試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区103F [Tc48] 3-4+3編成 (クモハ101-152,クモハ100-183 車体振替) ※弁天橋区仕様+旧製品

2018-09-21 21:55:25 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
不釣合。

2014年6月に出場したKATO製国鉄101系ツヌ103F(Tc48:旧製品+塗装変更車)は当初保留車を活用する予定だった。
しかし基本に据えるツヌ118F(Mc155:6両口)が手配できず七代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)を増備している。
組成計画も見直しとなりサハ101-233(ツヌ118F→旧サハ101-245:旧ラシ104F)を除く9両がツヌ103F用組成準備車となった。


国鉄101系ツヌ103F (1979/3)。
[ツヌ103F]:Tc48-M230-M'224_Tc35-T72-M252-M'c183+Mc152-M'159-T'c47。
※弁天橋区仕様+旧製品。
◆クモハ101-152,クモハ100-183 車体振替。

組成計画は比較的早く六代目ツヌ118F(旧製品→旧ツヌ116F:T'c91)の回着前までに大枠が決定していた。
僅かな差ではあるが旧ツヌ116Fの出場よりも先に旧クハ101-35(ツヌ103F)を竣工させている。
旧クハ101-35用種車には塗装変更及び形式変更を経たクモハ101-78(旧ムコ3F:Mc78)が起用された。
一方七代目ツヌ118Fの状態も決して万全とは言えなかったが保留車との差し替えは見送られる。
そのためクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)を先頭車両に据えただけで3-4+3編成へと組み換えた。
基本的に旧ツヌ116F(3+4-3編成)とほぼ同一の組成方式が採られたツヌ103Fだがその後は対照的な経過を辿る。


ツヌ116F。
※旧製品。

旧ツヌ116F(→ツヌ116F-1:T'c91)も付随車代用運転台付車組込編成だが塗装変更車は起用されず全車旧製品車両で統一された。
折しも四代目ツヌ118F(旧製品)を旧ツヌ107F(Tc83:10両貫通編成)へ改装し出場させたばかりだった。
形式構成上保留車に廻されたクハ100-78(ツヌ118F)がクハ100-91(ツヌ116F:第二次冷房改造車)用種車となっている。
2016年11月にはサハ101-104(再生産品←元サハ100-99:ツヌ113F)が加わり旧ツヌ116F-2(T104:7+3編成)を組成可能とした。
その後サハ101-104をサハ101-98(旧製品←旧サハ101-88:元ツヌ113F)で置き換えツヌ116F-2(T98)も旧製品編成に改めている。
結果的にツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)を介した車両異動がツヌ116F(Mc154)の旧製品保持編成指定を決定付けた。


旧ツヌ103F。
※旧製品+塗装変更車。

これに対しツヌ103Fはクハ68形用KATOカプラー取付試作編成に起用されて以降2015年12月まで殆ど動きが無かった。
かねてから塗装変更車かつ内嵌式尾灯車体だった旧クハ101-35の振替計画があり2016年1月に入場を迎える。
クハ101-35(旧製品)用種車には旧クモハ101-118(旧ツヌ133F:Mc118)が充当され先ず塗装変更車組込編成から脱出した。
代用していたサハ101形0番代用床板も2016年6月付で更新を果たしクハ101-35(ツヌ103F)は旧製品車両同等に至っている。
この間弁天橋区仕様(Mc170→旧ラシ101F:Mc201)導入を切っ掛けとして車体更新に拠る旧製品先頭車両削減が開始された。
第一陣には旧ツヌ123F(Tc78),旧ツヌ124F(Tc74)が都合良く各々旧ツヌ123F,元ツヌ124F(弁天橋区仕様+旧製品)へと改められた。


元ツヌ124F。
※弁天橋区仕様+旧製品。

クハ101-35の車体振替を終えたばかりの旧ツヌ103Fだったが今度は旧クハ101-48,旧クハ100-47(旧製品)が更新対象となった。
まだ他編成には旧製品LP402前照灯先頭車両が多数残存しており前面見附の違和感軽減を狙ったLP411前照灯編成再編へと進む。
ちなみに旧ツヌ103Fを新金型編成更新対象に抜擢した名目はプロトタイプ変更が難しかっただけである。
そしてクハ101-74,クハ100-43(ツヌ124F:弁天橋区仕様)をクハ101-48,クハ100-47(ツヌ103F)へ改番異動させた。
これにより弁天橋区仕様+旧製品編成に昇格したツヌ103Fだがモハ101-230以下8両(ツヌ103F:旧製品)は従前のまま維持された。
なお旧ツヌ103F構成車2両,元ツヌ124F構成車8両はツヌ102F(Tc75:旧製品→ツヌ102F-3:LP411前照灯編成)に再構築している。


