ジャハーン ・ ギール殿の中庭に入ってきました。
ここには象眼の細工はなく、赤い砂岩一色になっています。
見事なまでに、赤一色に統一されています。
野地の部分まで、天然石で組み立てられています。
支えているブラケットにも、細かな細工が作り込まれています。
接合部分は、どのように固定されているのでしょう?
下から見た感じでは、構造がわかりませんでした。
回廊の内部 です。
傷んでいる部分が多く、外壁部分ほどきれいな状態ではありません。
色も赤くなく、内部には違った素材を使っているように感じられます。
腰壁 の部分です。
ここにも細かい細工が、施されています。
内部に 六芒星 を含めた模様ですが、外周部には ” 卍 ” ような模様も見られます。
入って来た場所から中庭を通って、左側へ出てきました。
この部分が、バルコニー状になり、ヤムナー河と言われる川に面しているようです。
気温が少し上がってきましたが、霧が深いのは相変わらずです。
バルコニーの壁の切れ目から、見た景色です。
この下がすぐ川になっているのではなく、かなり高さのある城壁が造られています。
川があってその先にまだこの城壁があると、攻め落とすのはかなり厳しいと感じられます。
まさしく、 ” 難攻不落 ” といった感じです。
バルコニーのあるステージには、床にこんな穴が造られています。
溝がつながっていますので、雨水を溜めておく場所なのでしょうか?
外周部には、植物の葉の形状のように造られています。
ムガル朝 第3代皇帝、ジャラール ・ アッディーン ・ ムハンマドによって造られたこの要塞。
450年経った今でも巨大な姿を、残しています。
いつも感じるのですが、最盛期のこの要塞を見てみたかった気がします。
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