
小学生の頃の話。蜂蜜についていい思い出があります。我が家は和食派でしたが、日曜のランチだけはパン食。母親が、日曜ぐらいはゆっくり休みたいというのがあったのではと思います。子供心に、日曜のランチは楽しみだった。バタートーストの上に親の目を盗んで、少しでも多く塗るジャムや蜂蜜。姉との蜂蜜の取り合い。
僕にはたくさん夢があって、その一つは、いつの日か田舎暮らしをし、自給用の30坪くらいの畑、そして、蜂を飼って蜂蜜を作ることだ。そして、日曜はパンを焼いて、子供の頃より多めに蜂蜜をかけてちょっとの贅沢を楽しむ。この蜂蜜は、自分でやる養蜂で作る・・。
だから、養蜂の新聞記事があると切り抜き、テレビで特集することがあれば、かじりつくように見て、必要なところは日記に記録していた。曰く、「巣箱の場所を一山むこうにするだけで蜂蜜の味が変わる」「市販の蜂蜜は混ざり物が多い」「菜の花畑で蜂が集めた蜜は、菜の花の香りがする」ああ、うっとり。。
シーカヤックの友人、うがたこさんから嬉しいプレゼントが届いた。なんと、蜂蜜なのだが、ただの蜂蜜ではない!彼はアマチア養蜂家。研究を重ね、今年から蜂蜜を収穫。初物を送ってくれたのだ。当然パン屋に走った。そして、ほんのちょっとの贅沢を楽しんだ。
「うがさん蜂蜜」は濃厚な味で、ハニーな香りが市販ものの2倍。何でなんだろう?美味しい蜂蜜をいただきながら、しばし幸せ気分に浸ったのでした。