<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
 PC/Linux系/物理・化学で遊んでいます。
思いついたことを綴っています。

ジクロロイソシアヌル酸塩

2009年10月26日 | 理科部 部活
ご訪問ありがとうございます。


排水パイプの洗浄用タブレットなるものがありますね。
「まぜるな危険」とかいてある、白い錠剤。

成分をみて見ると「ジクロロイソシアヌル酸塩」とある。

こうなると、分子構造を調べたくなるのが、
最近の<紙>のクセです。

調べました。

先ず、日本語名称なので、
Google で検索(「日本語のページを検索」として)2番目に出てきた
ジクロロイソシアヌル酸塩とはどういうものなのか、・・・」と云う
Yahoo!知恵袋で、
「国立医薬品食品衛生研究所」のサイトを知りました。

此処には、
「SODIUM DICHLOROISOCYANURATE(C3Cl2N3O3)」とあります。




この「国際化学物質安全性カード(ICSC) -日本語版-」では、
この手の化合物なら日本語名称で検索できるのですね。
(1600余りの物質が登録されている)
「ジクロロイソシアヌル酸」と(「塩」を除けば)検索出来ました。

----- 一寸 脱線

“酸”の反対語は???
“アルカリ”? “塩基”?

「科学の歩みところどころ」の「第5回/酸とアルカリ」に依ると、
  ・・・・・すっぱい味のする物質があることを知っていた。
  この物質は、その味もさることながら、金属を腐食したり、
  ミルクを凝固するといった特別の性質があるため特に関心がもたれ、
  「酸(acid)」とよばれてきた。
  この言葉は、ラテン語の acere(すっぱい)という語に由来している。
  ・・・・・・・
  木灰の汁を煮つめてできた粉末の物質は、舌をさす特有の鹹 (から) 味があり、
  アラビア人によって「アルカリ(木灰の意味)とよばれていた。
  この物質を強熱すると、灰の一部は気体(主に二酸化炭素)となって消え、
  さらに強いアルカリ性物質が残る。
  当時の人たちは、加熱した後に残る部分はもとの灰よりも堅固な物質だと思い、
  ギリシア語の「basis(基礎)」にちなんで base(塩基)と名づけた。
  今日、酸の対概念には塩基を用いるが、
  水に溶けやすい無機塩基はアルカリともいっている。

PDF文書:「アルカリと塩基」と云う文書もありました。
  アルカリ (alkali) というのは水溶液でアルカリ性 (塩基性) を
  示すものの総称であり、アルカリ金属やアルカリ土類金属の
  水酸化物や炭酸塩などを元もとは指していた。
  そもそもアルカリという言葉は、アラビア語の kali(灰) に由来し、
  kali というのは植物または海の藻類の灰を指すものである。
  そして、これらの灰の浸出液は強いアルカリ性を持つので、
  やがて強いアルカリ性 (今日的には塩基性と同じ意味)
  を持つものをアルカリと呼ぶようになったのである。

つまり、
物質の性質として、“酸性”の反対語は、
今日的には“塩基性”で、古くからは“アルカリ性”
でしょうか。
そして、、その性質を持つ物質を
“塩基”(“アルカリ”)と呼ぶ?
と云うことかな?

----- 本線 復帰


この英語名称でもって、「検索サイト:ChemIDplus」で検索。

結果は、

でした。


そして、3D構造は、


となりました。


こんなものが、どういう作用をして、
ヌメリを取るのでしょうネ?

化合物の働きは不思議なものです。

と云うことで、今日の 部活動 は終了です。     



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slice って?

2009年10月25日 | Linux系
ご訪問ありがとうございます。


Softwares for basic 3-D analysis」なるサイトを知りました。

  These softwares (slice series) have been made for
  basic 3-D analysis of micro-tomography data.
すなわち、(「Nicely Translate」の助けを借りて)
  これらのソフトウェア(slice シリーズ)は、
  マイクロトモグラフィデータの基本的な3D解析用である。
と云うことですが、・・・・・

「トモグラフィ」ってなに?
日経 ものづくり用語、「トモグラフィ」では、
  対象物の内部の物理量などを導き出して断層画像を得る方法のこと。
だそうで、
  計算にはコンピュータを使うため,CT(computed tomography)と呼ばれる
  ことが多く,超音波CT,X線CTなどが実用化されている。
と云うことですか。

で、
  「slice シリーズ」は、X線CT画像を処理する、
  コマンドラインから実行するプログラム群で、
  X線CT画像から3次元立体図の作成、データ解析、加工がなどができる。
と「Users manual (Japanease)」(slice_um_080418.pdf)にはありました。




さて、
  Required Environment(動作環境?)
として挙げられているのは、
  ・Unix(Linux, BSD, Windows+cygwin, MacOSX, etc.) environment
  ・Memory (1GB-, as large as possible)
  ・200-300GB free space of HDD (at least a few times of the 3D data size)
ですね。

第1の条件は、当然andLinuxですね。
第2の条件は、3GBあるから良いかな?
第3の条件は、エェッ どうしよう。全部で5GB(空:約4GB)しか無いけど???

