国際刑事裁判所(ICC)と日本

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記録映画『原爆の火』の試写を観てきました

2008年02月27日 | コラム:議員秘書のささやき
上映後、各メディアのインタビューに応える犬塚議員(他の写真や YouTube予告編


記録映画『原爆の火』を観て
今日は仕事の後、犬塚議員に誘われてドキュメンタリー映画、『原爆の火~零時三分前~(Atomic Flame, Three Minutes to Midnight)』の試写会に参加してきました。あいにく、仕事の途中で呼び出しがあり、上映開始から 10分ほど見損ねてしまったのですが、その10分を差し引いても余りあるほど、衝撃的な映画でした。

この貴重な映画の特別試写会に参加できたのは、映画議員連盟という議連の存在のおかげでし た。通常だったら、6月までこの映画の存在を知らないで終わっていたかもしれません。呼び出してくれた犬塚議員の奥様に本当に感謝です。 

この映画を観るまで、私は「原爆の火」という物の存在と、それが原爆の発祥地であるトリニティー・サイトに届けられたという事実は知りながらも、その 意義と重みをまったく理解していませんでした。ニュースや報道で知りながらも、深く知ろうとしなかったためその重要性に気付かなかったのです。この映画を 観て、当時リアルタイムでなぜもっと関心を持って見なかったのか、正直、深く後悔しました。

尚、この映画の収益金はすべて、映画を製作した世界核兵器解体基金(GND Fund)により、核兵器解体の資金として運用されます。 GND Fundではこの資金を運用して核兵器の解体支援を行い、さらに解体した核汚染されていない部品をアクセサリーなどの若者向け商品に再加工して販売し、こ の収益を運用 してさらに核兵器の解体を進めます。会場では、こうして再加工されたピースマークを模ったアクセサリー(携帯ストラップ)が試写会参加者全員に記念品として贈呈されま した。議員と私は、さっそくこれをそれぞれの携帯やPDAに取り付けた次第です。

まだまだ、上映まで時間があるので全容を明 かすわけにはいかないのですが、この映画が伝えている「25日間2500kmの行脚」は2005年当時、世界中の マスコミで大きく取り上げられたことなので、少しくらいは内容をお伝えしてもよいのでしょう。

『原爆の火』は、自身が被爆者である広島のお寺の住職や、末期ガンに冒された高 齢の僧侶が、二度と原爆の悲劇を起こすまいと祈りを込めて行ったアメリカ西海岸縦断の驚異の行脚を、ドキュメンタリー・ドラマとして記録したものです。

原爆投下後の広島で奇跡的に残り、62年ものあいだ灯され続けてきた「原爆の火」を、その原爆発祥の地、アメリ カ・ニューメキシコのトリニティー・サイトへ戻しそこで消し去ることで、“破滅の輪”を断ち切り、不幸を終わらせる──そのために、僧侶たちは広島から海路 渡米し、原爆がサイパンの米軍基地に運び込まれた出発地であるサンフランシスコの港から、逆の道をたどってトリニティー・サイト原爆実験場へと、、2,500kmに及ぶ道のりをただひたすら行脚します。

道中、僧侶たちはさまざまなものに遭遇し、アメリカの人々の人情に触れます。そして最初、冷やかしたり笑ってい た人たちも、いつの間にか僧侶たちの熱意に引き込まれ、道行く人々が僧侶たちを励まし、助け、辛い旅路を支えます。そこには様々な人間模様があり、また実 は日本の被爆者だけでなく、多くの人々が、原爆の作られたアメリカで、原爆の脅威に曝され人生を狂わされてきたことがわかってきます。そしてそれらの人 たちが手に手を携え、原爆が誕生したトリニティー・サイトに向かうのです。

私はこの行脚の意義を知ったあたりから、も う涙を堪えるのに必死でした。見ていて、本当に苦しくなり、切なくなり、最後には嗚咽を漏らしながら涙が流れるままにしていました。それと同時に、国境を 越えた人間愛、平和への願い、共感、やさしさ、どれもが素晴らしく、感動しました。

この素晴らしい映画は今年 6月から、全国主要映画館(30館と聞いています)で上映予定です。試写会に参加できたのは本当に幸運でした。夏 に上映されたら是非足をお運びください。