ツヌ102F-3。
※旧製品:LP411前照灯編成。

2016年7月の再出場以降ツヌ103F構成車のうち手が加えられた車両はクモハ101-152(旧製品)に限られた。
これはかつてクモハ101-195(ツヌ110F:Mc195)と相互振替した床板を復す入場であくまでツヌ110Fが主眼に置かれた。
長らく車両異動対象編成に挙がらなかったツヌ103Fだが十四代目ツヌ118F(旧製品←旧ツヌ118F:Mc155)の影響を受ける。
回着当時より打痕及び擦過痕が見られたクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F:旧製品)は先頭車両での起用を見送った。
中でもクモハ100-108旧ツヌ122F(M'c170)用組成変更種車に充当する予定だったため車両異動計画を見直している。
代替車両にはクモハ100-108(旧製品←元クモハ100-108:廃車)が配されツヌ122F(Mc155:塗装変更車+旧製品)を出場させた。


クモハ100-108(ツヌ122F)。
※旧製品:廃車体復籍車。

ツヌ122Fでの窮地は廃車体復籍にて凌げたが引き続きクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)の取り扱いが課題となった。
ここで目を付けた編成が車体状態の思わしくない七代目ツヌ118F出自車7両を受け継ぐツヌ103Fであった。
元々モハ101-230以下7両(ツヌ103F)は擦過痕が多く乱れのあるメーカー塗装車をツヌ103Fへ集約する方向に落ち着いた。
ただクモハ101-155(ツヌ118F)の打痕は運行番号表示窓Hゴム支持モールドだけに留まっており側面見附には問題が無かった。
そのためクモハ101-184(ツヌ123F:第二次冷房改造車)を捻出すべくクモハ101-184(ツヌ123F:旧製品)への改番が決定した。
結果車体塗装に埃巻き込みを抱える旧クモハ101-184(元ツヌ123F:旧製品)がクモハ101-152(ツヌ103F)用種車へと廻っている。


クモハ101-152 [61 千葉]:再生産品LOTホース無ジャンパ栓納め装着車。
※旧製品。


JR101系クハ101-85 [07 臨時]:ラシ107F(旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め装着車)。
※旧製品。

中間組込車対応化を要したクモハ101-184では元クモハ101-155(ツヌ118F)用ホース付ジャンパ栓納めが流用できなかった。
ジャンパ栓納め部品だけは十代目ツヌ118F(再生産品→旧ラシ107F:Mc202)回着後も旧製品LOT品を使用し続けていた。
これは2016年5月竣工のクハ101-85(ラシ107F:旧製品←クハ101-81:元ツヌ308F)から拘ってきた箇所である。
弁天橋区仕様(Mc170)で引っ掛かった車体との色温度差が懸念され再生産品LOT品は今や予備品の大半を占めるまでに達した。
その代わり旧製品LOTジャンパ栓納め部品が減少の一途を辿り遂にクモハ101-152(ツヌ103F:旧製品)での試験採用へと至った。
運転台付中間組込車ではあるが前面見附への影響は殆ど感じられず旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め温存に繋がると思う。


消しゴム式で擦過痕を修復したクモハ101-183。

ツヌ103F構成車でも状態が良かったクモハ100-183(旧製品)はクモハ100-108(ツヌ118F)の直接投入にて置き換えている。
前途の通りクモハ100-108には数多くの擦過痕が刻み込まれており玉突き振替えを選択できる状況ではなかった。
現状での車体振替も可能だったが今後状態の良いツヌ118F(Mc155)が引き当てられるとは限らず擦過痕軽減策を試行した。
擦過痕埋没工程はラプロス式車両番号標記印刷消去過程で避けられない作業のため基本的にこれを踏襲している。
消しゴム及び磨きクロスに頼る限り多少製品とは異なる艶が生じるものの浅い傷の大半は誤魔化せたように思える。
事実上格下げとなったクモハ100-183(ツヌ103F:旧製品)だがツヌ103Fの編成見附を悪化させるまでには至っていない。


