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電圧給電式1λループアンテナ

2019年12月30日 | ループアンテナ


 このところ電圧給電(ノンラジアル回路)の面白さにはまっています。ラジアル不要、エレメントの端から給電する方式のためアンテナ形状の自由度が高く、棒状のエレメントに限定されることもありません。試みとして145MHzの1λループに給電してみました。




 一般的なループアンテナは、ループエレメントの切れ目にケーブルの芯線、網線をつなぎ給電します。電圧給電の場合は、クローズドのループの一カ所に単線給電となります。マッチング回路側から見れば、棒状のエレメントかループかの違いだけです。

<材料>
・帯鋼2.0m
・塩ビパイプ 太さ1cm 長さ70cm
・コイル 太さ2.2mmなまし銅管 直径3cm 5回巻き 
・トリマーコンデンサー(1.9~16.1pF 耐圧300V)
・BNCコネクター
・三脚固定ナット
・ミノムシクリップ、木板、他

 マッチング回路自体は「ノンラジアルアダプター」に掲載のものと同じです。当初、ノンラジアルアダプターにループエレメントを接続することを考えましたが、1λループともなると直径が大きくなり、新たに作ることにしました。マッチング部以外の製作はいたって簡単で、要は、ループエレメントを固定できればよいわけです。エレメントにはグローバルアンテナ研究会で領布されている帯鋼を使いました。長さ70cmの塩ビパイプを2分割とし、下部パイプを木板に空けた穴に固定。接点を取り付け、コイルの一方をつなぐのみです。塩ビパイプ上部と下部に帯鋼エレメントを差し込み、ループを作れば完成。












 ループに電圧給電は初めてで、うまくマッチングしてくれるか不安でした。ノンラジアルアダプター(1/2λエレメント取付け)と同じ位置、コイル3巻き目にミノムシクリップを挟み、トリマーを回しましたが、SWRは下がらず、明確な共振点も見つかりません。クリップをコイル2巻き目に変更、トリマーで調整し、さらにコイル接点を探ったところ、145.000付近でSWR1.2まで下がってくれました。これ以外の組み合わせはどうかと試してみたものの、良い接点はみつからず、これで良しとしました。1/2λエレメントのようにベタ落ちとはなりません。逆に帯域は広いようです。今回のところはループにも電圧給電できること、整合が取れることが確かめられただけでとりあえず満足です。






 ループアンテナなので、立てた状態で水平偏波、横向きで垂直偏波となるはずです。でも、実際に受信した感じでは、立てた状態の方が強く入る信号も少なくありません。指向性もあります。使用の際は三脚に取り付け、立てたり横向きにしたり、あるいは斜めにするなどし、なおかつ回しながら使うことになるかと思います。1ループなので利得は期待できませんが、重さ170g、コンパクトに収納でき、設営も簡単。性能的な検証を兼ね、里山歩きの際にでも使ってみます。












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