日本人として、いえ、いち人間として、心に刻みたい映画です。

【追記1】2008.03.07

原爆すなわち核の削減・解体・違法化・廃絶は、当犬塚事務所が目指す紛争根絶のための人間の安全保障政策の理念の中でも欠かせない要素の1つです。とく に、昨年10月に国際刑事裁判所(ICC)への加盟を果たした今となっては、唯一の被爆国として核の違法化を次のICCローマ規程見直し会合(2010年に予定)で提案するの は、もはや日本にとっての使命ともいえるため、これを推進するのが早期加盟の公約を果たした当事務所の次なる目標となっています。

今回の試写を受けて、犬塚議員はこの新たな目標達成に向けて決意をあらため、その旨を映画製作者である世界核兵器解体基金(GND Fund)のエグゼクティブ・ディレクター、マット・テイラー氏(本作で出演兼監督)にも直接伝えました。

テイラー氏との会話の詳細や同氏の紹介についてはこちら

追記2】 2008.03.26

特別試写会の翌日(28日)、映画『原爆の火』を紹介したテレビ番組『とくダネ!』の紹介部分全編を収録したビデオが核兵器解体基金サイトにて公開されています。こちらをご覧ください(7分ほどあります)。


 今日のささやき


多くの人の心が相まって
大きなうねりとなる
悲しみも 喜びも
分かち合えば
大きな力となる


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12 Comments

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原爆の火 (ヒロコ)
2008-02-27 12:40:30
初めてまして、長崎市内在住の32才です、私の母は10才当時に被曝していますので私は被曝2世になります。原爆の火の映画の事を今朝のワイドショーで知りました、絶対見に行きます。大人になった今でも、8月9日11時2分に黙祷する時は涙がでます。もし母が原爆で亡くなっていたら、今ここに私はいません。沢山の命を奪った原爆は、将来生まれてくるはずだった命までも奪っています。私の大好きなアーティストでGLAYの曲「僕達の勝敗」の歌詞に「憎しみの連鎖この手で閉じて愛する事の意味を伝え合う」とありますが、原爆の火を沢山の方々に見て知って頂けたら、幸いです。
ヒロコさん、ありがとうございます。 (JNICC勝見)
2008-02-27 14:45:43
ヒロコさん、コメントありがとうございます。

私は東京在住なのですが、実は母が長崎の出身です。ところが私はこれまで、母が原爆について語ったのを聞いたことがありません。もしかしたら、聞いてはいけないのかもしれません。そう子ども心に感じながら、ずっと聞かずにいたような気がします。

映画の中で、被爆した男性がそのときの現状を細かく説明するシーンがあります。その惨状は、まさに「はだしのゲン」に描かれているものそのものであり、この世のものとは思えないものでした。しかしその男性は、その生き地獄ともいえる状況を生き抜いてきた。そして、それを後の世に伝えてくれている。私は、あの男性の話を聞いてから、勝手とは思いつつも、母にも話を聞いてみたいと思いました。母からちゃんと話を伝え聞き、それを私も伝え残したいと思ったからです。

GLAYは昔よく聴いていましたが、そんなにいい唄があるとは知りませんでした。今度探してみます。ありがとうございました^^
Unknown (ひろこ)
2008-02-27 17:29:02
 はじめまして。
私は今年52歳になります。高校の三年間を純心学園で過ごしました。15歳までの青春を五島の冨江町で送りました。3年間 「ながい(?)医師の事を聞かされてきました。シスターは言う。奉仕のこころで仕事をすると自分が豊かにになると また、人の為に仕事をすると生きる
勇気をもらえる。と 私は思っています。それはまるで、親が子供の為に仕事をしているようなものだと。ほとんどの人は子供を生んで育てて行く中で習得するものなのでしょう。
ひろこさんも、ありがとうございます。 (JNICC勝見)
2008-02-27 18:34:37
お名前のご配慮ありがとうございます。

「奉仕のこころで仕事をすると自分が豊かにになる」

「人の為に仕事をすると生きる勇気をもらえる」

まさにそうですね。

私は平和活動家でもあるので、名もない不特定多数の人の為に、あれやこれやと思考をめぐらせて、なんとか紛争の輪を止められないものか、なんとか前へ進めないかと、日夜考えております。しかしなかなか、具体的に人々の為になることというのは見つからないものですし、また見つかったとしても、自分が非力なため実行できなかったりします。

今回の映画を製作した世界核兵器解体基金は、そんな自分を非力に考えている人たちに、自分たちでも何か、奉仕の精神でできることがあることを気付かせてくれました。なんて画期的なアイディアなんだろうと思いました。いくら政策マインドで思考を凝らしていても、こういうアイディアは出てきません。脱帽でした。

