映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ヒューゴの不思議な発明』

2012年04月02日 | Weblog
よい

マーティン・スコセッシ 監督
ベン・キングズレー、ジュード・ロウ、エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、レイ・ウィンストン、エミリー・モーティマー、ヘレン・マックロリー、クリストファー・リー、マイケル・スタールバーグ、フランシス・デ・ラ・トゥーア、リチャード・グリフィス、サシャ・バロン・コーエン 出演

1930年代のフランス、パリ。父を亡くした少年ヒューゴは、駅構内の時計台に隠れ住み、時計の整備をしながら孤独な毎日を送っていた。そんな彼の心のよりどころは、父が遺した壊れたままの不思議な“機械人形”。その修理に悪戦苦闘していたヒューゴは、おもちゃ屋で万引きを働いて店主の老人に捕まり、人形について書かれた大切な父のノートも取り上げられてしまう。そんな中、ヒューゴは老人の養女イザベルと仲良くなり、一緒に機械人形の秘密を探ってゆくのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340877



映画館で2D英語版で観た。

これ、ソフト化されたときに間違いなく特典映像とか、ディレクターズカットのロングバージョンがはいると思う。

「誰が書いたのか言え!」と尋ねられた時に、どうして即答しなかったのかがひっかかりすぎるが、いい作品。

マーティン・スコセッシはニューヨークが好きすぎるために、作品に悪影響を及ぼしているのではないかと思われることが多々あるが、本作では映画自体が好きすぎることがよい影響を与えている。

映画資料室での出会いもあまいが、映画の先達に対しての尊敬の念にあふれた作品。

フランスなのに英語しゃべっているのはなぜ? とおれは言い続けるかもしれない。

『ブルーバレンタイン』

2012年04月02日 | Weblog
ふつう

デレク・シアンフランス 監督
ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ、フェイス・ワディッカ、マイク・ヴォーゲル、ジョン・ドーマン 出演

かつてはあんなに愛し合っていた結婚7年目の夫婦、ディーンとシンディ。かわいい娘と一緒に暮らしながらも2人の間の溝は深まるばかり。上昇志向が強く、努力の末に資格を取り、病院で忙しく働くシンディにとって、朝から酒を飲み、まともな仕事に就こうとしないディーンの無気力ぶりが歯がゆくてならない。一方のディーンには、シンディがなんでそんなに多くを求めようとするのかが分からない。お互いに不満と苛立ちばかりが募ってしまう。やがてディーンは、危機に陥った夫婦関係を修復すべく、気分を変えようとシンディをラブホテルへと誘うのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338698



よくありすぎる悲劇で、話自体に魅力はない。

見せ方が時制ずらし(過去と現在のエピソードをまぜこぜにしている表現)を使っていて映像も美しいのだが、ほんっとによくある話。

おそらく監督が男性だからだと思うが、冒頭の犬のエピソードなど比較的女性側に不利な表現が多い。

『ピラニア』

2012年04月02日 | Weblog
よい

アレクサンドル・アジャ 監督
エリザベス・シュー、アダム・スコット、ジェリー・オコンネル、ヴィング・レイムス、ジェシカ・ゾー、スティーヴン・R・マックイーン、ケリー・ブルック、リチャード・ドレイファス 出演

観光客でにぎわうヴィクトリア湖。目玉イベント“ウェット・Tシャツ・コンテスト”が開かれている湖畔では、ノー天気な若者たちが乱痴気騒ぎを繰り広げていた。一方、女性保安官のジュリーは、湖で釣り人の老人が行方不明になった事件の調査に向かう。その息子ジェイクは、陽気なポルノ映画監督と知り合い、ガールフレンドのケリーと一緒にロケのお手伝い。しかし、そんな湖の下には誰も知らない地底湖が存在し、太古から激しい生存競争を繰り返しながら、より凶暴な種へと独自の進化を遂げてきた恐るべきピラニアが棲息していた。そしてその殺人魚の大群が、前日の地震で出来た湖底の割れ目を通り、人々がバカンスを楽しむ湖へと流れ込んで来るのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339377#1



『ピラニア3D』として劇場公開された作品の2D版。

下品サイコ~~~~!
バカオッケェ~~~~!

こういうツボをおさえた作品は大歓迎である。
バカな男の夢が凝縮された傑作。

あの映画監督の意地と性格とちんこが立っている。

長さもすばらしい(89分)。