6月3日、裁判報告集会にて

　6月3日のＪＡＬ不当解雇撤回裁判（客乗）控訴審の不当判決を受けて、16時30分より報告集会が行われ、350人が参加しました。

船尾弁護士（弁護団副団長）
　大変な不当判決だ。一審より悪質だ。4120人体制が達成されていたかどうかだが、会社は具体的な反論が出来なかったにもかかわらず、控訴人の立証は不正確だと切り捨てられた。更生計画に基づき行われた解雇だから合理的という不当きわまりない判決だ。

堀弁護士
　解雇は必要なかったという立証に正面から答えていない。地裁判決の理由に上乗せして却下している。裁判所の責任を放棄したもので、民事5部は死んでいると言わざるをえない。

宮里弁護士
　更生計画ありきで、解雇は有効とした。更生計画絶対論・万能論、管財人善玉論にたっており、不都合な部分を見ようとしない、最大の論点に判断を出さない判決だ。更生会社になったら無法をやっても良いというのか。

上條弁護士（弁護団長）
　管財人にゆだねられた合理的な経営判断の下でされた解雇は合理的と言っており、まともな判断をしない汚い判決だ。

内田原告団長
　不当判決そのものだ。労働者に寄り添うところが何もない不条理、不正義な判決だ。管財人の判断に偏りすぎており、そこしか見ていない。憲法をも蹂躙するもので、国際的にも批判される。上告して闘う。

　6月5日には、乗員控訴審の判決が出されます。
　　　　12：00～　裁判所前宣伝行動　
　　　　12：50～　原告送り出し、傍聴券抽選
　　　　13：30～　判決＝口頭弁論傍聴
　　　　　　　　　（傍聴の抽選に外れた方は、裁判所前で待機し、判決速報を待つ）
　　　　14：30～　報告集会（虎ノ門スクエア）

　6月6日には、11：30～12：00　天王洲アイル　日航本社前にて抗議行動が行われます。

　(写真提供：名倉さん)

6月3日、高裁前で

　6月3日、ＪＡＬ不当解雇撤回裁判控訴審（客乗）の不当判決が出された日の様子です。

午後1時半から始まった宣伝行動には原告団と支援の人たち
420人以上が裁判所前の歩道を埋め尽くした


参加した当会会員たち（15名が参加した）



14時過ぎ、原告団の入廷（遺影を持つのが内田原告団長）


40枚の傍聴券を求め、388名が並んだ

15時14分、期待に反した不当判決の文字
待機していた人たちから怒りの声と拳が上がる

堀弁護士
　控訴棄却の判決だった。地裁判決から一歩も出ていない不当判決だ。上告する。

山口乗員原告団長
　高裁は安倍内閣の実行部隊に成り下がった。裁判所も日航も絶対に許さない。

大黒全労連議長
　不当判決だ。高裁は腐りきっている。道理も、理屈も、説得力もない判決だ。

内田客乗原告団長
　不当判決で残念だ。上告して、勝つまで闘う決意だ。引き続きご支援を。

最後に、高裁に向け、怒りのシュプレヒコールを繰り返す

(写真提供：名倉さん)