先日買ってきたaitendoの真空管パワーアンプのキットですが、キット以外に真空管と電源トランス、アウトプットトランス等が必要です。
真空管はキットと一緒にaitendoで6P1を2本と6N2を1本買ってきました。
電源トランスは使っている真空管の定格や人様のブログなどを参考に、春日無線のKmB150Fを、アウトプットトランスは同じくOUT-54B57を、チョークトランスも同じく4B01Aにしました。(キット本体や真空管よりもお金がかかります(苦笑))
キットの説明では電源は両電源の±160〜±230VACとなっていて、基板も両電源を前提に整流回路が組んであるのですが、このトランスに合わせて1N4007 でブリッジを組んで200V出力を全波整流してキットの平滑コンデンサに入れることにしました。
またヒーター電源ですが、キットの基板はヒーター電源1系統で各真空管のヒーターに供給するようになっていますが、このトランスには6.3V/12.6V(これ以外にも14.5V/16Vがあります)の出力があるので、ヒーターに必要な容量を考えて、6.3V出力をヒーター電源の共通GNDにして0Vと12.6V出力からヒーター電源を2系統取り、6P1×1+6N2×1の系統と6P1の系統に分けて基板にジャンパーを入れてヒーターに供給しています。
トランジスターと違って高電圧ですので、木の板の上に仮組をしてみました。
まずは真空管は刺さずに各部の電源電圧等をチェック問題無いことを確認してからいよいよ真空管をソケットに刺して、いざAC100Vに接続!
煙や変な匂いはしないので、とりあえず大丈夫なようです(ホッ!)
いざCDプレーヤーを繋いでボリュームを上げてみると・・・無事に音が出てきました。
想像していた以上の音で満足です。
奥さんに聞かせてみると・・・「あら、良い音じゃない・・・音が明るいわネ!」との感想を頂戴しました。
ただハム音が結構するのであれこれと調べたら、ヒーターのグランドと回路のグランドを接続しないといけないんですね・・・
これを繋いだらハム音がピタっとおさまりました・・・メデタシメデタシ。
さて、板の上に置いたままでは実用に耐えないので、シャシーに入れることを考えます。
初めにキットの基板をシャシーの上に取り付ける形にして組んでみましたが、やはりなんかイマイチ・・・
奥さんに見せると「なんか緑色(→プリント基板の事です)のが見えてて、変なの!」と一蹴・・・( ;∀;)
それなら、シャシーの上に真空管が出るようにしてやろうじゃあないかっ!・・・ということで、真空管よりも背の高いパーツを基板から一旦引っこ抜いて
基板の裏側に付け直しです・・・
はんだシュッ太郎持ってて良かった!(笑)
基板の位置に合わせて、真空管のソケットがシャシーから面一で出るようにに加工するのが、なかなか大変です・・・
やっとこさ、皆様お馴染みの真空管アンプっぽい姿にすることが出来ましたよ~
ヒーターの明かりに真空管の中のリード線の影が映り、夜景もなかなかのモノです・・・
電子ビームがガラスに当たって出す青い蛍光も、綺麗です・・・
部屋を暗くしてこのアンプで好きな音楽を聴くと、うっとりです・・・
真空管のアンプって、いいなぁ・・・ハマりそうな予感・・・
(というか、既に2号機も構想中です)