JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・LCR 山岳移動 

145MHz帯のノイズ

2018年06月02日 | 運用スタイルなど


 先日、萱ヶ崎山で運用した際、145MHz帯にS5〜6の盛大なノイズが入り、一時、運用が厳しい状態に陥りました。デジタル(DV)の場合、S6ほどの信号で交信していても、ノイズが発生するとケロケロになってしまいます。この山頂は高圧線が通っているので、その影響かと思いますが、これまでも何度も運用して、これほどのことはありませんでした。また、いつも散歩がてら運用する大年寺山は、以前から430MHzへの抑圧がひどく使えなかったのに加え、最近は145MHzもノイズが発生するようになりました。

 東京出張の際、ホテル室内でワッチすると、145MHzに関してはどのホテルも常時ノイズまみれ、という状態です。とても運用できる状況ではないです。ホテルの特殊事情だけでもなさそうで、1エリアにおいて2mを運用する局が少ないのもわかるような気がします。一方、430MHzに関しては近くに送信施設があれば抑圧を受けますが、ノイズに関して気になったことはないです。


 何度かブログで取り上げたノートパソコン用のモバイルバッテリーを無線機につないだ場合も、ノイズが発生するのは145MHzです。またパソコンそのものや電源類のノイズを拾うのも145MHz。ちなみに我が家のノイズ環境を調べたところ、LED関係(テレビ、パソコンモニター、照明器具)、エアコン、空気清浄機、各種電源アダプターが主な発生源となっていました。生活に必要なものなので無くすわけにもいきません。空気清浄機は「弱」でも強力なノイズを発生します。影響を受けるのは145MHzのみ、430MHzは問題ありません。


ノイズでS8(室内)


 ということで、145MHz帯というのはノイズを拾いやすいバンド、という印象を強くしています。逆に言えば、各種インフラにしても家電、電子機器にしても、このバンドに影響を与える発生源がちまたにあふれている、あるいは激増中、ということだと思います。移動運用であっても送電線の多い里山などでは安心できない状況で、良くなることはなく、無線運用環境は悪化する一方ではないかと不安ではあります。

 ハンディ機やFT817はノイズ対策がされていないので、まともに影響を受けることになります。特に双方QRP運用の場合。モービル機や固定機はいくらかマシ。

 開局以来もっぱら145MHzを中心に運用してきましたが、これからは430MHzの機会を増やそうかと考えています。





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