ツヌ103Fサイドビュー(クハ101-48:車両更新車)。
※弁天橋区仕様。

捻出した旧クモハ100-183(元ツヌ103F:旧製品)だがラシ107Fに残る塗装変更車廃止用種車には起用できない。
そのため保留車へ廻し旧クモハ101-152(元ツヌ103F:旧製品)と共に新たな転用先を探る予定である。
今入場ではクモハ101-152,クモハ100-183の車体振替のみでツヌ103F(弁天橋区仕様+旧製品)を再出場させた。
従ってクハ101-48,クハ100-47(弁天橋区仕様)とモハ101-230以下8両(旧製品)の車体状態に格差が現れている。
在籍する津田沼~習志野区新金型編成では異端と言えるがモハ101-230以下8両の車体更新は考えていない。
対処するとすればクモハ100-183で試行した擦過痕修正を実施する程度に留まると思う。

クモハ100-183[ツヌ103F] 車体振替 (クモハ100-108[ツヌ118F] 改番,床板交換施工) ※旧製品

2018-09-21 21:54:58 | 国鉄/JR101系
安直。

塗装状態の芳しくないKATO製101系(黄色5号車両)をツヌ103F(Tc48:弁天橋区仕様+旧製品)にて一括管理する方針が決定した。
十四代目ツヌ118F(Mc155:旧製品←旧ツヌ118F:Mc155)のうちクモハ101-155,クモハ100-108には打痕ないし擦過痕が見られた。
手始めにクモハ101-155(ツヌ118F)がクモハ101-184(ツヌ123F:Tc78)へと改番され旧クモハ101-184(旧製品)を捻出している。


国鉄101系クモハ100-183(ツヌ103F)。
※旧製品。

塗装への埃混入があった旧クモハ101-184(元ツヌ123F)は一足先にクモハ101-152(ツヌ103F)へ改番異動となった。
そして1-3位側に擦過痕を抱えるクモハ100-108(ツヌ118F)も保留車から一転しツヌ103Fへの組み込みが決定している。
当初十四代目ツヌ118F構成車4両をツヌ122F(Mc155:塗装変更車+旧製品)に異動させる予定であった。
しかし中野方先頭車両へ充当する予定だったクモハ100-108だけは塗装状態が仇となりツヌ122F用組成準備車から外れた。
その代替には廃車された元クモハ100-108(元ツヌ118F:Mc155)が務めクモハ100-108(ツヌ122F:旧製品)として復籍させた。
行き場が失われたクモハ100-108(ツヌ118F)は保留車へ廻っていたが中間組込車へと役割を変え復帰に向かう。


入工中のクモハ100-183,クモハ100-108 (ツヌ103F,ツヌ118F)。
※旧製品。

クモハ100-108(ツヌ118F)の代わりに捻出される車両はクモハ100-183(ツヌ103F:旧製品)である。
旧ツヌ103F(旧製品+塗装変更車)は七代目ツヌ118F(旧製品)が種車で旧クハ101-48,旧クハ100-47(旧製品)を先頭車両に配した。
また暫定出場も経ておらずクモハ100-183はクモハ101-155(ツヌ118F)を改番,中間組込車対応化しただけで竣工している。
入場回数は少なく一時旧クモハ101-152(旧ツヌ103F)と同様クハ68形用KATOカプラー装着試作車に抜擢された程度である。
そのクハ68形用KATOカプラーだが耐久性と取り扱い統一の見地から製品原形に戻されていた。
肝心な塗装被膜は目立った乱れも無く旧クモハ101-152(元ツヌ103F:旧製品)に引き続き保留車の状態均等化を狙った。


