照徳寺様の合同三回忌法要が仙台、宮城野清月記において行われました。
当日は雪の予報もあり、寒くなることが予想されましたが、天候の心配もなく、檀信徒の方々約250名のご参列をいただきました。
宮城野清月記玄関前にて
法話中のご様子
追悼コンサートとして、昨年と同じく女性歌手デュオPaix2(ペペ)さんの歌声が響きわたりました。
合間の休憩時間等には宮城浄青会はじめ青森、山形、福島の各浄青様から総勢22名の青年会員と復興事務局員の協力により、炊き出しが行われました。
宮城浄青会では白玉ぜんざい、東北ブロック浄青会からは豚汁、宮城復興局からはわかめおにぎりを提供させていただきました。
法要においてはたくさんの諸上人、参列の皆様の念仏の声が響きわたりました。
滋賀教区様から「近江米一升運動」としてご協力いただきました近江米一升米も、それぞれの檀家様に配布させていただきました。
また、 慈恩寺ご住職がお持ちになられた、松久宗淋師の弟子の高井 琮玄師とその仏像サークルの皆様による手彫りのお地蔵さまを希望される檀信徒さまも大勢おられました。
震災から約2年、今でも多くのご支援をいただき、本当にありがとうございます。
2年という時間が経ち、遠方の方からは震災が少しづつ風化してきているという話をよく聞きますが、震災の被害者である遺族の方々にとっては、いつまでも復興というものは終わることは無いという現状が続いています。「もう2年も経った」ではなく「まだ2年しか経ってない」、という言葉も言われております。
三回忌を終えたからといって現在の状況が急に好転するわけではありませんが、残された遺族の方が日々を生きるうえで、三回忌の供養をしてあげられて安心できた、そう思っていただければと思います。
被災地の皆様の気持ちに対して、私たちができる精一杯のことを考え、日々精進して行かなければならないと思います。