JN1KWRのブログ

モービルホイップでサテライト移動を楽しんでいます。

KCJトップバンドコンテスト

2020-02-11 08:11:24 | コンテスト
 KCJトップバンドコンテストにCP(シングルオペQRP部門)で参加しました。
 今回QRP部門が新設されたことは、長年FT-817で移動運用を楽しんでいる私にとっては大歓迎。比較的暖冬とはいえ野外で長時間のローバンド運用は辛いものがありますが、モチベーションが上がったのは言うまでもありません。初めての試みで土曜夜から参戦してみることにしました。
 夜からお出かけということは当然夕食はビール抜き。依存症の自覚はありませんが、本業の夜勤以外でなかなか休肝日が取れないので、体を思いやればたまには夜間の移動運用も良いのかもしれません。一旦帰宅するため土俵は比較的近場の富士見市を選びました(写真上左)。ローバンドのコンテストでは度々使っている土俵で、昨年のKCJトップバンドも日曜日夕方の部はここでした。21時コンテスト開始。呼び回りから入りましたが、かすりもしない局も少なくなく、満を持てのフルサイズ逆Vでも歩留まりは必ずしも良くありません。フルサイズ逆Vは7、3.5、1.9MHzで同調するようにそれぞれワイヤー長を調整してありますが、運用場所の状況での変化を補正するためマニュアルチューナーMFJ-902を使っています。1.8MHzもチューナーの補正範囲に入っており、若干感度は落ちるものの、どうにか実用になります。1.9MHzに隙間が無くなってくると1.8MHzにQSY。シングルバンドのコンテストながら、状況に応じて両周波数帯を行き来できるのは有難いです。2時間ほどで頭打ちになってしまいましたが、土曜夜の部は48交信とまずまずの成果。
 日曜早朝の部は昨年と同じ久喜市と白岡市の境界(写真下左)。通常の移動サービスと移動局迎撃も睨んで境界を跨いでフルサイズ逆Vを展開しましたが、便宜上コンテストは久喜市からの参加ということにしました。昨年は同じ時間帯に同じ場所でまずまずの成果を上げましたが、聞こえてくる局は前夜交信済みの局ばかりで思うように上積みができません。休肝日を作ってまで土曜夜から参戦したのに、頭打ちになるのを早めただけだったのかもしれません。ガックリ肩を落としそのままコンテストを終えて帰ろうかと思ったところで、5:49頃6エリアの局を発見。ワッチしてみるとナンバーは「OT」を送っているではありませんか! 1991年1月のQRV以来長年の悲願だった1.9MHz WAJAが完成かと震え上がりました。そこそこの強さで入感しており、CQ空振りも続いています。チャンスを逃してはなるかと最後の力を振り絞って粘りましたが、フルサイズ逆Vでも5Wでは厳しいのか、再三のコールもかすりもしません。思いも虚しく大分県1.9MHzはゲットできませんでしたが、信号を受信できただけでも大きな前進かもしれません。気長に次のチャンスを待ちたいと思います。
 満を持しての早朝久喜市で5交信に終わってしまい、このままでは自己ベスト更新も厳しい状況。最後の追い込みを図って日曜夕方は朝霞市の新河岸川土手へ(写真下右)。トップバンドには時間帯がちょっと早過ぎるので、3.5MHzで時間調整してから16時過ぎにコンテスト再開。呼び回りから入ると幸先よく一発で応答あり。しかしその後は交信済みの局しか聞こえてきません。こうなるとCQを出すしか道が開けません。延々と空振りが続きましたが、ようやくぽつりぽつりと呼ばれるようになりました。17時を過ぎるとコンディションも上がり賑わってきましたが、デジタル系の信号も出始め、狭いバンドが隙間なく埋まってきました。1.8MHzにQSYしラストスパート。夕方の部は13交信で終了。
 3部構成で合計5時間ほどの参加となりましたが、65交信×28マルチ=1,820点。昨年の58×29=1,682を大きく上回り、目出度く自己ベストを出すことができました。土曜夜にJT1CO、BY4DXが強力に入感していましたが、CQ空振りしているにもかかわらず全くかすりもせず、今回はDXとの交信はゼロでした。
 QRP部門新設で初代覇者を狙って強豪の参戦は容易に予想されます。実際にQRPで有名な局とも交信しました。自己ベストでも入賞はどうやら望み薄のようですが、これまで以上にコンテストを楽しむことができました。交信いただいた各局、ありがとうございました。
コメント (4)
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