ストレッチは運動のパフォーマンスを落とす？

ストレッチは、パフォーマンスを上げるため、怪我を予防するため、翌日に疲れを溜めないためなど、そういったことで行われていますね。

運動前の静的ストレッチはパフォーマンスを大幅に下げるとの研究もあります。
1回30秒以下の静的ストレッチは、特に運動能力への影響はない
1回45〜60秒の静的ストレッチは、その後の運動のパフォーマンスをガンと下げる

というデータもある。
その原因はよくわかってないんですが、ストレッチで筋肉や腱が伸びたり傷がついてしまい、満足な力を発揮できなくなるせいだと考えられております。
伸びきったゴムが元に戻らなくなるイメージですかね。

サッカーの練習前の準備運動は、昔からブラジル体操というのが昔からあります。
試合前のウォーミングアップで選手がリズムに合わせてやっている、あの妙な体操です。
ブラジル体操は、「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」と呼ばれるものに属します。
身体の各部位をリズミカルに動かして、軽い負荷をかけていくストレッチということです。
一般的な静的ストレッチはしていないようです。

ブラジル体操は、
① 練習前に行うことで競技パフォーマンスが向上する。
② ケガの発生を抑えることができる。

ことが認められています。
私も中学校時代、サッカー部だった時にさせられていました。

というと、「ストレッチなんていらないじゃん！」って話になりそうですが、いっぽうでは「定期的なストレッチは運動能力をあげるかも？」ってデータもある。

つまり、ストレッチは短期的には運動の能力を下げるけど、長期的には筋力をアップさせる効果があるらしい。
こういった現象が起きるのは、ストレッチで筋肉に傷がつくのが原因と考えられております。
傷が増えたせいで逆に筋肉の修復度が高まり、結果として筋力がアップするということらしいです。

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