ま、いいっか。やってみよう。

と云うことで、
まず、5GBにした時と同様の手順で、15GBに拡張しました。



あれから、いろいろ入れているので、「Used」もそれなりに増えている。
フリー領域は約12GBですね。


それから、「Install manual (Japanease)」(slice_im_061219.pdf)
に従って、インストールしました。

ただ、pdfのマニュアルは「Windows+cygwin」か「MacOSX」前提なので、
<紙>の手順は、CP2Kや、その前のLAPACK同様です。


先ず、Windows での作業
 step1:本体「slice071126.tar.gz」をダウンロード
 step2:andLinux 共有ディレクトリに格納

本番、andLinuxでの作業
 step1:しかるべき処「/home/kami」に本体を cp
 step2:そこで、「tar xvzf slice071126.tar.gz」と解凍
 step3:「cd slice」と1つ下りて

ここからが大変だった。
 step4: “make”する、・・・・

一通り読んで、それから実行すれば、「make installall」一発だったのかな
しかし、「make all」や「make install」とやったもので、
リカバリに手間取りました。

何はともあれ、「Tiff ライブラリ」が必要であると云うこと。
此がないと、本体がコンパイルエラーとなる。
この状態で「install」すると大変ダ!

どうにかこうにか/やっとこさっとこ
「/usr/local/bin」や「/usr/local/lib」に格納できた。

で、確認
 step5:「slicePVR」と打ち込むと「使用方法が表示される」
   そうでなくて、「・・・見つからない」とでたら、云々カンヌン
   「set path」をやりなさい。

しかし、<紙>の環境では(?)何故か「set path」が働かない???
そこで、シンボリックリンクを張りました
「ln -s /lib/libtiff.so.3 /usr/local/lib/libtiff.so.3」

これで、「step5」確認が終わりました。




目出度しメデタシ?

で、何に使うの?????
ま、今日のところは、ここまでです。     



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PictBear 導入

2009年10月24日 | PCクリニック
ご訪問ありがとうございます。


<紙>マシンには、画像のビューア(ブラウザ)は幾つか入っています。
しかし、画像エディタは、まともなものが無かった。
(Windows には「ペイント」が付いているって? そうでしたっけ。)

ブログに載せる画像は、やはりエディットしたくなる。そこで、
今月初めに知った、PictBearをインストールすることにしました。

インストールは、あっと云う間(とは大袈裟カナ)、すんなり終わりました。

使えなければムダですから、動かして見ました。
材料(入力画像)として、部活の初日に載せた、
水分子のJPEG画像を読み込みました。


(早速、PictBear で編集しています)


紅い○で囲った部分が左の窓に拡大表示される。

青○で囲った部分のように、レイヤーが(幾つも)定義でき、
★をクリックすることで、表示/非表示が切り替えられる。

取消し(アンドゥ)が何回前まででも(?)出来る。

「フィルタ」メニューには「ぼかし」(強・弱)なんかがある。
(こんなのは、常識でしたか。)

軽快で、結構機能は有りそう。
勉強して、有効に活用しよう!

頑張ります。
と云うことで、今日のところはここまでです。     



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部名称の変更:理科部へ

2009年10月23日 | 理科部 部活
ご訪問ありがとうございます。


仮想 高校 化学部 部活 ?」として、2月に始めた『部活動』は、
「化学部」でしたが、
“化学”に限らなくなっているようです。

思い切って「理科部」と改称いたします。

理科={物理、化学、生物、地学}でしょうか?

でも、“生物”までは手が出ませんネ。

当面は、母体の“化学”中心で、
+アルファとして、“物理”“地学”が出てきましょうか???
場合によっては、(理学部じゃないですが)“数学”が混ざるかも?

理学部 の構成例として、某大学 のホームページを拝借しました。



と云うことで、今日の 部活動 は終了です。      



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結晶格子の座標変換2

2009年10月22日 | 理科部 部活
ご訪問ありがとうございます。


前回の「結晶格子の座標変換」では、

Wikipedia「Lattice constant」に載っている、
(下図)結晶格子のベクトル表示図

に対して、

  結晶の各軸を表す単位ベクトルを、
  3次元(xyz)空間のベクトルとして表したい!
  条件として、
  ベクトルc をz軸に重ね、
  ベクトルb をyz平面(x座標の値がゼロ)とする。

としました。

その後、いろいろ勉強していると、一般的と違っているような気がしました。
すなわち、

ベクトルa をx軸に重ね、
ベクトルb をxy平面(z座標の値がゼロ)とする

ことの方が、一般的(?)のような???

そこで、

条件を変更して、再度、変換式を求めてみました。


(1)ベクトルa
条件から、
x座標値はa、y座標値はゼロで、z座標値はゼロですね。
従って、ベクトルa のxyz座標は、{ a, 0, 0 } となりますネ。

(2)ベクトルb
条件から、
z標値はゼロですね。
次に、ベクトルb の先端からx軸に垂線(垂直な線)を引いて出来る
直角三角形を考えると、x軸からのなす角度が gamma だから、
x座標値は b*Cos[gamma]で、y座標値は b*Sin[gamma]となりますね。
従って、ベクトルb のxyz座標は、{ b*Cos[gamma], b*Sin[gamma], 0 } だナ。

(3)ベクトルc
ベクトル c の座標を { cx, cy, cz } で表す。

ベクトルc の先端からx軸に垂線を引いて出来る
直角三角形を考えると、x軸からのなす角度が beta だから、
x座標値(cx)は c*Cos[beta]ですね。

あと、y座標値、z座標値については、ベクトルb との内積を考える。
ベクトルc とベクトルb のなす角は alpha ということで、

cy = c*( Cos[alpha] - Cos[gamma] * Cos[beta] ) / Sin[gamma]
cz^2 = (c*Sin[beta])^2 - cy^2

ですね。

以上で、前回作ったPerlプログラムの改訂版:
3軸方向の長さ、a, b, c と、
各軸間のなす角度、alpha, beta, gamma を与えて、
ベクトルa、ベクトルb、ベクトルc のそれぞれのxyz座標を求める、
プログラムを作りました。

(以上を検証していて、
 前回記事に2箇所の記述ミスがあることに気付きました。
 御免なさい。青太字で訂正しておきます。)

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