映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『黒い罠』

2015年07月04日 | Weblog
よい

オーソン・ウェルズ 監督・脚本
オーソン・ウェルズ、チャールトン・ヘストン、ジャネット・リー、ジョセフ・カレイア、エイキム・タミロフ、マレーネ・ディートリッヒ、デニス・ウィーヴァー 出演

メキシコ国境の小さな町で起こった車の爆殺事件。偶然にも現場を目撃したメキシコ政府の特別犯罪調査官バーガスは事件の捜査に乗り出すが、アメリカ側の担当者であるクインラン警部はヴァルガスの介入を露骨に拒否。だが上司の命令で、クインランはやむなくヴァルガスと共同捜査を開始する……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6674





黒い罠 完全修復版と第三の男のカップリングブルーレイを購入して観た。

わたしはブルーレイのキャプチャーができないので、写真はIMDbのを使わせてもらった。

本作の編集の経緯に関してはウィキペディアが詳しい。
http://bit.ly/1JExCMX



何回も観る価値は十分にあるので、よい評価にしたが、それでもグランディ一家は当初何をしたかったのかがわからない。手の込んだことをしているのに目的が弱いのだ。「弟を釈放しろ」が目的でもやっていることは結局違法。それでも手を出したらまずいとはわかっているのが、なおさらおかしい。この部分がうまくクリアされていない。

冒頭の爆発までのワンカットやねちっこいカメラワーク、60パーセントくらいで会話を切り上げ意図的に別のシーンに移りそこでも同じく60パーセント……、全体がわかってくるのはかなりあとになるという手法。おもしろい。

特典映像にもあったが、結局メインテーマはクインランの転落であり、それをバーガス側を主人公として描いているためにとっつきにくい印象を与えているのではないか。

マレーネ・ディートリッヒが出ていたり、『警部マックロード』のデニス・ウィーヴァーがモーテルのナイトシフトの管理人としてうまい芝居をしている。

ベッドにもたれる死体を枕側から見上げるショットは驚いた。

『ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人』

2015年07月04日 | Weblog
わるい

アンドリュー・ゴス 監督
ウェズリー・スナイプス、ケヴィン・ハワース、ライリー・スミス、タニット・フェニックス、シモーナ・ブルリコワ、スティーヴン・エルダー、パトリック・バーギン 出演

西部開拓時代のアメリカ。最愛の恋人を殺された孤高のガンマン、アマンは、悪党カンサとその手下たちへの復讐を果たし、自らも息絶える。するとアマンの母親が神と契約を交わし、我が子を生き返らせる。しかしアマンには恐るべき呪いがかけられていた。なんと、アマンに殺された者たちもゾンビ(ギャロウ・ウォーカー)として蘇ってしまうのだった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348238#1





ウェズリー・スナイプス、期待していたのだが……。

ストーリーで神と契約と書いてあるが、もしかしたら悪魔的なものとの契約かもしれないと思った。

映画の自然な流れでストーリーを説明できないらしく、とうとう解説的なセリフいや、解説用のセリフで説明を始めたときはもうダメだなと思った。それが数回あるのだ。

「おまえがむかしの言葉をわかるとは……」←こんなのが数回。