試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ103-826[ラシ310F-3] 台枠更新,付帯部品交換 (元クハ103-728[元ラシ319F] 廃車発生品転用)

2018-01-15 21:27:39 | 国鉄/JR103系
複合。

KATO製JR103系クハ103-826(ラシ310F-3)は中古製品のクハ103-828(黄色5号)が種車である。
外観は上程度で問題無いと導入に踏み切ったが車体運転台側が極端に高くなる欠点があった。
後の入場で簡易修繕を施しクハ103-373(ラシ310F-3:車体更新車)と見附を揃えている。


JR103系ラシ310F (1999/3)。
ラシ310F-3:Tc373-[M331]-[M'487]-[T330]-[M332]-[M'488]-[T331]-[M333]-[M'489]-Tc826

車体傾斜を招いた原因は2点あった。
1つはウエイトの湾曲が激しく座席部品と台枠に挟まる構造から床板を大きく変形させていた。
変形したウエイトはやや強引に直線状へ整形し台枠への影響を最小限に喰い留めている。
もう1つは尾灯用電球下部に存在していた瘤のようなものである。
電球直下の台枠は一部が溶けた模様で床下側に凹んでいた。
これは電球が熱を帯び台枠を溶かしたと思われ前オーナーさんの取扱いに拠るものだろう。
台枠裏面を削り張り出しを極限まで抑え運転台側車体高はクハ103-373とほぼ同一に仕上げた。
但し簡易修繕であり台枠の凹みは埋め込んでおらず現在まで残ったままになっていた。


入工中の元クハ103-728,クハ103-826 (元ラシ319F,ラシ310F-3)。

クハ103-826の竣工当時はKATO製クハ103形用予備品が殆ど手元に無かった。
その後復帰が難しくなった被車体更新車を廃車とし僅かに転用可能な部品を確保している。
このうち元クハ103-728(元ラシ319F)の部品を転用しクハ103-826用床板を簡易修繕から脱却させる。
クハ103-728はクハ103-272(黄色5号)で車体更新を行い旧クハ103-728が余剰になった。
塗装変更車だった旧クハ103-728は状態が芳しくなく長期休車の後に廃車となった。
元クハ103-728の足廻りはクハ103-272出自品が占めている。
床板構成品はクハ103-826と照らし合わせ長期使用に耐えられる組合せとする。


分解したクハ103形用床板 (元クハ103-728用,クハ103-826用)。

クハ103-826も旧LOT製品が種車で経年は高い。
前照灯照度が極端に低くライト基板も交換対象となった。
両車を分解するとほぼ同時期のLOTと推測出来た。
ライト基板の電球導線被膜は共に半透明で現行LOTの黒色被膜とは異なる。
元クハ103-728用からの転用では照度向上が望めない。
新たに予備品の現行LOTライト基板を用意し症状改善を図る。


簡易修繕の名残だったクハ103-826用台枠に残る凹部。

車体傾斜の原因だった尾灯用電球直下の台枠は裏面を削るしか手の打ちようがなかった。
よって表面には修正当時の凹みが残っている。
裏面からの修繕は台枠厚を極端に薄くしてしまいそのままでは光が透過する状態に陥った。
遮光対策としてマッキーで塗り潰し誤魔化していたが今回の台枠更新で姿を消す。


導電板交換中の元クハ103-728用台枠。

台枠は元クハ103-728から転用する。
当初は台枠更新のみで対処出来ると考えていた。
しかし導電板は酸化が進行していたためクハ103-826用からの流用に変更した。
導電板固定用ボス位置都合により着脱とも連結面側から行っている。


元クハ103-728から転用したウエイト。

クハ103-826のウエイトは完全に直線状に戻せていない。
従って若干歪みが残っており使用停止とした。
車体更新時にクハ103-728の主要部品はクハ103-282(黄緑6号)出自品を流用した。
元クハ103-728用(←クハ103-272用)床板は全く手を着けなかったため特に瑕疵は見られない。
原形を保つウエイトをクハ103-826へ転用する。


LOT差が明白なライト基板 (旧LOT品,現行LOT品)。

ライト基板はModelTrainPlus製LEDライト基板を装着したクハ103-278(ラシ321F)の発生品を持ち出した。
クハ103-278も車体更新車で床板はクハ103-282(黄緑6号)用を流用し竣工した。
ModelTrainPlus製LEDライト基板化で予備品に廻った現行LOTライト基板である。
千葉寄先頭車のクハ103-373は車体更新時に現行LOTライト基板を流用したためLOT差は生じない。


