<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
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思いついたことを綴っています。

部活:基本は遷移状態?

2009年04月18日 | 理科部 部活
昨日までの累計アクセス数=122,541。 ご訪問ありがとうございます。


いろいろ勉強していると、「基本は遷移状態(transition state)」と感じました。

そのものズバリのサイト? PDF文書を見つけました。
Win MOPAC(半経験的分子軌道法計算ソフト)を用いた計算化学 実験」です。

このPDF文書を、「PDF to WORD コンバータ」で導入した、
「PDF to Word」でテキスト化してみました。
(PDF文書は6頁あるが、ツールは5頁迄しか変換できない。)
でも、4~5頁目に、以下の記述がありました。

  3.分子軌道法で何が求まるのか?
  (4) 反応解析
  分子の反応においては、反応系、生成系、遷移状態が存在する。
  分子軌道法では、反応系から遷移状態を経て生成系に至るまでのエネルギー及び
  構造変化(反応経路)を考えることができる。
  反応の経路を計算する際に最も問題となるのは、遷移状態の構造決定である。
  遷移状態の構造は、安定構造と同様にエネルギー勾配法により最適化することができる。
  しかし、遷移状態の構造最適化では、初期構造として十分最適構造に近い構造から
  出発しないと遷移状態の構造が得られない場合が多い。
  その上、安定構造は化学的な直感により予想しやすいのに対して、
  遷移状態の構造は予想し難い。
  この様な理由により、遷移状態の構造を決定するのは容易ではない。
  実際には、いくつかの反応モデルを仮定し、それぞれの計算結果を検討する必要がある。
  遷移状態の構造が決まると、反応系から遷移状態を経て生成系に至る
  反応経路を考えることができる。
  実際の反応では有限な運動エネルギーを有する分子が反応するため、
  その時の反応経路を計算することは容易ではないが、IRC(Intrinsic Reaction Coordinate)
  と呼ばれる経路により実際の反応経路に近いものを計算することができる。

これは、大学の(化学系?の)講義の一部のようです。

まさに、部活と称して今までやってきたことは、遷移状態を明確にしないと、
ただの、「デタラメ」にしかすぎないようですね。


山口大学発ベンチャー・TSテクノロジーが始動」と云った、ニュース記事を見つけました。
また、「山口大学 新技術説明会」にも、
「遷移状態データベース」について、
  ・・・・・遷移状態に関する情報を網羅した遷移状態データベースを構築した。
  これにより化学反応の予測と精密な解析が容易となり、・・・・・
とあります。

「化学反応」を考えるなら、「遷移状態」を十二分に意識しなければならない!

と云うことで、化学部 部活17日目終了です。  

頑張ります。  



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