JO7TCX アマチュア無線局

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3/4λ J型アンテナ(145MHz)給電部可動式 

2020年03月15日 | J型アンテナ


 通常のJポールアンテナは1/4λのショートスタブに1/2λのラジエーター(エレメント)が載った構造となっています。全長は145MHzの場合、約1.5mです。以前にラジエーターを3/4λとし、スタブ給電したらどうなるのか? ということで、試したことがあります。しかし十分な完成を見ず、中途半端なままになってしまいました。大年寺山でのアンテナ比較では1/2λの通常型タイプでもなかなかの好結果であったことから、あらためて3/4λで作ってみることにしました。マッチング方法もちょっとしたアイディアを取り入れました。




〈ラジエーター〉
 モービルホイップNR2C(3/4λ)のエレメントと同じ寸法に銅パイプで作製。NR2Cの位相コイルはそのまま活用し、コイル位置もNR2Cと同じです。エレメント長130cm。このエレメントはいろんな使いまわしをしてきました。「3/4λノンラジアルアンテナ」にも使いました。今回はショートスタブからドライブしてみます。

〈ショートスタブ〉
 これまで何度か作ったものと基本、同じです。太さ5mm銅パイプ、長さ1mを半分に切り、別のパイプをつないでU字型にしました。間隔2cm。間隔を保つためプラスティック板と結束バンドで梯子状に固定。

〈給電部〉
 強度を考慮しBNCコネクターによる給電としました。バランを付けた方が良いのですが、コネクター方式を優先したため良い方法が思いつかず、とりあえずバランなしです。






 コネクターをそのままハンダ付けすると調整がきかなくなってしまいます。後からラジエーターの長さのみで調整しようとしても限度があり、給電部の位置を変えない限りベストのマッチングとはならないのです。そこでスタブの左右にきつめに入る銅パイプ(太さ6mm長さ2cm)を差し込み、その上にコネクターをハンダ付けしました。さらに給電部の下にショートバーを仕込んでおき、これも上下に動かせるようにしました。




〈調整〉
 2つのスライド機構で難なく調整できると楽観したのですが、予想外にうまく整合してくれません。結局、スタブの片方(ラジエーターと反対側)に銅パイプを付け足して調整を繰り返したところ、なんとかSWRが下がってくれました。










重さ200g。全長170cm。スタブ部含め4分割で収納時約50cm。


 1/2λ、5/8λ、3/4λとラジエーターの異なるJ型アンテナが3本となりました。5/8λと今回の3/4λは本当にその電気長で作動しているのか不明です。どこまでがスタブで、どこからがエレメントなのか、正直なところよくわかりません。海外ではJポールは人気のアンテナのようで、多くのサイトで自作の紹介や製品として販売もされています。バランは必要かとか、Jポールとスリムジムの利得に違いがあるのか、といった議論も盛んなようです。果たして3/4λなりの性能が出るのか、3本の性能にどのような違いがあるのか、興味深いところです。
 






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