試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR103系習志野電車区321F [Tc188] (クハ103-188 側面窓セル交換,クハ103-278 塗装施工屋根板廃止)

2017-09-03 21:28:56 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
優先。

KATO製クハ103-188,クハ103-278の改修を終えたJR103系ラシ321F(Tc188)が再出場した。
俯瞰からはクハ103-278の屋根板色温度差が激しく目に止まる箇所だった。
塗装施工屋根板廃止により他KATO製編成と遜色ない状態へ持ち上げられたと思う。




JR103系ラシ321F (1993/10)。
[ラシ321F]:[Tc188]-M675-M'831-T452-M676-M'832-T453-M677-M'833-Tc278

クハ103-188には劣化した側面窓セルの交換を施した。
竣工当時からの霞みと窓サッシ印刷剥げは更に進行し見窄らしくなっていた。
在籍する103系でも特異な存在でありクハ103-278に続く廃車発生品転用車となった。
これによりラシ321Fは側面見附も製品仕様並に達している。
廃車された元クハ103-278(元ミツ6F),元クハ103-819(元ラシ314F)の部品は各車の底上げに貢献した。


初出場当時のラシ321F。

ラシ321Fは首都圏唯一のクハ103形第一次改良形だったクハ103-188組成が最大の特徴である。
これまでも再入場を繰り返し外観向上に努めてきた。
クハ103-278はTOMIX製クハ103形旧製品塗装変更車からKATO製クハ103-272(黄色5号)で車両更新を行った。
これでラシ321Fの車体は全車KATO製量産冷房車に揃えられた。
その後クハ103-188へのTROM製AU712冷房改造車用ランボード敷設等を行っている。
ベンチレーター統一や側扉窓支持黒Hゴム化も早い時期に施工した。
保管品不足都合で足踏み状態が続いたがようやく一区切りを迎えられている。
なおクハ103-278で角度修正を施したB形防護無線アンテナは固着され想定通りの位置に安定した。


ラシ315F-2,ラシ321F (クハ103-232,クハ103-278)。

ラシ321Fはクハ103-188(車両更新工事施工車)を除き側扉窓支持を黒Hゴム化している。
1993年10月がプロトタイプの編成は各々で措置が異なりラシ315F-2は灰Hゴム支持のままである。
先頭車はクハ103-231,クハ103-232(低運転台量産冷房車)でクハ103-188の見付に近い。
但しモハ103-687以下8両をツヌ302F-1と共用しており物理的に黒Hゴム支持化は行えない。
その代わり独特の見附を持つクハ103-188を更に引き立たせる効果をもたらしていると思う。


ラシ305F-3。


ラシ315F-2。


ラシ317F。

クハ103形低運転台車の前面窓支持金属押え面化はHゴムモールドの太い大阪環状線仕様の前面窓セルを転用した。
現在クハ103-231(ラシ315F-2),クハ103-260(ラシ305F-3),クハ103-260(ラシ317F)を加えた4両が在籍する。
何れも前面窓セルHゴムモールドを油性ペイントマーカーで銀色を挿す方式を採用している。
設置箇所から擦れる機会が殆ど無く劣化は見られない。
金属押え面支持化初竣工車のクハ103-188では当初ガンダムマーカーを用いた。
しかし発色具合が金属押え面支持に見え難かったため後に油性ペイントマーカーを再塗布している。




ラシ321Fサイドビュー(クハ103-188:側面窓セル交換施工車)。

ラシ319F再出場時に比較で持ち出した車両がクハ103-278(ラシ321F)だった。
その影響もありラシ321Fの入場機会は予定より早く訪れた。
但しクハ103-188が組成されていなければ先送りされていたと思う。
竣工までに苦戦した経緯もあり今後も特別な編成となるだろう。
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