僅かに成形が異なっていたライトケース (クハ103-826用,元クハ103-728用)。

台枠に凹みを生じさせるほど熱を帯びたためかクハ103-826のライトケースは変形していた。
ライト基板の安定度が悪いため元クハ103-728用へ交換する。
クハ103形高運転台車のライトケースは一度も変更された事が無いと思っていた。
しかし各々を比べると天面の開口部や内部のリブ厚に差が確認できLOT差があったと判明している。
クハ103-826に装着されていたライトケースは今まで見なかった形状でかなり古いLOTだったと思われる。


現行LOTライト基板を取り付けた元クハ103-728用ライトケース。

元クハ103-728から転用したライトケースは現行LOT品と変わらない様に思えた。
但しライト基板とはLOT差があり慎重に挿入している。
発生品のライト基板はクハ103-278(←クハ103-282)由来で電球用配線の癖はクハ103形高運転台車仕様になっていた。
よって特に調整を要せずに装着を終えた。




異LOT部品混在となった床板 (元クハ103-728用,クハ103-826用)。

クハ103-826用床板は台枠更新が主となったが構成部品には流用品も数多く存在する。
座席部品は元クハ103-728用の成形色が濃く転用を見送った。
TR62(212)非動力台車も黒染車輪やカプラーポケットレス仕様に交換済で交換対象から外れている。
ダミーカプラーは配管無仕様に戻ってしまうため当然の如くAssyダミーカプラー流用となった。
これらにクハ103-278発生品の現行LOTライト基板が加わりクハ103-826用床板は混沌としたLOT構成に変わっている。


殆ど外観変化が見られないクハ103-826。

複雑な部品入替を行った床板を車体と嵌合させた。
LOT混在の影響は生じずクハ103-826は入場前と何も変わらない。
小手先での誤魔化しが効いていたとも言えよう。
しかし各部品の信頼度は格段に向上している。




クハ103-826 点灯試験[51C 中野]:前照灯(現行LOTライト基板化)。


クハ103-826 点灯試験[51C 中野]:尾灯(現行LOTライト基板化)。


クハ103-373 点灯比較[51C 中野]:ラシ310F-3(車体更新車)。

点灯試験では現行LOTライト基板化の効果が確認できた。
入場前は異様に暗い旧LOT製品の弱点が露わになっていた。
クハ103-373(ラシ310F-3)の点灯照度に近付き一定の答が得られたと言えよう。
ラシ310F-3は[中野]設定のため西行で走行させる機会が大半を占めている。
中野寄先頭車であるクハ103-826の前照灯照度には物足りなさを覚えていたが解消に至った。


クハ103-826+クハ103-373 (ラシ310F-3:旧LOT車+車体更新車)。

台枠の簡易修繕は線路方向で生じる車体傾斜抑制名目だった。
今入場で不安視していたのは運転台側の車体高上昇再発である。
せっかく交換を行っても車体傾斜を招いては意味を失ってしまう。
最終試験項目は各車との車体高比較となった。
先ずクハ103-373と運転台側車体高差を確認した。
導電板交換がどの様に作用するか読めなかったが取り敢えず合格点に達している。


モハ102-489+クハ103-826 (ラシ310F-3:現行LOT車+旧LOT車)。

次にモハ102-489(ラシ310F-3:9号車)との連結試験を行った。
モハ102-489はモハ102-489(総武線仕様:ツヌ315F)を車両更新工事施工車に改めた現行LOT製品である。
LOTに開きのあるクハ103-826だがクハ103-373と同じく車体高差発生は防げた。
新たにモハ102-489との差が生じると厄介だった。
この結果を以てクハ103-826の工程は終了を迎えている。




クハ103-826(ラシ310F-3:台枠更新)。

クハ103-826の竣工でラシ310F-3が再出場した。
現時点で今後の入場予定は当分無く現状を維持していきたい。
台枠更新を陰で支えた元クハ103-728は余剰部品を寄せ集め再び組立ている。
癖のある台枠とウエイトは使用停止品で廃棄扱いに近い。
他部品の転用を考え紛失防止策の一環で組み上げた状態に戻した。
既に廃車されているが急な部品転用に備え導電板や集電板研磨程度の手は加えてもいいだろう。
ジャンル:
模型
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