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山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

京北町の里山を登る

2012-10-09 | 山と無線

2012年10月8日(月)

 体育の日の今日は好天の予報、南丹市美山町の豊郷から洞峠を経由して天狗畑へ登るべく自宅を出発する。2時間かけて60km余りを走り登山口の洞集落へ到着するが、なんと松茸シーズンの止山で9月15日から11月10日は一切の入山禁止とある。あきらめ難く付近の住民に尋ねるも答えは同じ、あえなく撤退することとなった。この季節はこれまでから何度も同じ経験をしているが、一方で入山できる山もある。情報がネットで検索できないものかなどと思ってしまう。

 車に積んでいた地図の中から、近くで未踏の山を探す。とりあえず天狗畑の帰りに時間があれば寄ろうと思っていた旧京北町(現在は京都市右京区)の中山へ向う。このあたりの里山は、三角点もなく登山の対称でないためか、ネット検索しても登頂記はほとんど見当たらない。地形図と現地を見比べながら、取り付けそうなポイントを探す。京北浅江町の集落の南にある墓地から登り、北西の尾根筋を登ってみることにした。墓地の裏から適当に斜面を登り、約20分で中山山頂(364m)に到着。展望どころか、山頂を示すものは何も見当たらない。18MhzでモンゴルのJT1E局と交信しすぐに下山。確認はしていないが、山頂から南の尾根を歩くのもいいかもしれない。

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墓地の裏から斜面を登った

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中山山頂、標識は一切見当たらず

 次は中山の西にある白岩山。地形図を見ると、京北宇野町から白岩山の東にある小さな池の先まで林道が伸びている。林道入口付近で獣避けネットを補修中の親子に情報を聞くが、白岩山と聞いても分からない様子。ただし林道は車で上がれるが、池は今では埋められているとのこと。とりあえず林道を車で上がる。しかし、200m余りも進むと林道は倒木で塞がれており、車を置いて歩くことにする。明るく展望の良い林道で、一部路面の荒れたところはあるものの、倒木さえなければ地形図の池の先まで行けそうだ。

 地形図では、池の手前から山頂の北を北西に延びる道がある。この道を進み山頂の北に伸びる尾根を歩けないかと考えてきたが、この道は作業道となり、最初の谷から南西に折れて山頂を巻くように伸びている。歩くには支障がないが、とても車では入れない荒れた道だ。作業道からは西に桟敷ヶ岳方向、南に愛宕山方面の展望が素晴らしい。

荒れた作業道荒れた作業道

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作業道から桟敷ヶ岳方向

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南には愛宕山方向

 作業道は山頂の南を通り、更に西側を北に伸びている。途中から獣避けネットが山頂を巻くように張られている。作業道を歩きながら、GPSで山頂までの距離を確認しつつ、ネットの跨げそうなところを探す。結局山頂の西側から斜面に取り付く。途中、黒っぽい岩の表面がコケのようなもので白くなった岩が散見される。もしかしてこれが山名の由来?などと思ったりする。駐車場所から45分ほどで山頂に到着。山頂付近は深い藪で、ようやく見つけた山名表示は山ランのものだった。50Mhzで和束町移動のJH3FYC局他と交信した。作業道まで戻り、展望の良いところで昼食とした。

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白岩山山頂で見つけた山ランプレート

 三座目は西隣の黒尾山(569m)。山頂北側の持越峠を車で過ぎると、南丹市に入って直ぐ南側の谷に作業道が延びている。ここも本日の予定にはなかったので準備不足ではあったが、この作業道を登ってみることにした。車はもう少し西の林道取り付きに置く。作業道は直ぐに終わるので、その先から斜面を登り尾根に乗った。あとは尾根筋を忠実にたどって山頂へ向う。一部藪っぽいところもあるが、基本は手入れされた杉林の中の歩きやすい尾根道が続く。40分で山頂に到着。展望はないが、植林地の中でHFのアンテナも楽に張ることが出来る。久しぶりに14Mhzを聞いてみる。強力に入感していたアルゼンチンのLU7YZ局と交信した。ハワイの局も呼ぶがこちらは応答がなかった。山頂には山ランプレートを始め、複数の山名表示があった。下りは25分で車に戻った。

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杉林の中の歩きやすい尾根道

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黒尾山山頂

 

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