私もこれからはもう少し頭を柔軟に、人の為に何ができるか、考えていこうと思います。
ありがとうございました。 (磯野鱧男)
2008-02-27 23:01:54
Yahoo!の方でボクのところの記事のリンクまでしていただきありがとうございます。

犬塚さんは、こちら方面でも努力されていますね。

政治とは一線をひきたいですが、平和のためには、エールを送ります。

どこの政党の人にも送りますし、どの宗教の人にもエールをおくる方針です。

あてにならない人間で、すみません。
Unknown (弘子)
2008-02-28 03:29:51
 はじめまして。
今、ガンジーが娘へあてた手紙を思い出しています。
勇気をしぼってコメントに書き込みます。

 愛は平和ではない
 愛は戦いである
 武器のかわりが
 誠(まこと)であるだけで
 それは 地上における
 もっとも はげしい、きびしい
 戦いである

 わが子よ

 このことを 覚えておきなさい
磯野さん、何を言ってるんですか! (JNICC勝見)
2008-02-28 10:53:44
「あてにならない」なんて。
そんなこと全然ありませんよ!

今回、磯野さんがコツコツと集めていてくれたリンクで『原爆の火』のことを初めて知った人、多いと思います。きっかけは、27日の朝のテレビだった人も多いのでしょうが、「もっと知りたい」という人たちが、すぐに見つけられる場所を提供してあげるって、それってすごく助かることです。私が民間の企業に居た頃からやってきたことだって、同じようなものですよ。コツコツ情報を集めて、学生さんや「知りたい」と思う人たちが、知る機会を作りたい。それだけで、いいじゃありませんか^^

「政治とは一線をひきたい」というお気持ち、わかりますよ。でも私も「政治」のためにこうした広報を行っているわけではありません。平和に貢献できる日本を実現するため、なんです。政治は、その為に私が選んだいち手段に過ぎません。幸い、まだ政治家になっていませんしね(笑)
弘子さん、ありがとうございます。 (JNICC勝見)
2008-02-28 11:01:58
ガンジーやマザー・テレサの言葉は私も大好きです。弘子さんがなぜ、この言葉を書き込むのに“勇気”が要ったのか、ちょっと私には不思議ですが、お気持ちをありがたくいただきます。

私は自称「戦闘的平和主義者」です。でも、これは「平和の為なら手段を選ばない」とか、「武器を持って戦う」という意味ではありません。「戦う」のではなく「闘う」のです。つまり、平和のための闘いです。だから、私は積極的に議論に参加し、自分の領分(政治)で闘っています。ガンジーの言葉は、私にとっても励みになります。ありがとうございます。

最後にお礼に、私からもマザー・テレサの言葉を。ただ長いので、リンクをご紹介しますので私の名前をクリックしてください(翻訳は私が行いました)。

題して「やり遂げなさい」
Unknown (ひろこ)
2008-02-28 11:36:53
 今日、長崎の浜の町アーケードを歩いていたら、セントラル劇場である「カルラのリスト」という映画のことを知りました。犬塚さんのホームページでは紹介しないのでしょうか。していただけるのであれば、分りやすいところがいいです。セントラル劇場は若い頃、亡くなった夫に連れられて2回行った記憶があります。一回目はボブマーリー、2回目は私の一番愛してヤマナイアーティスト ベートーヴェンの映画のときです。③回目は一人で行ってきます。絶対にアップしてくださいね。
『カルラのリスト』について (JNICC勝見)
2008-02-28 11:49:55
ひろこさん、本当に長崎ローカルの方なんですね。たしか、「長崎セントラル」という映画館で上映される予定なんですよね。3/1~3/14までと把握しています。

実はこの映画については、長崎セントラルのような映画館以外のところ(たとえば公民館など)でも上映できないかと、当事務所で配給先と検討を進めているところです。

私の名前をクリックしていただくと、磯野さんが設置した「平和のためのドキュメンタリー映画」という掲示板で、私がつい最近投稿した情報がご覧になれます。ここから、『カルラのリスト』の公式サイトもご覧いただけます(YouTubeのビデオ動画もありますよ)。

実は私は、この『カルラのリスト』について、JNICCという市民ネットワークの一員について少し翻訳や資料の提供などで配給側に協力していました。その関係で、先月1月22日に行われた上映トーク・イベントに参加しており、その報告をいつかブログにアップしようと思っておりました。少し時間がかかるのですのが、ブログに報告をアップすることでひろこさんのご要望にお応えしたいと思います。

少し作業の時間をください。

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