映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ミスター・ノーバディ』

2012年08月17日 | Weblog
よい

ジャコ・ヴァン・ドルマル 監督・脚本
ジャレッド・レトー、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー、リン・ダン・ファン、リス・エヴァンス、ナターシャ・リトル、アラン・コーデュナー、ダニエル・メイズ 出演

西暦2092年。そこは、もはや人が死ぬことのない世界。そんな中、死を迎える最後の人間となった118歳の老人ニモに世界の注目が集まっていた。やがて彼は、記者の質問に応えて自らの過去を思い出し、語り始める。9歳のニモ。彼の前には3人の少女、赤い服のアンナ、青い服のエリース、黄色い服のジーンがいた。彼女たちそれぞれとの結婚生活に思いを馳せるニモ。そんなある日、両親の離婚という悲劇が訪れる。そして駅のプラットホームで、電車に乗り込む母について行くのか、父と一緒に見送るのかという選択を迫られるニモだったが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338055#1





『スローターハウス5』が影響しているとしか思えないが、すばらしい。

人間とてもつらい経験をしてしまうと、その中の一部の人は時間旅行が可能になるのかもしれない。

『スローターハウス5』はひとりの人間の一本道の人生を何回も跳躍した内容だが、こちらは選択するかしないかによって変わっていく時間軸をかなり広範囲に描いている。

映像もなかなかいい。


わたしの『スローターハウス5』の記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/7a08a89f82d17bc306f52b52adb8dc4b

『重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス』

2012年08月17日 | Weblog
よい

フィリップ・ダントニ 監督・製作
ロイ・シャイダー、トニー・ロー・ビアンコ、ビル・ヒックマン、リチャード・リンチ、ラリー・ヘインズ、ケン・カーチェヴァル、ジョー・スピネル、ヴィクター・アーノルド、ジェリー・レオン、ルー・ポラン、マット・ルッソ 出演

刑期が7年以上の重犯罪人(これが題名のセヴン・アップス)を追う、特捜班たちの活躍を描いたアクション。隠された犯罪を暴くためなら、彼らは手段を選ばない。「ブリット」「フレンチ・コネクション」のプロデューサー、P・ダントニが監督を手掛けたポリス・アクションの好編。もちろんカー・チェイスの迫力も言うことなしだ。特捜班のリーダーに扮して渋い演技を見せるのがR・シャイダーのせいか、「フレンチ・コネクション」の外伝的な雰囲気も併せ持つ。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10600





ちょっと納得できていない部分もあるが、おもしろい。カーチェイスが有名らしいが、そのほかにも主人公とヴィトーとの会話(いっつも昔話をしている)だとか、地元で好かれている主人公だとかの表現もよい。

主人公たちの刑事グループと彼らが狙っている犯罪人グループとその中間でこうもり的な立場の情報屋のヴィトーがいて、犯罪人グループを専門に誘拐する別の存在もある。

わたしが納得できないのは誘拐の身代金の受け渡しにカーウォッシュ屋を使うのだが(このシーンはうまい)、葬儀屋で刑事を拉致したあとでもここをなぜ使うのか? ということである。そんなことをしたら誘拐犯人の正体が犯罪者グループにバレるのではないか?

オープニングのどういう捜査のしかたをするのかの説明と、エンディングもいい。