JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

残雪の栗駒山移動

2014年05月11日 | 特小・DCR運用


 日本列島まるごと高気圧に覆われた本日、今シーズン初の栗駒山に登ってみました。いわかがみ平へのゲート開門が午前9時と聞いていたので、ゆっくり目に自宅を出発。ところが午前8時すぎ、ゲートに着いてみると開いているではありませんか。いわかがみ平着午前8時20分。すでに6割方駐車場は埋まっていました。みなさん知ってるんですね。次々、山頂めざして出発していきます。

 山頂へは通常、面白くもなんとない中央コースと、やたら歩きにくい東栗駒コースの2コースですが、この時期だけ、その間の雪渓を登りつめるコースをとることができるのです。駐車場から山頂までほぼすべて雪渓歩き。今日のように好天の日は、天国のようなコースです。




いわかがみ平からの大雪原

山頂直下


 10時ジャスト、山頂着。本日もオカザキKG295局とのスケジュール交信を予定。30分ほど早く着いたので、まずは145MHz。アローラインアンテナにて3度目の運用。ワッチしてみると0エリアでコンテストらしく、何局か聞こえてきました。糸魚川市、燕市、上越市と59-59。こちらは2.5W。距離約250kmから300km。コンテストなので相手局の詳しい設備は聞けませんでしたが、よく飛んでくれるようです。青森もコンテストなのかわかりませんが、数局入感。残念ながら交信にはいたりませんでした。北方面は岩手県葛巻町移動局と53-55。




秣岳と鳥海山


 さて、オカザキKG295局の移動地は山形県米沢市の笹野山、標高660m。山頂にテレビ中継局があり、眺めは良いそうです。カシミールで確認したところ栗駒山とは見通し外。蔵王西側の山がわずかに壁となっています。はたして如何に。まずはDCR0.2Wにてメリット5+アンテナ1本の良好な伝搬を確認。さっそく特小10mWへ。こちらからお呼びしてみると、ノイズの中にかすかな変調。何度か位置決めをして、良好に入感。51のレポート。笹野山からも51。これであれば1mWでも可能では? 期待を持って1mWへ。しかし10mWと打って変わってまったくメリットありません。動き回って慎重に信号を探ってみてもノイズのみ。一瞬フワッと当局を呼ぶKG295局の変調が浮いてきたのですが、すぐにノイズにかき消されてしまいました。残念ながら交信ならず。笹野山側のテレビ中継局からの抑圧もあったようですが、なんといっても見通し外。1mWというあまりに微弱なパワーでは荷が重すぎたようです。


栗駒山ー笹野山 見通し外


 ということで10mWに戻り、長話モードに。距離約135km。山に遮られ、かつ奥羽山脈をすり抜けてよくぞ届いてくれるものです。細々と、それでいて安定した信号。船形山、翁峠、新庄神室、鳥海山・・・名だたる山々を眺めながらの特小交信にしばし感動してしまいました。

 本日は、各局と特小交信を楽しむことができました。またDCRでのしばらくぶりの交信もありました。やはり栗駒山は最高です。交信いただきました各局様、ありがとうございました。以下、DCR、特小での交信のみ記しておきます。


<DCR>
ミヤギAZ17局   登米市伊豆沼自然観察館 M5
オカザキKG295局 山形県米沢市笹野山 M5(0.2W)
ミヤギOS147局  大崎市       M5(0.2W)
ヤマガタSA88局  山形県山辺町玉虫沼付近 M5
アキタAO899局  秋田市       M5
ミヤギCF06局   仙台市泉区南光台  M5
ミヤギAC551局  大崎市岩出山    M5

<特小>
ミヤギAZ17局 登米市伊豆沼自然観察館 約37km 10mW M5 1mW M5
オカザキKG295局 米沢市笹野山 約135km   10mW 51-51 1mW 不成立
ヤマガタSA88局  山形県山辺町玉虫沼付近 約90km 10mW 53-52 1mW 31入感とのこと
ミヤギCF06局   仙台市泉区南光台 約75km  10mW 51-51 1mW 不成立



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