅です。一応無人駅ではありません。

初詣の時には、この小さな駅が信じられないくらい大勢の人達で溢れかえりますが、今日は至って静かなものです…。
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