試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄103系津田沼電車区313F [Tc143] 朱色1号混色:R-Y-R編成 (行先変更) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-01-08 21:21:38 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
王道。

TOMIX製国鉄103系High-Grade製品ツヌ313F(Tc143)が再出場した。
主工程は行先変更の予定だったが運転台側TNカプラーSPの白濁対策に注力された。
行先変更は豊田区からの前期転属編成で生じていた行先偏重を解消する名目である。




国鉄103系ツヌ313F 朱色1号混色編成(1981/11)。
ツヌ313F:Tc143-M665-M'821-T448-M666-M'822-T449-M667-M'823-Tc142
※TOMIX製High-Grade製品:行先変更。

ツヌ313Fは1981年10月に豊田区から転入した。
同年9月までに転入したツヌ311F(Tc821),ツヌ312F(Tc817)とは異なりクハ103形初期形冷房改造車組成が特徴となった。
朱色1号のまま営業を開始したがクハ103-143,クハ103-142の前面誤乗防止ステッカーは側面用と同一の小形が貼付されている。
前面への小形誤乗防止ステッカー貼付はツヌ314F(Tc213)まで採用された。
ここまでの4編成を前期転属編成と解釈している。
1982年12月に転入したツヌ315F(Tc69)以降は[総武・中央線 各駅停車]表示が目立つ大形誤乗防止ステッカーに変更された。
直後に前期転属編成も大形誤乗防止ステッカーへ貼り替えられ小形誤乗防止ステッカー時代は短期間で姿を消している。
黄色5号への塗装変更は1981年11月から開始された。
モハ103-665以下8両からやや遅れてクハ103-143,クハ103-142が黄色5号に改められた。
朱色1号混色編成で運行された期間は1箇月弱である。
1986年にクハ103-143,クハ103-142はモハ103-735以下8両と組みツヌ(ラシ)309Fへ異動した。
ラシ309Fは暫く組成を維持したが1993年10月現在ではクハ103-69,クハ103-611と差し替えられ運用から離脱していた。
直後の1993年11月にクハ103-143,クハ103-142は廃車となっている。
ラシ313Fに残ったモハ103-665以下8両はクハ103形の差し替えを経ながらも1997年末頃まで全車健在だった。
しかしサハ103-448,サハ103-449が車両更新工事施工車のサハ103-291,サハ103-292へ振替えられ姿を消した。
残るモハユニットも習志野区103系編成番号改変でラシ309Fへ変更された後の2000年1月に廃車されツヌ313Fの系譜は途絶えている。


KATO製一般形を起用していたツヌ313F-1 朱色1号編成(1981/10)。

ツヌ313Fの組成はKATO製103系が先発(ツヌ313F-1)だった。
クハ103-143,クハ103-142には各々KATO製一般形クモハ103-54(←クハ103-54:朱色1号),クハ103-54(朱色1号)を充当した。
全車朱色1号で揃う編成だったがTOMIX製High-Grade製品によるツヌ313F-2(→ツヌ313F)出場も絡み組成を解消した。
クハ103-143,元クハ103-142はKATO製101系用LP402前照灯に交換しクハ103-69,クハ103-601(ツヌ315F-1)へ改番され現存している。
結果的にKATO製一般形とTOMIX製High-Grade製品のクハ103形初期形冷房改造車を相互改番した結果に落ち着いた。


ツヌ315F-1 朱色1号編成(1981/12)。

ツヌ313Fは朱色1号混色編成であり元ツヌ313F-1とは趣を異にした。
クハ103-143は大阪環状線仕様が種車のクハ103-69(元ツヌ314F)を改番し竣工させている。
この改番はクハ103-601(元ツヌ314F)の捻出が絡んでいた。
不足するクハ103形には別途セットバラし品のクハ103形0番代(朱色1号)を導入しクハ103-142へ付番している。
当初はモハ103-701以下8両をラシ305Fと共用するイメージ編成で出場させた。
後にモハ103-665以下8両を増備し10両編成化した。


ツヌ312F 朱色1号編成 前期仕様(1981/9)。

後追いで出場に至ったツヌ313Fは元ツヌ314F時代の行先表示類設定を引き継いでいた。
前期転属編成はツヌ312F-1(Tc817),ツヌ314F(Tc213)が在籍しているが何れも朱色1号編成である。
ツヌ313Fは朱色1号混色編成ではあるものの[千葉]幕がツヌ314Fと重複していた。
またツヌ312F-1には[御茶ノ水]幕を採用したため中央線直通運用が存在しなかった。
そこで[千葉]幕が重なっていたツヌ313Fを[三鷹]幕へ変更し前期転属編成内での配分均等化を図っている。
103系国鉄仕様の西行は[中野]幕起用編成が多く[三鷹]を抜擢した。
共に当たり前のように見られた行先で無難な選択が多い。


ツヌ314F 朱色1号編成(1981/11)。

行先変更に並行し運転台側TNカプラーSPの白濁対策を施した。
2017年5月からTNカプラーSP白濁対策試行編成に起用していたが乾式清掃であり効果が持続しなかった。
特に簡易清掃車だったクハ103-143は白濁対策そのものが疑われるほど状態が悪化していた。
今入場ではクハ103-123(ツヌ305F)等で実績を残す湿式清掃へ改め引き続きTNカプラーSP白濁対策試行編成とした。
試験期間はクハ103-123,クハ103-124(ツヌ306F-2ツヌ305F)の湿式清掃試行から1年を迎える2018年5月までを予定している。
経過が良好であればツヌ313Fでの方式に準拠し順次施工を進める。


ツヌ306F-2,ツヌ313F (TNカプラーSP白濁対策施工車)。

プロトタイプの短いツヌ313Fだがクハ103-123,クハ103-124はツヌ306F-2組成対応車でもある。
よってTNカプラーSP白濁対策施工車同士の離合が可能になった。
竣工直後のクハ103-142と比較してもクハ103-124のTNカプラーSPは見劣りしていないと思う。
湿式清掃試行から8箇月を迎えるクハ103-124だが胴受を含め白濁化は抑制されている。
但し乾式清掃ながらツヌ313Fは3箇月程度で効果が失われており残り4箇月の行方が注目される。
現時点ではツヌ313Fとの差は殆ど無く持続に期待したい。
今回新たに施工したクハ103-143,クハ103-142は少なくとも2018年8月までは安泰だろう。


ツヌ313Fサイドビュー(クハ103-143)。

TNカプラーSP白濁対策と行先方向幕部品交換の他に側面窓セルのサッシ印刷を修正した。
どういう訳か銀塗料が波を打つ箇所が多く丁寧に浮いた塗料片を除去している。
修正が施されたサッシ部は銀印刷が綺麗に残っており所謂塗装劣化ではないと思う。
原因が判らず今後の要注意点となった。

ツヌ313Fの出場で運転台側TNカプラーSP白濁対策施工編成は4本に増加した。
施工2編成目のツヌ306F-3(Tc763)以降はほぼ1本/月で出場している。
時差毎に比較するにはちょうど良い間隔だと思う。
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