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J型アンテナ 分岐導体バラン(その2)

2020年03月21日 | J型アンテナ
 室内やベランダにて分岐導体バランを付けた場合と外した場合、どのような変化があるのか? 位置をさまざま変えて試したところ、バランを付けるとかえってSWRが甘くなるというケースも見られました。J型アンテナはもともと周りの影響を受けやすいということもあるかと思います。ということで、本日、フィールドでの測定をおこなってみました。

 場所は大年寺山、いつもの運用ポイント。樹木から離れた比較的広い空き地です。アンテナ地上高は三脚+自撮り棒で約1.8m。




 分岐導体バラン付きの3D2V長さ2mの同軸ケーブルを接続。バランの有無でアナライザーのSWRグラフがどのように変化するのかを見ました。バランなしで共振点145.000付近、SWR1.2となりました。次にバランのミノムシクリップをコネクター芯線に接続。共振点、SWRともまったくと言っていいほど変化ありません。今度はクリップを芯線でなく、コネクター台座(網線側)に接続したところ、SWR1.1まで下がりました。この場合、回路としては網線側を52cmの分岐線でバイパスしたのみ、ということになります。シュペルトップの原理とも異なり、意外な結果に???でした。芯線側に接続した場合に変化がない、というのも腑に落ちません。ショートスタブに加え、いわば二重にショートさせているわけで、良くも悪くも何かあっても良いのでは? 


バラン接続(クリップ芯線側)




バラン接続(クリップ台座側)


 せっかくなので同軸ケーブルの違いで変化があるのか、見てみました。設置状況、給電部位置などは変更なし。RG-58A/U長さ3mに付け替えたところ、共振点145.000、SWR1.0ベタ落ちとなりました。ケーブル長による違いかと思いますが、これには驚きました。ついでに海外サイトでよく見かけるチョークコイル(同軸ケーブルを直径4cmで3回巻き)およびフェライトコアを取り付けてみました。もともとベタ落ちということもあり、どちらもアナライザーでの変化はみられませんでした。コアは3個付けるとSWRがわずかに上がってしまいます。


同軸ケーブル3回巻き


コア2個装着


どちらも変化なくSWRベタ落ち


 JP7IEL局との実際の交信では、「3D2Vのバランなし、バランあり(芯線側)、バランあり(台座側)とも特段の違いは感じられない。RG-58(パッチンコア2個装着)でほんの少し変調が太くなったような気がしなくもない」とのレポートをいただきました。送受信ともアナライザーでの測定結果通りとの印象です。

 今日のところは、分岐導体バランの手ごたえらしきものは得られませんでした。別の環境、あるいは他のアンテナではどうなのか? また試してみます。






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