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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’15 冬 インド 27

2015年02月23日 | ’15 インド

 

 

 

 

ジャハーン ・ ギール殿の中庭に入ってきました。

 

ここには象眼の細工はなく、赤い砂岩一色になっています。

見事なまでに、赤一色に統一されています。

 

 

 

 

 

 

野地の部分まで、天然石で組み立てられています。

支えているブラケットにも、細かな細工が作り込まれています。

 

接合部分は、どのように固定されているのでしょう?

 

下から見た感じでは、構造がわかりませんでした。

 

 

 

 

 

 

回廊の内部 です。

 

傷んでいる部分が多く、外壁部分ほどきれいな状態ではありません。

色も赤くなく、内部には違った素材を使っているように感じられます。

 

 

 

 

 

 

腰壁 の部分です。

 

ここにも細かい細工が、施されています。

内部に 六芒星 を含めた模様ですが、外周部には ”  ” ような模様も見られます。

 

 

 

 

 

 

入って来た場所から中庭を通って、左側へ出てきました。

この部分が、バルコニー状になり、ヤムナー河と言われる川に面しているようです。

 

気温が少し上がってきましたが、霧が深いのは相変わらずです。

 

 

 

 

 

 

バルコニーの壁の切れ目から、見た景色です。

 

この下がすぐ川になっているのではなく、かなり高さのある城壁が造られています。

川があってその先にまだこの城壁があると、攻め落とすのはかなり厳しいと感じられます。

 

まさしく、 ” 難攻不落 ” といった感じです。

 

 

 

 

 

 

バルコニーのあるステージには、床にこんな穴が造られています。

 

溝がつながっていますので、雨水を溜めておく場所なのでしょうか?

外周部には、植物の葉の形状のように造られています。

 

 

 

 

 

 

ムガル朝 第3代皇帝、ジャラール ・ アッディーン ・ ムハンマドによって造られたこの要塞。

 

450年経った今でも巨大な姿を、残しています。

いつも感じるのですが、最盛期のこの要塞を見てみたかった気がします。



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