[クモハ100-108]:1-3位側。

普段通りクモハ100-108(ツヌ118F)の車両番号標記印刷消去から作業に入った。
ラプロス式印刷消去結果はクモハ101-155(ツヌ118Fクモハ101-184:旧製品)と然程変わらず上出来だと思える。
但し1-3位側はラプロス#8000にて[クモハ101-155]標記印刷痕の埋没化を図った関係で若干処理面積が広くなった。
未措置,ラプロス#6000,ラプロス#8000と仕上げが混在するが消しゴム及び磨きクロスのお陰もあり上手く馴染んでくれた。
既存編成への異動となるためクモハ100-183(ツヌ103F)でも更なる古インレタ消費を進める。
クモハ101-184以降の改番で中途半端に組標記が残る高経年台紙は大幅な削減を図れた。
ようやく完全消費が視界に入って来ており所要番号抽出に苦しむ状況から脱出出来そうだった。
当然転写失敗が前提で苦戦は明らかだったが所要インレタに比較的余裕があり根気よく作業を進める。


[[クモハ][10][0-][1][8][3]]:1-3位側。

持ち出した古インレタにはクモハ100形用組標記が残っていなかった。
従って形式称号,形式,車両番号は1-3位側,2-4位側ともばらばらの組み合わせにせざるを得ない。
1-3位側は[クモハ]+[10]+[0-]+[1]+[8]+[3]を並べるはずがいきなり[クモハ101-183]と誤転写をしている。
代わりにモハ100形用組標記を充てたため[クモハ100-183]までが継ぎ接ぎになってしまった。
この余波を受けた2-4位側は[クモハ]+[1]+[0]+[0]+[-1]+[8]+[3]と細切れ度が増した標記になった。
だが何度失敗しても次のインレタが待っている状況が幸いし切迫感は一切無かった。
そのためか多少の乱れこそ伺えるものの誤魔化せる車両番号標記には持ち込めたと思う。


車体改修のため分解されたクモハ100-183。

改番を済ませたクモハ100-183(ツヌ103F)だが車体擦過痕埋没化に取り掛かるため分解している。
2-4位側に比べ1-3位側で擦過痕が多く見られたが旧クモハ101-152のような埃巻き込みではなく改善の余地を残していた。
しかし塗装瑕疵車両集約編成となったツヌ103Fでは焼け石に水に近い作業と言える。
よってこの工程はツヌ103Fの編成見附向上対策ではなく今後中古製品導入時に何処まで対処可能かを確認する試金石とした。
さすがに深い傷の修復は不可能で軽度な擦過痕に限り消しゴムと磨きクロスを当てた。


擦過痕を修復した1-3位側幕板(クモハ101-183)。

基本的な方向性はラプロス式車両番号標記印刷消去痕の最終仕上げ方法と変わっていない。
ただ幕板が中心の作業に迫られたため車体裾への施工とは異なり手応えは心許なく感じられた。
それでも無数に存在した細かな傷は修正前よりも目立ち難くなり一応の成果が得られように思える。
但し代わりに未施工の塗装被膜部と比べ艶が強まる弱点までもが引き継がれた。
幸いクモハ100-183は旧製品車両であり多少ましになったが半艶仕上げに近い再生産品車両には通用しないと思われる。


最終工程に入る旧クモハ100-183,クモハ100-183。

クモハ100-183を組み直した後は新旧クモハ100-183同士での床板交換のみとなる。
ここで分解を迎えた旧クモハ100-183(元ツヌ103F)だったが何故かガイド無プリズムケースが装着されていた。
クモハ100-805(ツヌ110F:Mc195)での現行LOTライト基板更新時に一度分解したが全く気付けなかった。
この床板はクモハ100-34(カノ13F:Mc59←クモハ100-44:元カノ20F←クモハ100-39:トタ5F)との振替品だったはずである。
どうやらこの時プリズムケース交換は作業から漏れたらしく現状のままでは前照灯プリズムを破損させる確率が高くなる。
製品原形復帰を果たしたトタ5F-1(Tc14)でさえガイド無プリズムケースだけは使用が見送られた。
運転台付中間組込車では機能しない前照灯だが組み立てに神経を使うためガイド付プリズムケースへと交換する。


重要な役割を担う前照灯用プリズムガイド (旧クモハ100-183用,元クハ100-34用)。

ガイド付プリズムケースは元クハ100-34(廃車:元ラシ107F旧クモハ101-191:元ラシ107F)から転用した。
元クハ100-34用種車はクハ100-22(ムコ10F:Mc194)を塗装変更したクハ100-62(ツヌ---F)であり尾灯径が異なる。
旧金型車体への取り付けには尾灯用プリズム交換が発生するが序でにクイックヘッドマーク用マグネットも撤去している。
一方ガイド無プリズムケースはクモハ100形へ動力ユニット搭載する際の乗務員室仕切程度しか使い道がない。
そのためクイックヘッドマーク用マグネットを存置する意味は無く旧クモハ100-183用プリズムケースに移設した。
マグネットは左右交互に精密マイナスドライバーを差し込み約1.5mm程抉り出したところでクランパーにて引き抜いた。


