【ステーキ漂流記season2】
26軒目「ケネディ 中野坂上店」国産牛サーロインステーキ
今日は夜から中野坂上と西新宿の間にある会場で観劇。その前にある店で腹ごしらえをすることを企てた。その店は「ケネディ 中野坂上店」。前に「ジェロニモ」に行った時に見つけたけど、なかなか行く機会がなかった。
「ケネディ」自体は、以前下北沢店に行ったことはあるが、あんまりいい印象がない。けど、この「ケネディ 中野坂上店」には国産牛のメニューがある。黒毛和牛ではなく国産牛と言っている辺りは気になるがまあいい。要は下北沢店とはちょいと違うのだ。行かない方がずっともやもやして気になる。だから、これをチャンスに行くことに。
すると、なんと「ケネディ」は創業18周年記念でディナーメニューが全品半額サービスではないか! なんという巡り合わせ! チャンスじゃないか!
しかし、17時20分に行ったら、店がやってない。がーん、平日は18時からだってさ! まあ、観劇は19時からだし、そこから近いから間に合うさ。ということで40分待ちました(笑)。そりゃ、待つさ。5000円のステーキだって半額だもん。
で、オイラと同じように待つヤツが3人いた。意外と人気ある、っていうか、明らかに半額効果。凄いよね半額。
店に入って席につき早速国産牛サーロインステーキと赤ワインを頼む。
だって、半額だもん。すると、子供連れの女性を除いて、大半の客(いずれも30~40代の野郎)がオイラと同じ国産牛サーロインステーキを頼んでいるではないか。半額効果、本当に凄いね。
ところで、“国産牛”とは言うけど何牛なんだろ?
と思って店員に訊くと「岩手県産」という答えが返ってきた。まあまあかな。でも、国産牛というだけで、黒毛和牛なのか、和牛なのか、それとも交雑種というのもある。アバウトだけど、それなりに美味い国産牛であることを信じ待つことに。
15分ほどしてステーキ配膳。
見た感じ、和牛特有のグラデーションがないな。
しかも鉄板プレートでジュージュー音をたてての配膳。「ステーキ漂流記」的には凡庸なステーキの典型的な登場である。
一口。
……
うん。
二口。
…………ちょっとは旨味がある? 微妙だな。
三口目からはガーリックソースを使用。
…………凡庸。
四口目は甘口ソース。
はい、凡。
これ、5000円近くとっちゃいけないレベル。
半額でもどうよっていう感じ。
可もなく不可もなく。
不味くはないけど、地味なステーキでしたな。
やっぱり、中野坂上でステーキを食べるなら「ジェロニモ」だね。
総合:★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★
付け合わせ:★★
リーズナブル:★★
【ステーキ漂流記season2】
25軒目(錦糸町)「炭火焼肉 寿恵比呂」ガリバタランプステーキ
やっぱり、「叙々苑」との出会いは衝撃的だった。
おかげで、最近は焼肉屋を研究している。
錦糸町って焼肉屋が多いからね。
そんな中で、錦糸町駅北口にある「炭火焼肉 寿恵比呂」が気になった。
メニューの中にガリバタランプステーキがある。
お、ちゃんとステーキという名のメニューがあるじゃん。
多少厚い肉ならステーキとみなす中で、堂々とランプステーキ。
これは入るしかないでしょ。
中に入ると、表の看板とはうって変わって、わりと狭い店内。しかしながら、その壁にもガリバタランプステーキのチラシが貼ってある。
これだけだと寂しいので、おまけとしてランチの和牛カルビ定食も頼む。
しばらくして和牛カルビ定食と
ガリバタランプステーキが配膳。
ガリバタとはガーリックバターで、これを絡めてランプステーキを食べる、と。
まずはレア目に焼いて、
ガリバタをつけて一口。
……
ん、ガリバタじゃん。
これさ…ガリバタがランプ肉の薄い旨味に勝っちゃったんじゃないか?
ためしに、
焼きだけでランプステーキ食べる。
微かに旨味がある。
まあまあ。
ガリバタ、ダメじゃん。
で、和牛カルビも食べる。
こちらは分かりやすい美味さ。
凄くはないが、たしかな美味さ。
まあ、ちょいと油っぽいがね。
で、またランプ。
やっぱりランプなんだよね。
しかしだ。
叙々苑ならランプだろうがハラミだろうが美味いよ。
そこにランプだから薄い旨味という言い訳はないよ。
そこが、普通の焼肉屋と叙々苑の差である。
「炭火焼肉 寿恵比呂」は残念ながら前者だった。
総合:★★★
素材:★★★★
工夫:★★★
和牛カルビ:★★★★
リーズナブル:★★★