整備を終えた床板一式 (クモハ100-183用,旧クモハ100-183用)。

また旧クモハ101-183用表示器用プリズムには表示器点灯色変更対策が施されており今後の再用が見込めた。
各々クイックヘッドマーク用マグネット:旧クモハ100-183,表示器用プリズム:元クハ100-34に装着している。
慢性的な保守部品不足に陥っていたKATO製101系だったが塗装変更車の廃車発生で遣り繰りが可能になった。
これまでにガイド無プリズムケースの廃止を進めた影響でガイド付プリズムケースは一旦手持ちが尽きた。
折しも元クハ100-34(元ラシ107F:Mc202),元クモハ100-170(元ツヌ122F:M'c170)の除籍により交換が実現している。
まだ元クモハ100-170にはガイド付プリズムケースが残されているため万が一の破損時も対応出来る。




クモハ100-183 [13C 千葉]:床板交換,運行番号・行先変更施工。
※旧製品。


クモハ101-184 [13C 千葉]:ツヌ123F(車体振替施工車)。
※旧製品。

なお車体擦過痕修正完了後にクモハ100-183の行先表示類を変更した。
入場前まで使用していた[11C]幕,[三鷹]幕は保管品に廻し[13C 千葉]表示へと復帰させている。
旧ツヌ118F時代の僚車だったクモハ101-155(ツヌ118Fクモハ101-184)と同じく製品仕様に戻された。
但しクモハ100-183用[13C]幕,[千葉]幕は再生産品車両からの発生品で湯口痕が目立つ上に[千葉]幕には白濁まで生じていた。
旧製品車両との相性も悪く取扱いに苦慮していた再生産品LOT品だがクモハ100-183で初の再用に至った。
その代わり嵌合はかなり固く[13C]幕,[千葉]幕とも撤去当時に比べ大幅な白濁部拡大を示している。
当てにしていなかったが先頭車両の行先変更には対応出来ないと思われ中間組込車へ集中取付を図る予定である。




クモハ100-183(ツヌ103F:クモハ100-108 改番,床板交換施工)。
※旧製品:車体振替。


旧クモハ100-183(元ツヌ103F:床板交換施工)。
※旧製品。

竣工したクモハ100-183(ツヌ103F:旧製品)の側面見附は旧クモハ100-183(元ツヌ103F)と殆ど変わらないように見える。
可能な範囲で修正を施した1-3位側もそれなりの状態にまで引き上げられたと思う。
ただクモハ100-183での擦過痕修正試行は消しゴムを強く当て過ぎたような気がしないでもない。
余り引き当てたくはないが再びこの様な車両が現れた場合には少しずつ補修を進めるつもりである。
車体塗装瑕疵車ではあるもののツヌ103Fでは比較的状態の良い車両に持ち込めたと考えている。


クモハ101-184第二次冷房改造車(ツヌ123F:クモハ101-155改番車)。
※旧製品:車体振替施工車。

十四代目ツヌ118Fでは先頭に立っていたクモハ101-155,クモハ100-108だが何れも中間組込車へ改装された。
中でもクモハ101-155(ツヌ118F)は旧ツヌ118Fの廃止と同時に保留車へ廻る計画が組まれていた。
またクモハ100-108(ツヌ118F)もツヌ122Fへの異動が流れた結果措置未定と言う冷や水まで浴びている。
しかし両車とも打痕及び擦過痕が幸いしツヌ123F(弁天橋区仕様+旧製品),ツヌ103Fで戦列復帰となり安住の場を得た。
その代わり当初の十四代目ツヌ118F異動計画とは大幅に陣容が変わってしまい再構築が必要となった。
遠回りしている様に感じられるが着実にJR101系ラシ107F(Mc202)の塗装変更車廃止へと歩みつつある。
直接の廃車までにはもう一段作業を挟む予定だがそろそろラシ107Fを離脱させても良い頃合いだと思う。